フリーライター木村嘉代子のブログです。日々感じたことを綴っています。Copyright(C)2005-2018 Kayoko Kimura
by k_nikoniko


タグ:戦争 ( 22 ) タグの人気記事

「死を待つ少女たちと彼女たちを救う男性」デニ・ムクウェゲ医師

戦争の性暴力は日本に限ったことではない。
というのは、ウソではないでしょう。
世界中の紛争地で、多くの少女や女性たちが性暴力の犠牲になっています。
だからといって、日本もやっていいわけがありません。
日本がその慣例を容認するなんてもってのほか。
そんな悪癖は徹底的に撲滅すべきです。
日本が「慰安婦」問題と真摯に向き合い、犯した過ちを謝罪することは、同時に、世界中の戦争による性暴力の被害者の救済にもつながります。
日本が深く反省し、二度とこのような被害者を生まないように訴えるのもまた、価値ある国際貢献だと思います。
経済援助だけが国際貢献ではありません。
残忍な性暴力をなくすために、なによりも戦争をなくすために行動する日本だとしたら、それほど誇らしいことはないでしょう。

「死を待つ少女たちと彼女たちを救う男性」イヴ・エンスラー

毎年数えきれないほどの女性たちがひどい性暴力を受けているコンゴでは、デニ・ムクウェゲ産婦人科医が彼女たちの傷ついた体と心を癒している。イヴ・エンスラーはその医師を訪ね、恐怖に震えながらも希望を見出した。

私は地獄から戻ってきたばかりだ。なんとかして、コンゴ民主共和国で目にし、耳にしたことを伝える方法がないか頭を悩ませている。あなたに途中でさえぎられることなく、ページをとばさせることなく、過剰に動揺させることなく、これらの残虐な話を伝える方法はあるのだろうか?

兵士のグループにレイプされた9歳の少女の話や、ライフルの一撃で内部が吹きとんで排泄のコントロールができなくなってしまった女性の話を、どのようにあなたに語ったらいいのだろう?


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by k_nikoniko | 2018-10-06 19:57 | 社会問題

イラクで失業や水・電気の供給を求めて抗議デモ

猛暑がつづくなか、イラク南部バスラを中心に、デモが頻発している。

「ここ3か月、大きなデモがイラク全土に広がり、特にイラクの南部バスラ周辺でつづいています。特別なことを要求しているのではなく、水と電気、仕事の供給を求めているだけです」とイラク南部のバスラに住むフサーム・サラ医師は語る。
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「デモの参加者はほとんどが若者です。若者たちは大学を卒業して働きたくても、仕事に就くことができません。彼らは大学を卒業したのに、何もすることがなく、路上にいるしかないのです。
バスラのこうした若者たちが自然発生的に集まり、関係機関や大企業の前でキャンプをはじめました。それが次第に各地に拡大していきました。日に日に人数が増え、新しい人がどんどん加わっています」

「イラク戦争から15年経ったにもかかわらず、生活に必要な水と電気の供給が十分ではありません」とフサーム医師。

電気は数時間止まるため、多くの人が自家用発電機のコードを公共送電線につなげ、蜘蛛の巣状態になっているという。


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by k_nikoniko | 2018-09-05 17:28 | 国際ニュース

むのたけじさんの2014年都知事選の思い

むのたけじさんのお話を、1度だけ、間近でお聞きしたことがあります。
2014年2月3日、「原発都知事一候補に統一を呼びかける会」の記者会見。

99歳でいらしたけれど、ときどき手を振り上げ、力強い声で語られました。
そのお姿に圧倒され、強烈な印象となっていまでも残っています。
あのとき、直接お目にかかれてお話が聞けたこと、とても幸運でした。

あの日、「ジャーナリズムの道を歩んで78年目」とおっしゃい、「会場においでになっておりますマスコミ関係の方々にお願いいたします。ぜひ、こういう動きがあるということを、日本人に広めてください」と訴えられました。

が、あの席にいた記者たちの多くは、パソコンの打ち込みに一生懸命で、むのたけじさんの表情や手振りを見ていなかったのではないかと思います。
翌日の新聞やテレビではほとんど報道されませんでした。
このときの憤りは、こちらに書いてます。

あらためて、あの日のむのたけじさんのお話を書き起こしました。

動画でも観ることができます。
「原発都知事一候補に統一を呼びかける会」記者会見
むのたけじさんの登場は、25分25秒~35分45秒です。

むのたけじさんのお話
 ↓


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by k_nikoniko | 2016-08-31 17:49 | ひとりごと

季刊戦争責任研究86号に寄稿しました

日本の戦争責任資料センターが発行する『季刊戦争責任研究』第86号に、「フランス軍専用売春宿BMC」を寄稿しました。

フランス軍専用売春宿(BMC:Bordels Millitaires de Campagne)に関するフランスの文献2冊のごく一部をまとめたものです。

よかったらご覧ください。

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by k_nikoniko | 2016-08-13 22:13 | 歴史

「不思議なクニの憲法」松井久子監督インタビューのお知らせ

本日(5月1日)発売の『ビッグイシュー日本』に、ドキュメンタリー映画「不思議なクニの憲法」を制作した松井久子監督のインタビューが掲載されました。
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映画は、5月21日(土)から渋谷シネパレスで上映開始。
すでに各地での上映が決まっています。
詳しくは公式サイトで!

なお、松井監督から「自主上映会」のお願い。
参院選前は、参加者数最低10名の小規模上映会を開催いただけるそうです。
日本中に上映の輪を広げましょう!

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by k_nikoniko | 2016-05-01 09:55 | 戦争

韓国の写真家の記事掲載のお知らせ

本日(11月13日)発売の『週刊金曜日』の「『金曜日』で逢いましょう」で、韓国の写真家・ソン・スンヒョン(孫昇賢)さんを紹介しています。

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離散した朝鮮人ディアスポラを撮影しつづけているソンさん。
今年9月、北海道に残されていた朝鮮人強制労働者の遺骨115体を韓国に返還する際、10日間の全行程に同行されていました。

最終日、納骨の待ち時間にお話をうかがいました。

よかったらご覧ください。


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by k_nikoniko | 2015-11-13 23:16 | 歴史

「芸人9条の会」旗揚げ公演に行ってきました

9月5日(土)は、「芸人9条の会」の旗揚げ公演でした。
古今亭菊千代さんらが中心になって声をかけ、この会を立ち上げ、現在は60人ほどの芸人さんたちが賛同しているそうです。

プログラムは、古今亭菊千代さんの落語でスタート。
貧しかった男が死神から呪文を教えてもらい、病人を治して金持ちになる、という古典落語「死神」ですが、呪文を「安保、安保、安保は戦争法。原発大好き……」と変え、会場大笑い。

趙博さんの「世新説阿呆陀羅経」、松本ヒロさんのひとり芝居「憲法くん」、良かった。

なにより、オオタスセリさんの「お局OLラジオ体操」と「ストーカーと呼ばないで」がツボにはまってしまいました。

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by k_nikoniko | 2015-09-07 00:11 | 戦争

「安保法制反対の若者デモ」記事掲載のお知らせ

昨日(9月1日)発売の『ビッグイシュー日本版』の「2015年夏、ストリートデモクラシー」特集で、札幌の「戦争したくなくてふるえる」の若者たちの記事を書きました。

「札幌には国会ないけど、ここで声を上げることが大切」「ギャルに政治的関心を持ってもらいたい」と発起人の高島愛鳥さん。

8月15日、札幌の大通公園で、このグループが「平和したくてふるえる」の集会とデモを開催し、500人が参加しました。
大通公園に遊びにきていた小学校2年生ぐらいの男の子が、デモの呼びかけに合わせて、小さな声で「戦争反対」と言っていたのが印象的でした。
街ゆく人たちの視線が、いつもより好意的だったように思います。
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by k_nikoniko | 2015-09-02 20:27 | 戦争

ガザの友人が来日

9年ぶりにパレスチナのマジダさんと再会しました。
昨夜、一緒に来日したラシャさんと3人で、東京の街へ。

59階のスカイレストランで夕食。
うまく映っていませんが、窓の外は光輝く都会の夜景。
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東京のネオンに驚く二人。
福島第一原子力発電所の電気が東京で消費されていたことは知らなかったマジダさん。
「あんな事故があったのに、なんて残酷な」と…。

今日14日、マジダさんとラシャさんの講演会があります。
マジダ・エルサッカさん来日講演会「ガザの私たちが世界に伝えたいこと」

2009年のガザ侵攻のとき、送られてきた手記の翻訳はこちらです。
ガザからのメール(1/3)
ガザからのメール(2/3)
ガザからのメール(3/3)

昨年の攻撃はこれよりひどかったそうです。
紛争のたびに悪化する、ともらしていました。


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by k_nikoniko | 2015-06-14 10:39 | ひとりごと

敗戦70年の年に本多立太郎さんの投書から

敗戦の日の今日、本多立太郎さんの投稿をまとめた『本多立太郎 投書集 1976~2010』より、4つの投書から抜粋して紹介します。
おすすめの著書です。

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「戦争」答えられるのはあなた
……やがてわれわれ戦争体験者が死に絶えた後、知らぬが故に、男は一生に一度、軍服を着て銃を執らなければ男にならねえ、などと言い出さないと限らない。現にわれわれの見えないあたりでそのための法的手続きが用意され、国家の名による平和教育もその中身が変質されつつある。「過去を変えたり怒らなかったことにするため」の、いわゆる自由主義史観が日本近現代史をゆがめようとしている。
(「戦争の出前話」語り部 和歌山県在住=投稿) 1998年12月8日 朝日新聞「論壇」 全国4社同時掲載

天皇の責任を忘れ去れない
戦時中、日本人は皆、死に物狂いだった。当時植民地だった朝鮮、台湾の人々もそれに巻き込まれた。
私も軍服を着せられ、友を失った。しかし戦友は靖国にはいないと思っている。戦争に駆り出されて殺された者が、殺したやつらと同じ屋根の下にいられるはずはない。彼らは皆、故郷の自分の家の墓に戻っている。会いたければそこに詣でればよい。私は3人の亡き戦友の墓を詣でた。
2006年7月28日 朝日新聞「声」

今日の日本は愛し得る国か
愛国心を問う前に、まず、愛し得る国家とは、を問わねばならないのではないか。国家とは山でも海でもなく、人間が人間のために作った一つの組織、機構に過ぎないのに、これを故郷の山や海とごっちゃにするから、戦前のように国家に対する無条件の愛着と奉仕を強要されることになる。
1983年1月28日 朝日新聞「声」

戦争ばなしの出前1年
……反戦は決して理屈ではない。
しかし、私は声高に反戦を語らない。ただ事実を正直に語ればそれが直ちに戦争批判となるという特質を戦争は持っているからだ。
戦争噺は高い演壇からでなく、円座の中で互いに瞳を見合いながらするものなのだ。
決して難しいものではない。
1987年3月18日 朝日新聞「声」



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by k_nikoniko | 2015-05-01 21:57 |