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ロンドン・パリ・札幌の「大不況」暮らし

以下はそれについて2009年に書いたもの。

昨年秋の経済危機以来、日本では「未曾有の大不況」と大騒ぎしているが、私自身、こうした不景気ははじめてのことではない。
“疫病神”のようで、申し訳ないのだが、私の住むところはいつも景気が悪い。
1991年に滞在したイギリスは、サッチャー政権における経済政策のあおりで国内が疲弊し、「未曾有の大不況」の真っ只中だった。
その後暮らしたフランスも景気が停滞し、いまだ回復していない。そして、いうまでもなく日本、特に北海道。振り返ると、かれこれ20年近く「大不況」社会で暮らしてきたことになる。
経済危機に関するニュースは毎日見聞きするが、正直なところ、表層的には、日本が深刻な危機に直面しているようには感じない。イギリスやフランスで目にした貧困は、日本とは比べものにならないほどだった。
日本社会の荒み具合は、これら大国のそれとは異質である。イギリスとフランスの両国に大きな差異は見出せないが、日本とは明らかに違うのだ。
それをひとことで言えば、「豊かさ」の概念や定義の違いと表現できるのかもしれない。私は政治経済の専門家ではないため、正確な分析に基づいた議論はできない。生活者として暮らした体験から、日本、そしてイギリスとフランスの“豊かさ”について少し意見を述べてみたいと思う。

私がロンドン暮らしをはじめたのは、1991年11月のことだ。バブルで浮き足立っていた東京から移り住んだため、イギリスの衰退ぶりは衝撃的だった。繁華街には空き家が目立ち、あちこちがシャッター街化していた。
なにより驚いたのは、失業者と路上生活者の数だった。当時のイギリスの失業率は10%前後。どんより沈んだ街の道端のいたるところに、暗い表情の若者たちが座り込んで物乞いをしていた。
サッチャー政権が実施した民営化や公務員削減といった構造改革で、失業者は急増。しかも、「就労意欲の乏しさ」を理由に、福祉手当の受給条件は厳格化された。その結果もたらされた状況は、現在の日本によく似ている。
こうしたなか、ロンドンで路上生活者を支援する雑誌「ビッグイシュー」が、1991年9月11日に創刊された。販売員はホームレスの人々で、売り場は路上だ。売り上げの一部が本人の収入になり、自立の資金となる。
この雑誌の出現は強く印象に残っている。「ビッグイシュー、ビッグイシュー」と独特の口調で、ホームレスの若者たちが売っていた。エンターテイメント情報も満載の「ビッグイシュー」は瞬く間にカリスマ雑誌となり、抱えて歩くのがステイタスとされたほどだ。



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by k_nikoniko | 2015-05-27 07:40 | 掲載記事(2000~2010)

イギリスの若者が活躍できるワケ

イギリスの景気が回復したとき、若者の勢いが顕著だった。
若者の活躍の場が用意されている、と感じた。
42、3歳のブレア首相の誕生もその象徴ともいえる。
その当時、ブレア首相より年上の男性に、「若い首相でも応援するか?」と聞いたら、「もちろん」という明るい答えが返ってきたのを覚えている。
イギリス人は、若い世代に道を譲るのが上手だと思う。
若者の能力を疑ったり、いつまでもでしゃばる中高年者は少ないように見受けられる。
で、その理由も、「社会保障制度が確立していて、将来の不安が少ないからじゃない?」ということらしい。
国の基盤がしっかりしているため、自信と余裕を持って次の世代に任せることができる。がむしゃらに地位にしがみついたりしないのである。
というのは、友人の弁だ。
これもまた、妙に納得できてしまった。
「国が守ってくれるかどうかわからず、信じていいものか??」との迷いから、若者の活躍に脅威をおぼえる。ということは、大いにありそうだ。
健康で元気なのは喜ばしいことだが、若者と張り合うのは大人げない。
自分の経験を少しでも若い世代に伝え、失敗しないよう見守り、成功を応援する大人になりたいです。
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by k_nikoniko | 2006-11-23 23:49 | イギリス