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外国の模倣でない札幌らしい”文化”とは

現在工事中の札幌の駅前通りは、パリのシャンゼリゼ通りをイメージしたカフェのある風景に変わるそうです。
こうした構想からもうかがい知れるように、パリ・フランスから連想されるもののひとつとして、「カフェ」があります。
カフェはフランスの街のいたるところに存在します。
その歴史は古く、老舗のカフェは観光スポットにもなっています。
パリのカフェ第一号ル・プロコールは、フランス革命前の17世紀に創業し、現在はやや高級なレストランとして営業をつづけています。
その昔、常連客にはヴォルテールやルソー、ロベス・ピエールらが名を連ね、白熱した議論を交わしたそうです。
その近くには、サルトルやボーヴォワール、カミュ、ピカソらが通ったカフェ・ド・フロールとレ・デュ・マゴも並んでいます。
カフェで人々は出会い、交流し、そして哲学や文学や芸術が生まれる。
フランスのカフェは、単なる“ハコ”ではなく“文化”そのものであり、その“カフェ文化”は脈々と21世紀の今も受け継がれています。
カフェに集い、語り合うのは、著名人だけではありません。
学生でにぎわうカフェ、ダンプの運転手がたむろするカフェ、ゲイが中心のカフェ、町内会の寄り合いカフェなどスタイルはさまざま。
読書したり、ナンパしたりと、過ごし方もいろいろで、一般向けの哲学カフェも定期的に開催されています。
フランスでもグローバリゼーションの波には逆らえず、米国のスタンドカフェの進出で、業界は打撃を受けているそうです。
それでも、フランスが“文化”を重視しつづけるのは、それが生活と切り離されるものではなく、大きな経済効果がもたらすからともいえます。
美しい海外のワンシーンを切り取ってきても、本質を手に入れることはできません。
カフェとともに、札幌はどのような文化を育てていくのでしょう。
これまでどのような文化を築いてきたのか、壊してきたのか。
そこから再考してみる必要があるような気もします。
札幌では雪解けのこの時期、パリも空気が柔らかくなり、カフェのテラスに人が戻りはじめます。
華やかな季節の到来を、誰もが待ち望んでいるのです。

『カイ』2009年春号


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by k_nikoniko | 2018-02-23 09:42 | 掲載記事(2000~2010)