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おしゃべりな毎日

フリーライター木村嘉代子のブログです。日々感じたことを綴っています。Copyright(C)2005-2023 Kayoko Kimura   

フランスのパラサイトの親たちは日本と違う反応

2001年末、フランスではパラサイトの若者を描いた映画「タンギー(Tanguy)」が大ヒットしました。

それ以来、フランスのパラサイト現象は、「タンギー・シンドローム」と呼ばれています。

日本では未公開の「タンギー」のストーリーを簡単に紹介すると。

親と同居中の28歳のタンギー(男性の名前)は、論文の準備中で、語学学校の講師もしている。
専門は東洋で、ガールフレンドも東洋人が多い。
タンギーは、女の子を親の家に連れ込むことも平気。
68年世代(日本でいう”団塊”の世代)の両親は、息子が可愛いのだが、夫婦二人だけで楽しくやりたいとも思っている。
全く家を出て行く気配のないタンギーに嫌気がさし、両親はついに追い出し作戦を決行するのだが……。

日本で公開されなかった理由は、フランスの親の立場からパラサイトの若者を描いているからかもしれません。

二人の生活を大切にしたいから息子を追い出す50~60代の夫婦、という設定は日本ではありえないともいえますね。

親の世代の考え方や生き方の相違が、子供たちにも大きく影響しているはずですから、この映画から日本のパラサイトの抱える問題点が見えてくるような気がしました。

もうひとつ日本で受けないだろう訳は、タンギーと日本女性とのベッドシーンがあるからでしょうか。

はっきり言って、かなりイヤ~な気分になります。
「監督は、誰からこんな情報を得たのだろう?」と首を傾げてしまいました。

強烈なのは、日本女性がキッチンでタンギーの両親に会う翌朝のシーン。
彼女は親と同居しているなどと知らず、タンギーの寝室で過ごしてしまったという状況です。

この日本人女性は、心の中で悪態をつくのです。

「親がいたの? 信じられない!」みたいな。

この部分だけ日本語だったため、とてもリアルで、苦笑いでした。
親の家に女性を連れ込む息子に驚く気持ちは、わからなくもありませんが。

「タンギー」は、パラサイトを描いていても、日本の現状とはかけ離れているので、残念ながら公開されなかったようです。

でも、タンギーのような男性が、東洋人(日本人を含む)を好み、はまってしまうのかなぁ、と、なかなか考えさせられる作品でした。


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by k_nikoniko | 2006-02-07 21:37 | ーフランスの若者