海外留学は日本の国際化に貢献しているか?
2019年 10月 15日
日本でグローバル化、国際化がいわれて久しい。英語第二公用語化という提言もだされ、国際時代に備えて、さまざまな試みがなされている。しかし、実際はおそまつな現状といってよく、秘境ツアーでの邦人殺害、小樽市の外国人入浴拒否など、国際的ではない一面がクローズアップされる事件はあとをたたない。
上記の文章は、2000年に書いたものです。
「留学帰国組の陽と陰 ~海外留学は日本の国際化に貢献しているか?~」とタイトルをつけ、雑誌に売り込もうと作成した企画。
いまも状況はさほど変わっていないようなので、アップしました。
7年ほど前に、語学留学のパンフレット作成のために、何本か原稿を書いたのですが、自分が経験した語学留学(1990年代)の現実と、パンフレットに書かなければならない内容があまりにも違い、辛くなったことがあります。
日本の人はなぜ国際感覚を身につけられないのか。
社会的な問題のような気がします。
以下、20年前の企画の内容です。
しかし、一部の留学生を除いて、多くの帰国組は日本のシステムに順応し、国際感覚を風化させていく傾向にあるようにみえる。大枚はたいて得たものは、何の価値もないものだったのか?
海外生活経験者が国際人感覚を失う理由は、どこにあるのだろう。
外国を経験した人に対しての好奇の目、日本人にもかかわらず外人扱いする態度、大げさとも言える褒め称えなどがあり、帰国組は居心地の悪さを感じる。
外国に住んだというだけで外人気分に浸っている、日本や日本人への蔑視、帰国組同士だけで固まるなど、自分はちょっと違うと見せつけるため、周りから鼻持ちならないヤツと思われる。
これらのことが、予想されるが、実際はどうか?
帰国組とそうではない人の溝があるとしたら、それは日本だけの現象なのか? アジアなど他の国の留学生は、どのような考えを持ち、自国の人々の反応はどうか?
日本は国際化しているのか、今後していくのか? 留学生を通して、探ってみたい。
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by k_nikoniko
| 2019-10-15 09:32
| 社会問題