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マクロン陰の顧問サルコジ(ルモンド紙 2018年12月11日)

「テレビ演説前にマクロンは前大統領のサルコジと会談」記事の抄訳が届いたので、アップします。
7日に、マクロンの要請でサルコジがエリゼ宮を来訪し、昼食を共にした。先週土曜の「黄色いベスト」のデモ前日のことだ。そして、デモを取りやめてくれるように購買力上昇のための政策を示したマクロン演説の三日前のことである。

マクロンの決定にサルコジは確かな影響力を持ち、今回の演説の「共同執筆者」だとまでマクロン側近の一人は言う。しかし、サルコジの周囲は「そんなことはまったくない」と否定する。「サルコジは政界と距離を置いている。民主主義のために前任者の経験を分かち合っただけだ。大切なのはフランスだ」。「マクロンのミスで生じた火を消すために、前大統領が現大統領と話すのはいいことだ」。「異常なのは、2012年から17年までオランド大統領が我々の助言を聞かなかったことの方だ」と元内務大臣は述べる。彼も現内務大臣と来週会談を持つ予定である。

大統領側もサルコジとの会談事実を認める。他の政敵と異なり、今回の危機に際してサルコジはまったく口を閉ざしていた。それが会談を導いた。

しかし大統領の党、特にその左派はマクロンとサルコジの接近を危惧する。「より多く稼ぐためにより働けと言うサルコジの助言に耳を貸し、マクロンと同様、フランス人の一部から嫌われながらも支持基盤を維持した前任者のやり方から学ぶこと自体は問題でない。しかし、アイデンティティと移民問題に関してサルコジと同じラインを採用してはならない」。


by k_nikoniko | 2018-12-13 19:12 | フランス
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