フリーライター木村嘉代子のブログです。日々感じたことを綴っています。Copyright(C)2005-2018 Kayoko Kimura
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サッカーの勝利で活気づくフランス

28日のフランスはW杯づくめでした。
テレビのトップニュースも、新聞の一面も、すべてフランス代表の勝利について。
テレビのキャスターも上機嫌で、VTRに登場する人々もニコニコ顔。サポーターだけでなく、政治家も、ビジネスマンも、男も女も、若者も高齢者も、みな満足した表情でした。
この日からちょうどバーゲンが始まり、ルンルン気分で買い物をした人も多く、初日の客の出足は好調だったようです。
サッカーがこれほど国民を元気づけるとは! あらためてサッカーの力を見直しました。
これほど盛り上がったのは、フランスの準々決勝進出が単なるサッカーの勝利ではなく、フツフツとくすぶっていた国民の不満を解消するきっかけになりそうだからです。
昨年秋から、移民たちの暴動や、就職政策に対する若者の抵抗があいつぎ、フランスにはどんより重い空気が漂っていました。その暗さを払拭したのが、今回の勝利です。
平均年齢30歳というフランス代表の中で、22歳のリブリーの活躍は、若者たちに希望を与えたでしょう。
フランス代表を構成しているのはほとんどが移民の子供たちで、彼らの堂々とした姿は、多くの移民たちの励ましになると思います。
国営放送フランス3の夜のニュースでは、移民に否定的なサルコジ内相が生出演し、女性キャスターにフランス代表の勝利について質問されていました。
彼は、「サッカーが好きだし、フランス代表はすばらしい」と褒め称え、キャスターに「フランス代表を応援しますか?」と聞かれたら、「もちろん応援する」と答えていました。サルコジ内相は日頃移民に冷たい人物なので、このやりとりはかなり矛盾しているように感じましたが。
いずれにしても、憂鬱な姿を見るより、はしゃいでいるフランス人を見ていたほうが、楽しいので、フランス代表に感謝したいところです。
フランス人は7月1日のブラジル戦を心待ちにしています。98年にブラジルを破って優勝しているだけに、すでに思いは“優勝”で、ベルリンに行く気になっています。
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by k_nikoniko | 2006-06-29 21:05 | サッカー
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