英仏独のパラサイトシングル
2006年 02月 12日
日本のパラサイトシングル現象が、フランスのリベラシオン紙(2000年4月17日)で紹介された。
このパラサイトシングル現象は、日本に限ったことではない。
イギリスでは、マミーズ・ボーイ、フランスではカンガルー・ジェネレーション、ドイツでは、ホテル・マンマ(ママ)現象と呼ばれ、親と同居する若者が増加している。
ヨーロッパで親との同居が増えたのは、経済的な理由が大きい。イギリス(特にロンドン)では賃貸料や住宅の価格が高いこと、フランスでは若者の就業率が低下し、生活費を稼げない人が増加しているなどが主な理由である。
しかし、経済問題だけでなく、子供や親の考え方の変化、女性の自立に対する男性の考え方の変化なども影響している。
ヨーロッパで若者の親となっているのは、自由を主張し、闘ってきた世代(60年代の若者たち)だ。戦争や飢えなど、人生の厳しさを知らない親たちは、子供を甘やかす傾向にある。
また、子供たちの就学期間が延長し、20代半ば以降も大学に残る人が増えた。親元にいながら、社会人としての経験を十分に積み、それから自立するというコースを進む傾向にある。
<イギリス>
20~35才の男性の約1/3が親と同居(女性は1/6で男性の半分)。
70年代後半は、1/4の男性のみが親と同居。
ある心理学者は、「女性が強くなり、ガールフレンドを見つけられない男性が増えたのが、自立を遅らせている理由」と語っている。 <フランス>
21~24才の半分、25~29才の1/5が親と同居。
現在の若者の収入は、親の世代が若いときの半分ほどで、独立が難しくなっている。
家族と同居でも、恋人を泊めることに抵抗を感じず、ホテル化している若者も目立つ。子供を手放したくないという親のエゴも問題である。
<ドイツ>
23~24才の45%、30代の11%が親と同居。
ドイツは主婦の就業率が50%と低く、教育熱心な母となり、過保護になりやすい。
by k_nikoniko
| 2006-02-12 08:25
| ーフランスの若者

