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英仏独のパラサイトシングル

日本のパラサイトシングル現象が、フランスのリベラシオン紙(2000年4月17日)で紹介された。
「日本の若い独身者は、男性の60%、女性の80%が親と同居している。東京周辺に住むパラサイトシングルの若者の平均月収は50万円で、そのすべてを、洋服、夜遊び、海外旅行に費やしている。日本の甘やかされた若者は、“努力の意識”を失っている。親の過保護、男女性差別、自由がありそうで実際は保守的な閉ざされたカプセルの社会環境が、これらの若者を作り出している」

このパラサイトシングル現象は、日本に限ったことではない。
98年8月、レクスプレス誌に掲載された記事の翻訳。

イギリスでは、マミーズ・ボーイ、フランスではカンガルー・ジェネレーション、ドイツでは、ホテル・マンマ(ママ)現象と呼ばれ、親と同居する若者が増加している。
ヨーロッパで親との同居が増えたのは、経済的な理由が大きい。イギリス(特にロンドン)では賃貸料や住宅の価格が高いこと、フランスでは若者の就業率が低下し、生活費を稼げない人が増加しているなどが主な理由である。
しかし、経済問題だけでなく、子供や親の考え方の変化、女性の自立に対する男性の考え方の変化なども影響している。
ヨーロッパで若者の親となっているのは、自由を主張し、闘ってきた世代(60年代の若者たち)だ。戦争や飢えなど、人生の厳しさを知らない親たちは、子供を甘やかす傾向にある。
また、子供たちの就学期間が延長し、20代半ば以降も大学に残る人が増えた。親元にいながら、社会人としての経験を十分に積み、それから自立するというコースを進む傾向にある。
親も子も同居の長所を認める一方で、価値観やライフスタイルの違いに悩んでもいる。親を便利に使い、家をホテル化しているとの指摘もあるものの、お互い大人であることを尊重しつつ、親子関係をうまく築いていこうと努力しているようだ。

<イギリス>
20~35才の男性の約1/3が親と同居(女性は1/6で男性の半分)。70年代後半は、1/4の男性のみが親と同居。
ある心理学者は、「女性が強くなり、ガールフレンドを見つけられない男性が増えたのが、自立を遅らせている理由」と語っている。

<フランス>
21~24才の半分、25~29才の1/5が親と同居。
現在の若者の収入は、親の世代が若いときの半分ほどで、独立が難しくなっている。
家族と同居でも、恋人を泊めることに抵抗を感じず、ホテル化している若者も目立つ。子供を手放したくないという親のエゴも問題である。

<ドイツ>
23~24才の45%、30代の11%が親と同居。
ドイツは主婦の就業率が50%と低く、教育熱心な母となり、過保護になりやすい。


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by k_nikoniko | 2006-02-12 08:25 | 男と女
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