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おしゃべりな毎日

フリーライター木村嘉代子のブログです。日々感じたことを綴っています。Copyright(C)2005-2023 Kayoko Kimura   

留学経験者は国際化のカギ?

海外留学は日本の国際化に貢献しているか?
ということを、帰国したからずっと考えています。

日本の国際化については、さまざまな試みがなされています。

ついに、小学校でも英語の授業が始まるといいます。

しかし、実際は国際化が成功しているとは思えないのです。

一方で、海外留学熱はあいかわらずのようです。

ということは、外国で暮らした経験のある人、いわゆる国際人は、増加しているともいえます。
これらの人々が、帰国後、留学経験を生かした生活をしているとしたら、日本も国際社会の一員として、後ろ指さされない国になるはずです。

にもかかわらず、一部の人を除いて、多くの帰国組は日本に順応し、国際感覚を風化させていく傾向にあるようにみえます。

大金をつぎ込んでも、やがて消えていく国際感覚です。
海外生活経験者が国際人感覚を失う理由を考えてみました。

<外国帰りを煙たがる風潮>
悲しいことに、海外生活をした人は、日本人にもかかわらず外人扱いされがちです。
反対に、大げさともいえるほど羨望の目で見られ、居心地の悪さを感じる人もいます。

<海外生活を自慢する高慢さ>
外国に住んだというだけで、自分はちょっと違うと外人ぶる日本人もいます。
日本人を蔑んだり、帰国組だけで固まるなどして、周囲から嫌われてしまいます。

帰国組との間の溝ができるのは、日本だけの現象なのかはよくわかりません。
日本の目指す国際化が何なのか、少し曖昧ですね。


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by k_nikoniko | 2006-05-16 23:38 | ひとりごと