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袴田事件につづいて再審を認めるわけにはいかない?

今週21日、恵庭OL殺人事件の再審請求に対し、札幌地裁は再審を認めないと決定を下しました。

弁護団や支援者はもちろんですが、たぶんマスコミも、意外な結果に驚いたのではないかと思います。
というのも、札幌地裁(加藤学裁判長)は昨年2013年9月20日に、遺体の発見現場で現地調査を行い、積極的な姿勢をみせていたからです。再審請求において、裁判所が主導して現地調査を行うのは、極めて異例なことです。


この調査には、加藤裁判長はじめ、裁判官、検察官、弁護人が参加。
一行は遺体の発見現場を確認し、炎の目撃者3人の自宅付近から現場を見た後、大越さんの姿が監視カメラに残されていたガソリンスタンドまでの約15キロの道路状況などを調べました。

「札幌地裁の真剣な取り組み」に、弁護団や支援者は期待をかけていたのです。

しかし、そうした現地調査がどう生かされたかは示されることなく、再審は認められませんでした。

袴田事件につづいて、再審を認めるわけにはいかない。

そうした歩調合せの決定ではなかったのか?


恵庭OL殺人事件は、大越さんが犯人である「可能性」が高いという状況証拠を連ね、「これほどの状況証拠が重なるのは偶然とは言い難く、他に犯人は考えられない」と裁判所は再審を認めませんでした。

不幸にも、大越さんには自分を不利にする偶然が重なって降りかかってしまったのだと思います。
袴田事件の直後の再審可否決定だったのもまた、“不幸な偶然”だったと…。



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by k_nikoniko | 2014-04-23 09:39 | 社会問題
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