フリーライター木村嘉代子のブログです。日々感じたことを綴っています。Copyright(C)2005-2018 Kayoko Kimura
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ロンドンでテロがありましたよね

忘れてしまいそうな事件です。約1年前、確かにロンドンでテロが起きました。
久しぶりに、BBCのラジオ放送を聞いたら、そんな話が出たので思い出しました。
先日、ロンドン在住の友人と話していたら、「テロの影響か、自転車に乗る人が増えた」と言っていました。
日本にいると、海外で起きた出来事がほとんど縁のないものに思えてしまうのですが、それは決していいことではないですね。
昨年の7月、こんなことを書いていました。

犯人の出身地として紹介されるリーズは移民の町のようですが、移民の多い惨めな町といった扱われ方なので、実際のところはどうか少し調べてみました。
というのも、移民の多い町はリーズだけではなく、ロンドン市内にもそのようなエリアはあります。
フランスの地方都市、いや小さな町も移民コミュニティーを抱えています。
リーズと似た地名で、フランス北部にリールという町がありますが、そこも北アフリカ移民が多いことで知られています。
つまり、リーズのような町は、イギリスやフランス(たぶん他のヨーロッパ諸国でも)では当たり前のごとく存在し、特別ではないのです。
リーズだけが異様な町だと勘違いされるような紹介が気になります。リーズの人も納得いかないはずです。
余計なお世話といえばその通りですが、やはり誤解なだめでしょう。
リーズについては何も知りません。リーズ城のある町だと思っていたら、全く違いました。
市役所のホームページは、驚いたことに、英語以外に9カ国の翻訳つきでした。
わかったのは漢字(中国語)だけで、アラブ語、ベンガーリー語、グジャラート語、ヒンズー語、クルド語、パンジャブ語、ウルドゥー語、Farsi(何語だろう?)と、アルファベット以外の文字が並びます。いかに移民が多いかは、これだけでわかります。
羊毛の産地で、1469年に羊毛工業が始まったそうです。
ホームページに、「14日に市役所前の広場で黙祷を行う」と告知されていたのが悲しいですね。市民はどんな気持ちで過ごしているのでしょう。
ところで、英国タイム紙には、犯人のプロフィールが詳しく掲載されていました。
全て実名、妻の名も、家族も、住所も、コメントした隣人の名も。
この率直さ、さすがイギリスではありますが、少し恐ろしい気もします。
それを読む限り、どこにでもいそうな庶民です。
隣人たちが、声をそろえて、「いい人だった」と語り、なんともやりきれないです。
犯罪者を擁護するつもりはありませんが、なぜか釈然としません。
追い込まれざるをえない人々が多数いる社会は、やはりおかしい。
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by k_nikoniko | 2006-05-11 23:11 | イギリス
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