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「黒い雨」内部被ばくの告発

広島の友人にいただいた『「黒い雨」内部被曝の告発』を読みました。

原爆によって生じた原爆雲は放射性降雨となり、爆心地だけでなく、広範囲にわたって「黒い雨」を降らせました。
その雨や埃、塵の放射能で内部被ばくした被害者は、急性の被ばく症状に苦しみ、その後もがんなど、さまざまな病気に悩まされています。
しかし、こうした人々は、被ばく者として認められていません。
広島市と県は実態調査を行い、2010年に「黒い雨は国の指定地域の6倍の範囲に降り、未指定地域住民は被ばく者に匹敵する健康不良状態」であるとの報告書を発表し、国に被爆地の指定を広範囲にするよう要請しました。
厚労省は検討会を設置し審議しましたが、2012年5月29日の第8回検討会で、「身体的影響については判断できない」「精神的健康状況の悪化は、放射線被ばくへの不安や心配によるもの」として、新たな降雨地域認定は困難でありとの結論をまとめました。

結論を出したのは、福島第一原発事故後です。
「黒い雨」の被害地域の拡大を認めてしまえば、福島でも同じことをしなければならない。

広島の「黒い雨」の被害者の声は、近い将来の福島第一原発による被害者の声そのものといえるでしょう。

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発行:広島県「黒い雨」原爆被害者の会連絡協議会
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by k_nikoniko | 2013-08-06 08:15 |
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