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おしゃべりな毎日

フリーライター木村嘉代子のブログです。日々感じたことを綴っています。Copyright(C)2005-2023 Kayoko Kimura   

全仏オープン中はパリ市役所前にテニスコートを設置

6月、テニスの全仏オープンが開催されていた期間、パリ市役所の前にテニスコートが設置されていました(2010年のことです)。

「こんなところでテニスしてる~」と思わず撮影。
わかりずらいかもしれませんが、下の写真はその様子です。
大型画面では全仏オープンの試合が流れ、じっと見つめる人も。
全仏オープン中はパリ市役所前にテニスコートを設置_f0016260_14585778.jpg







全仏オープン中はパリ市役所前にテニスコートを設置_f0016260_14592054.jpg












この少し前には、シャンゼリゼ大通りが農場に変身するというイベントも行われました。
それについては、ビッグイシュー8月1日号に書いてます。
パリのシャンゼリゼ大通りが突如「農場」に!

路上が舞台、ハコじゃなくて発想が大事

立派なハコを作ることが、文化レベルのアップにつながるわけではありません。
パリのイベントを見て、つくづくそう思います。
新しい建物がなくても、既存の場で遊びを作ることができるのです。

流行は変化するし、社会状況も先が読めません。
巨額を投じて劇場などを作っても、できあがったときに、世の中どうなっているのやら???
であれば、今ある環境を最大限に活用し、現代のトレンドを取り入れた面白い文化イベントにお金を費やしたほうがいいのではないでしょうか。

パリ市役所前のテニスコートやシャンゼリゼ大通りの農場も、すべてが無料というわけではないけれど、見学するだけならタダ。
ぶらぶら眺めて歩くだけでも、なんだか「カルチャー」的な気分にひたれます。

日本は、「文化」にお金がかかりすぎ。
大劇場となると、貧乏人には敷居が高い。
お金がなければ文化的生活を楽しめないなんて、おかしいですよね。


by k_nikoniko | 2015-06-03 08:54 | フランス