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フリーライター木村嘉代子のブログです。日々感じたことを綴っています。Copyright(C)2005-2018 Kayoko Kimura
by k_nikoniko


9月最後の日

気づいてみれば、今日で9月も終わり。
月の半分は札幌にいなかったので、日々の過ぎるのも早かった。
少し時間ができたので、この季節ならではのお菓子を焼いた。
タルト・タタン。
おばちゃんのタルト、という名のフランス風リンゴパイ。
フランス菓子のなかで、最も好きかもしれない。
滝川市の道の駅で、「あかね」を見つけたので、2袋購入。
「紅玉」や「あかね」など、酸味が強くて身の引き締まったリンゴでなければ、おいしく仕上がらないのだ。
本当は、キャラメル色になるはずだけど、紅くなってしまった。でも、味は悪くないので満足。
「紅玉」や「あかね」の旬はすぐに終わってしまうので、あと2~3回は作りたいところ。

昨夜は、グラミン銀行総裁のムハマド・ユヌス氏の講演を聞く。
穏やかでいて、説得力があり、シンプルな英語によるお話しは、人の心をつかむ。
久しぶりに、質の良いスピーチを聞いた。
その言葉にウソがない(と感じさせる)スピーチからは温かいお人柄が伝わる。
ユヌス氏の経済的自立支援による貧困からの脱出についての話は興味深かった。
私はカンパやボランティアが好きではないので―少し説明すると、カンパによる一時的な施しは問題の根本的な解決にはならず、ボランティアは無責任体質になりがち、だと思うから―、そうではないやり方での支援として参考になる。
面白かったのは、福祉依存の否定。
自分で自分の面倒を見ることができるようになれば、福祉に頼る必要がなくなる、とのこと。
ヨーロッパの福祉社会が抱える問題への批判も含まれていて、考えさせられた。

ところで、最近、日本のエリートにはノブレス・オブリージュ(高貴な義務)にふさわしい人が少ない、という話をしたばかりで、ソーシャルビジネスにしても、グラミン銀行にしても、ノブレス・オブリージュの精神があってこそ成立するような気がしてきた。
ユヌス氏を囲むシンポジウムを通して、ノブレス・オブリージュとは何か、が少し見えたのも収穫かな。
by k_nikoniko | 2009-09-30 00:52 | ひとりごと
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