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札幌の自主夜間中学が公立化か

2月15日、札幌市の秋元克広市長が、市立向陵中学で週1回行われている自主夜間中学「札幌遠友塾」(遠藤知恵子代表)を訪れ、4クラスの授業を約20分見学した。
この視察の前週6日に、札幌市議会文教委員会で、「公立夜間中学の早期開設を求める陳情」が全会一致で採択されたばかり。昨年12月には、各都道府県に最低1校の公立夜間中学の設置を盛り込んだ法案が成立している。
義務教育の未修了者らが学ぶ公立夜間学校は8都府県に31校あるが、北海道には存在しない。
秋元市長は受講生約50人の前であいさつし、「地方自治体として、具体的に検討していく時期になってきている。多くの方に学習の場を提供できれば」と強調した。
ただ、「国の動きと合わせて」とも述べ、学習指導要領など国の指針が出るのを待つ姿勢だ。
14日に文科省が公表した小中学校の学習指導要領改定案では、中学の総則に「夜間中学などに通う学齢を経過した者への配慮」が加わり、「年齢、経験などの実情を踏まえ」「指導方法や指導体制の工夫改善に努める」と記されている。
夜間中学に通う生徒の層は、地域により異なる。北海道は戦後の引揚者や移住者のなかに未就学者が多く、高齢者の割合が高い。
「実際に見ていただいたのは大きい。市長からいろいろ質問が出た。”国の枠組み”の発想を変えないと。学習指導要領に合わせた授業は絶対むり」と遠藤代表は言う。
「北海道に夜間中学をつくる会」(工藤慶一代表)は9年前の陳情廃案を機に札幌や北海道の各会派の議員に働きかけ、国への「法案整備を求める意見書」提出や「未就学者の実態把握のための国勢調査の『教育』項目の改善」要請など、全国に先駆けて進めてきた。
工藤代表は、「まず協議会で議論を重ね、中身を詰めていく。北海道から流れを作っていきたい」と夜間中学の公立化に意欲を示した。

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『週刊金曜日』2017年2月24日号


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by k_nikoniko | 2017-06-16 08:36 | 掲載記事(2011~)

通信制中学の記録映画『まなぶ』の太田直子監督

今日発売の『週刊金曜日』で、通信制中学の記録映画『まなぶ』の監督の太田直子さんを紹介しています。

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by k_nikoniko | 2017-03-24 11:54 | 掲載記事(2011~)

札幌の自主夜間中学が公立化か

今日発売の『週刊金曜日』に札幌の自主夜間中学「遠友塾」について書きました。

ちなみに、松戸市が一番のりで、自主夜間中学の公立化を表明。
札幌も後につづいてほしい。

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by k_nikoniko | 2017-02-24 11:36 | 掲載記事(2011~)

約126万人が義務教育未終了

夜間中学の必要性訴える

 12月1日・2日、東京都内で第62回全国夜間中学校研究大会が開催され、教師、生徒、関係者ら約200人が全国から参加した。
 夜間中学は、義務教育を修了できなかった人たちが通う学び場。戦後の混乱期、昼間通学できない子どもたちのために、1947年ごろから各地に誕生した。
 日本の義務教育未修了者数は、85年の国会答弁で約70万人と表明されたが、その後政府は実態調査を行っておらず、正確な数は把握できていない。全国夜間中学校研究会の2003年の調査では、約126万人と推計されている。
 一方、公立夜間中学は、千葉、東京、神奈川、京都、奈良、大阪、兵庫、広島の8都府県に31校あるのみで、生徒数は1849人(15年5月現在)にとどまる。
 それ以外の自治体は、有志が自主夜間中学を運営している。
 札幌では、26年前に自主夜間中学「札幌遠友塾」が開校した。場所の確保などで苦労を重ねながらも、今年3月までに384人が卒業。現在、旭川と函館にも「遠友塾」が存在する。北海道は、樺太や満洲からの引揚者、農漁村や炭鉱地への移住者のなかに、教育の機会を失ったケースがみられるという。10年国勢調査によると、15歳以上の未就学者数は大阪府に次いで2番目に多い7374人、未就学率は全国で10番目だ。
 7日に成立した教育機会確保法には全都道府県に最低1校の公立夜間中学設置が盛り込また。公立夜間中学の開設を求めてきた「北海道に夜間中学をつくる会」の工藤慶一代表は、「『お願い』ではなく、対等な立場で行政と交渉できるようになった」と言う。
 在籍者は変遷し、中国からの引揚者、不登校生、90年代以降は新渡日外国人が増加している。
 前述の研究大会では、3人の現役生が、敗戦後の貧困、居所不明、いじめといった自らの体験を発表。学校で学ぶ喜びを語り、夜間中学の必要性を訴えた。
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『週刊金曜日』2016年12月16日

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by k_nikoniko | 2017-02-16 13:11 | 掲載記事(2011~)

伊那小学校 生きる力をはぐくむ総合学習

朝9時を少し回った伊那小学校。授業中のはずなのに、廊下には子どもたちの元気な声が響いている。
「子どもたちは大騒ぎしてますけど…」と本多俊夫校長は苦笑し、こう続けた。「ここでは『静かにしろ』など一切言いません」
伊那市立伊那小学校には、チャイムがなく、通信簿がなく、固定化された時間割もない。公立でありながら、30年以上も総合学習・総合活動に多くの時間を割いてきた小学校だ。
本多校長が昨年4月に赴任したときの第一印象は、「『はじめに子どもありき』を地で行っている学校。口だけでなく、本当に実践している」だった。では、この学校が大切にしている「内から育つ」とは、どういう授業なのだろう?
この日、3年夏組の子どもたちは、妊娠したブタ“さなちゃん”のエコー写真を見ていた。「子ブタさんがどこにいるか、赤ペンで丸をつけてみよう」と中村琢磨教諭。子どもたちは「耳みたいのがあった」「ブタさんっぽい形になってる~」と思い思いの言葉を発し、周囲の子と見せ合いながら、エコー写真に丸をつけていく。
さなちゃんは、夏組の子どもたちが1年生のときに飼育をはじめたブタだ。昨年9月に出産し、子どもたちは9頭の子ブタを育てたが、話し合いの末、今年5月に子ブタを出荷。その後、さなちゃんにもう一度子ブタを産んでもらおうということになった。文字通り、生命の誕生から、動物を育てる大変さ、自分たちが普段食べている物まで、総合的に学んでいく。出荷の前には、子どもたち同士で何度も議論を重ね、地元の養豚場の方の話を聞いた。
「子どもたち自身が問題を解決していけるように授業を進めますが、反省することもあります」と中村教諭。「自分の中で『出荷の理由』を決めつけてしまい、そこにつなげようとしたんです。でも、子どもたちが思ってもないことを学習させようとしても、生き生きとかかわってこないんですよね。最終的に子どもたちが『出荷の理由はいろいろあっていいんだよ』と言いだし、『あ、そうか』と逆に教えられました」
中村教諭は新任教師として、4年前に伊那小にやってきた。授業の組み立ては先輩の教員に相談したり、教えてもらったりする。「授業は大変ですが、子どもたちと一緒に私も学び、それがすごく楽しいからがんばることができる、という気がしますね。私自身は小学校の思い出がほとんどないんですが、ここの子どもたちは、1年や2年のときの話してくれます。それだけ充実した学校生活が送れているんでしょうね」

風力発電所を見学、風車づくりは専門家のアドバイス

6年勇組は、風力発電に挑戦していた。授業を行う場所は、教室ではなく、渡り廊下。教室で机に向かい、静かに授業を受けるイメージとはまったくかけはなれた風景がそこにあった。「学ぶ材料は外に山積みされているから、雨が降っていないときは屋外に出なさい」。これがこの学校のモットーでもある。
渡り廊下の“アトリエ”では、子どもたちが4~5人のグループに分かれ、それぞれ形も大きさも違う風車作りに取り組んでいた。
糸のこぎりで羽の部分を切ったり、設計図とにらめっこしたり、隣のグループの様子をうかがったり。とにかく、子どもたちは動き回り、しゃべりつづけている。小学校6年生といえどもあなどるなかれ。専門用語が飛び交い、風車を見つめるまなざしはプロっぽい。
「ベアリングや風受けの面積がどうとか、そういう話が通じる小学生はいない、と言われました」と星野忠祐教諭は笑う。
このクラスは4年の5月にかざぐるまを作り、9月ごろから「風車」をめざしはじめた。伊那市近辺には風力発電所がない。そこで、臨海学習で渥美半島の風力発電所を見学。修学旅行では三菱重工横浜製作所を訪ねた。伊那小の修学旅行の2日目は、それぞれが総合学習に結びつく見学場所に行くのが恒例。子どもたちは自分たちの風車を持参し、専門家のアドバイスを受けた。
「全部で8チームあるけど、競争はしてません。競争目的でやるとあれなんで……。ゴールはイルミネーションとおでん!」と男子児童。
星野教諭は「3.11が起こり、原発事故がニュースになり、風力発電が注目を浴びてきました。子どもたちも、『すごいことやってる』という気持ちが自然に出てきましたね」
電圧を測っていた子どもたちは、「針が動かない」と困り顔。「理科の教科書に載ってただろう」と星野教諭に言われ、ひとりがものすごい勢いで走って教科書を取りにいった。
「教科学習も意識します。文科省が定めた学習内容に取り組まず、卒業させるわけにはいかないので。でも、総合学習の発展として扱うことにより、子どもの意識も違ってくる。今は算数の『拡大・縮小』を取り入れて、子どもたちは風車の1/5や1/10の縮図を描いてます」

禁止された網漁、漁業協同組合と交渉、許可をとる

このように、伊那小学校では30年以上もの間、牛や羊、ニワトリといった動物の飼育から、森や川などの自然とかかわる学習、クッキー作り、織物や焼き物まで、多様な総合学習を行ってきた。
たとえば、市内を流れる天竜川に親しんでいる子どもたちは、「魚をとりたい」と活動を開始。郷土資料館で「四つ手網」という方法を発見するが、天竜川では網漁が禁止されている。教師の心配をよそに、子どもたち自ら「天竜川漁業協同組合にお願いしよう」と提案し、交渉して許可をもらう。
また、平均寿命を越す学校の桜を守るために、桜守の活動をはじめた学年もあった。桜の病気をインターネットや本で調べ、桜で有名な高遠町の桜守の方に相談し、治療をはじめ、健康状態を観察した。桜の木に釘が打たれているのを知り、「痛いと思う」と釘を抜く作業もつづけた。こうした専門性の高い活動が評価され、伊那市長谷の美和ダムの「美和ダム桜守」として、ダムを管理する国土交通省からも任命された。
しかし、伊那小学校を卒業すると、中学では教科学習が待っている。子どもたちに戸惑いはないのだろうか?
卒業生へのアンケート調査では、「進学には直接役立たなかったが、やりとげる力は身についたと思う」「大学のときは小学校時代の知識に偏りがあるかな、と振り返ることもあったが、社会人になり、課題解決する能力がついているのは総合学習のおかげだと感じている」といった感想が述べられている。また伊那小の教師たちは、30年以上にわたって総合学習を続けてこられた理由は、授業を通した地域とのつながり、そこから生まれる地元の人々の理解や評価があったからだと話す。
福田弘彦教頭は次のように語った。
「保護者から心配の声がないわけではないのですが、本校では困難に遭遇したときにどうするかなど、人として生きていくうえで大切なものを学んでほしいと思っています。進学や転校をしても、ここで学んだことを生かすことができる。なぜなら子どもたちは『生きる力』を身につけているからです」
風車づくりの手を休めずに、子どもは答えた。「忙しいです。でも、学校は楽しいです!」

『ビッグイシュー日本版』(2012年10月15日)掲載


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by k_nikoniko | 2015-06-12 08:23 | 掲載記事(2011~)

差別撤廃委員会で朝鮮学校問題を指摘

8 月 20日・21 日、スイスのジュネーブで国連・人種差別撤廃委員会が行われ、委員6名から日本政府に対し、「高校無償化」制度からの朝鮮学校除外問題、そして、地方自治体による補助金削除問題について、質問があったそうです。

在日朝鮮人人権協会からの先ほど届いたリリースより。

20日の日本政府本審査では、全委員18名の3分の1にあたる6名の委員が、「高校無償化」制度からの朝鮮学校除外問題および地方自治体による補助金停止問題について繰り返し言及しました。
日本政府報告担当のケマル委員(パキスタン)は審査冒頭で、日本政府報告の概括的な分析として、「朝鮮学校では政府から資金援助がなされていない」と指摘。
ユエン委員(モーリシャス)は、「中華学校や欧米系の外国人学校があるなかで、朝鮮学校だけが別扱いされている」と語りました。
また、クリックリー委員(アイルランド)は、「朝鮮学校の児童・生徒たちは、日本で継続する差別のために制服を着られなくなっている」と指摘しました。
これらの質問やコメントに対し、21日午前、日本政府は、「『高校無償化』制度からの朝鮮学校除外は差別にあたらない。 今後、朝鮮学校が学校教育法第1条に定める学校となるか、共和国との国交が回復すれば審査の対象となりうる」と回答。
また、「地方自治体の補助金は自治体の独自の判断のため、国として保障することは考えていない」との見解を示しました。
この回答に対し、ケマル委員は、「文化や言語の保護・維持という役目を果たしている朝鮮学校を援助することを、委員会は日本政府に期待する」と発言。
さらにユエン委員は、「委員たちがこのような同じ質問を繰り返さなければならない理由は、日本政府による適正な回答が得られていないからである」とコメントし、「『高校無償化』制度からの朝鮮学校除外は差別の問題ではないのか。人権侵害を受けるのは朝鮮学校に通う学生たちだ」と日本政府を批判しました。
同審査では、ヘイトスピーチ問題や日本軍性奴隷制問題も議論の焦点となったほか、在日朝鮮人高齢者・障がい者の無年金問題、また 1923 年関東大震災時の朝鮮人虐殺の問題についても質問が提起されました。

同委員会による勧告は9月に出され、そこで「朝鮮学校への差別に関する内容」が入る可能性は高いと思われます。


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by k_nikoniko | 2014-08-22 08:59 | 社会問題

子どもの楽園はどこに

子どもはどの国で生まれるのが幸せか? 本人には選択の余地がないわりに、その後の人生に多少なりとも影響する問題といえる。
以前、妊娠した友人が興味深い手紙を送ってきたことがある。日本では妊婦がお産について学ぶ教室が開かれており、そこに通う“将来の母親”たちは、えらく気合が入っているという。お腹の中にいるうちから、わが子の人生設計を立ててしまっている親がいるというのだ。子どもが誕生したら、どこの幼稚園、そしてどこの小学校、と、特に東京など首都圏に住む親は忙しい。子どもの意思など考える余裕もない人もいるらしい。
子どものほうも、塾やおけいこ事で毎日大変。こちらもまた、自分が何をしたいのか考える時間などなさそうだ。この世に生まれ落ちた瞬間から受験戦争に巻き込まれてしまうのは、日本人に生まれた宿命なのだろうか。
それでは、フランスはどうだろう。子どもを持ったからといって、“母”としての役割だけを果たす女性は少ない。あくまで“女”であることを忘れないフランス女性は、そこだめ子どもの人生を独り占めしない。父親もしかり。ただし、男、女を捨てないということは、ヘタをすれば子どもを犠牲にする場合もあるのだが…。
受験で暗記したことは、忘れるのも早い。日本人は、考えること、意見を述べることに慣れていないために、外国生活で苦労した人も多いはずだ。
まだ経験がないので大きなことは言えないが、未来の子供のために、何が彼らにとって幸せかを考えたいと思う。
パリの美術館、博物館では、親子連れの家族をよく見かける。幼児期からアートに触れる機会が多い彼らは幸せだ。緑が豊富で自然にも恵まれている。こうした環境が、大人にも子どもにも心の余裕を与えているのだろう。
子育てはとてもクリエイティブな仕事だと思う。まずは我々大人が“センス”を磨かなければならないのかもしれない。

『Boulevard』 1995年7/8月号
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by k_nikoniko | 2013-08-28 08:48 | 掲載記事(1991~1999)

教育する、それは分かち合うこと

10月末、教育について考える機会がありました。
市民教育の活動をしているフランスのNGO(ネットワーク)が主催したワークショップにしたからです。
市民ひとりひとりが社会の一員として行動して「もうひとつの世界」を作ろう、そのために市民に学びの場を提供しよう、というのが、このネットワークの設立趣旨。
ワークショップは3日間、分野は広く、教育、人権、環境、労働、経済、メディアなど数多くのテーマが用意されていました。
フランス人だけでなく、カナダのケベック、ブラジル、アルゼンチン、ネパール、タイ、ベトナム、カンボジア、パキスタン、コンゴ、ベナン、ルーマニアなど、海外からの参加者もいました。

各国の教育事情を発表するシンポジウムでは、ルーマニアの保育士が教員のリストラや減給について、パキスタンのNGO代表は女性が学ぶことの難しさなどを語りました。

「教育って何だと思う?」と聞かれて、正直、私は答えられませんでした。
「教育」という言葉から連想するのは、「試験のための勉強」。
日本では、これがまっとうな答えじゃないかと思います。

でも、ワークショップでの「教育」は、受験勉強ではありません。
子どもの情操教育、持続可能な開発のための教育、生涯教育、そして、おかしな政治や社会にノーと言うための教育…。
だから、テーマも幅広い。私たちの社会で起きていることすべてが、学習のテーマです。

教育とは何か。アルゼンチンから来ていた女性が、すばらしい文章を朗読しました。
彼女が語っている間、会場はし~んと静まりかえった。
スペイン語がフランス語に訳されたとき、大きな拍手がおこりました。
文字になった彼女の文章を読みなおしてみました。意訳ですが、紹介します。


教育する、それは分かち合うこと by Natalia Rivas

教育する、それは分かち合うこと
自然界に「ひとつ」は存在せず、「ふたつ」が出会い、はじまり、命になる。それを理解すること

教育する、それは分かち与えること
物質だけでなく、経験を。書くだけでなく、語り合い、こころゆくまで楽しみあい、深く感動しあい、理解しあう。分かち合いながら、いつも誰かと、そばにいる友とかかわりあいながら

抵抗する、それは創造すること
種をまき、発見し、生きているという不思議な可能性に満ちているのが日常生活だと理解すること。誰かとともに、すべての人とともに。

抵抗する
ラテンアメリカは500年間抵抗している。500年の支配、沈黙。そして今、ラテンアメリカは、私を通して語る。信じてではなく、確信して。私たちは一部であるという確信。そして、たくさんの一部が集まりすべてを作る。

規律、それは与えること。なぜなら、円は永遠であり、時間と空間は同じ円のなかで結合されるから。あなたが与えたものすべては、あなたに戻ってくる。いつも。毎日。

教育する、それは分かち合うこと。
仕事や食事、空気、楽しみや喜びを分かち合いながら、ともに抵抗して闘う。創造し、発見し、心ゆくまで楽しむ、シンプルなこと。そして、私たちはすべてを作ることができる。自分の力を恐れてはいけない。しかし、自分がまいた種は、それがたとえどんな小さな種であっても、すべて果実となることを理解しなければならない。重要なのは種。命を与える種。

私たちは、障害、野望、支配から引き離されなければならない。すべての文化、世界のあらゆるところにおいて。そして、私たち自身、すべての人間たちにおいて。

確信はすぐ目の前にある。命はすぐ目の前に現れている。見て知るだけで十分だ。

分かち合い、手を差し伸べる。なぜなら、そう、なぜなら、こうだから。

抵抗する、それはともに種をまくこと。教育する、それは創造すること。創造する、それは新しい時代の革命。私たちがみな、現在、「ホモサピエンス」であるなら、明日はそれよりずっとずっといいものになるだろう。それは私たち次第だ。

原文はこちら。スペイン語もしくはフランス語
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by k_nikoniko | 2010-12-10 01:29 | 社会問題