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むのたけじさんの2014年都知事選の思い

むのたけじさんのお話を、1度だけ、間近でお聞きしたことがあります。
2014年2月3日、「原発都知事一候補に統一を呼びかける会」の記者会見。

99歳でいらしたけれど、ときどき手を振り上げ、力強い声で語られました。
そのお姿に圧倒され、強烈な印象となっていまでも残っています。
あのとき、直接お目にかかれてお話が聞けたこと、とても幸運でした。

あの日、「ジャーナリズムの道を歩んで78年目」とおっしゃい、「会場においでになっておりますマスコミ関係の方々にお願いいたします。ぜひ、こういう動きがあるということを、日本人に広めてください」と訴えられました。

が、あの席にいた記者たちの多くは、パソコンの打ち込みに一生懸命で、むのたけじさんの表情や手振りを見ていなかったのではないかと思います。
翌日の新聞やテレビではほとんど報道されませんでした。
このときの憤りは、こちらに書いてます。

あらためて、あの日のむのたけじさんのお話を書き起こしました。

動画でも観ることができます。
「原発都知事一候補に統一を呼びかける会」記者会見
むのたけじさんの登場は、25分25秒~35分45秒です。

むのたけじさんのお話
 ↓


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by k_nikoniko | 2016-08-31 17:49 | ひとりごと

2016北海道5区補欠選挙・東京集会の記録(7)

2016年4月19日の東京緊急集会「CHANGE 日本、北海道5区から in TOKYO ~野党共闘を全国へ」に参加できなかった呼びかけ人からのメッセージです。

小山内美江子さん(脚本家)

革新が負ける年は、社会党(当時)と共産党が互に候補者をたてている時だった。
一緒にやれば絶対に勝つと分っているのに、と、歯ぎしりする歴史が続いたが、
今度北の国で、野党共闘が実現した! 実現させたのは市民だったという。
私は「池田まき」さんと会ったこともないのに、応援団の仲間にしてもらったのは、
市民の力を信じたからである。
「池田さん、私は必ずしも豊かでなくともよい、ふつうの人がふつうに暮して行ける
そんな日本をのぞんでいます。だから、がんばって‼」

北の大地で私の永年の夢が実現した。野党共闘である。
市民の力が結集して推したのは「池田まき」さんだ。
人間としてよほど魅力のある人にちがいない。
私は市民の力を信じました。
「むかし女性は太陽であった」と年月を超えて平塚雷鳥も、
池田さん貴女を推選していますよ。

湯川れい子さん(音楽評論家・作詞家)

日本の平和と自由を!
次世代の子供たちの命を!
守るために
池田まきさんを
支援します!

正念場です!

新藤宗幸さん(千葉大学名誉教授)

「アベ政治を許さない」の声を拡げ、民主政治を発展させることが、重大な政治課題です。
憲法も人権も、さらにはこの国を破壊しようとしている安倍政権を許してはなりません。

北海道から力強く狼煙をあげようではありませんか。
池田まきさんの健闘と勝利を祈っております。

鎌田慧さん(「戦争をさせない1000人委員会」呼びかけ人)

どうして、憲法を踏みにじる国会議員たちを
これほど多くつくりだしたのでしょうか。
わたしたちは古い日本の亡霊たちの執念と活動に
あまりにも無関心、無警戒でした。
まず、北の大地、北海道から、
日本を変える風を巻き起こそう!
池田選挙に勝ち抜きましょう!

広河隆一さん(フォトジャーナリスト)

私はフォトジャーナリストで、月刊誌DAYS JAPAN編集長の広河隆一です。
パレスチナ難民キャンプの子ども、チェルノブイリや福島の子どもの救援運動をしています。
私は選挙運動が苦手です。
72歳の今までに2回しか、応援をしたことがありません。
しかし今回、そんなことを言ってられない事態が発生しています。
守るべき大切なものを、無かったかのごとくする、これが安倍政権です。
歴史をリセットしてしまい、都合の悪いことを隠す。
危険はなかったことにして、安全のように見せかける。
そのためには解釈を変えて、法律を変えて、基準値まで変える。
2016年、私たちはこの国の歴史の、とんでもない転回点にいます。
原発も憲法も沖縄の基地も、守るべきものはすべて同じです。
どこかで妥協したり、どこかで負けると、すべての命が水面下に沈みます。
絶対に敗れるわけにはいきません。
私たちが失うものの大きさと重さに気付いた時、私たちは勝利します。
まず池田さんを絶対に勝たせること、これが必要です。
頑張りましょう。

松元ヒロさん(芸人)

頑張って欲しいです。自公政権を倒すため!

雨宮処凛さん(作家・活動家)

池田さんには去年、東京で開催された反貧困ネットワークの集会に来て頂き、
シンポジウムのパネリストとしてお話して頂きました。
あの時は、まさか池田さんが選挙に出て、これほど多くの人たちを勇気づける上、
この国の命運を左右するような立場になるとは想像もしていなかったので、
人生、何が起こるかわからないものだ、
と日々メディアやTwitterのタイムラインに登場する池田さんを見ています。
最初は、そんな立場にいきなり立たされて大丈夫だろうか、
とちょっと心配してましたが、池田さんの演説の動画を見て、鳥肌が立ちました。
政治は、もっとも弱い立場の人のためにあるものだと思います。
池田さんは、常にそこに焦点をあて、ぶれることがありません。
反貧困という同じ志しを持つ一人として、池田さんを熱烈に応援します。

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by k_nikoniko | 2016-07-22 09:24 | 社会問題

2016北海道5区補欠選挙・東京集会の記録(6)

2016年4月19日に開催された東京緊急集会「CHANGE 日本、北海道5区から in TOKYO ~野党共闘を全国へ」の書き起こしです。

山口二郎さん(法政大学法学部教授)

みなさん、こんにちは。この間も日曜日に、応援に行ってきました。「市民がひとつにつながれば、政治は変えられる」という統一スローガンで、同じピンクの幟を作ってですね、いろんな人が、一生懸命動いてました。安保法制が強行採決されてから最初の国政選挙なんで、みんな待ちに待った選挙という感じで、一生懸命やってます。どうかみなさんも、東京から、思いを送ってください。

政府与党は、民共合作とかね、非常にはしたないいちゃもんをつけてますけど、これね、市民の結集なんです。野党の結集のように見えるけど、その背後にあるのは、市民の結集なんです。これで勝てば、もう、参議院選挙も市民の結集で勝てる。そして、3分の2を阻止するどころか、こっちが過半数をとって、安倍政権を打倒する第一歩なんです。

この選挙に勝つかどうか、それは日本の憲法、日本の民主主義の運命を左右する大きな選挙だといっても過言ではありません。どうかみなさんの力を結集して、私の教え子であります池田まきを勝たせてください。どうかよろしくお願いします。

高野孟さん(ジャーナリスト)

こんにちは。先週の『サンデー毎日』に、北海道5区と京都3区の分析が出てまして、そのなかで、匿名の自民党ベテラン議員がですね、「これは女性の怒りというものに結びついている。安保法制で『ママの会』ができた。これがすごい力になっている。年が明けて悪いことに、京都3区の不倫議員。そういう女性の怒りの話ばっかりが起こって、あれよあれよという間に女性の怒りに囲まれているんだ」と言ってるんですよ。それで、その延長で、「北海道5区の池田候補は、まさにこの女性の怒りの象徴だ」と言っている。自民党のその匿名ですけど、ベテラン議員なるものがですね、敗北を認めてたという感じさえしました。

この選挙、そして、これを突破口にして、参議院選挙というのは、昨年の15年安保闘争へのエネルギーを、どういうふうに政治的に表現していくのか、という大勝負になる。これで、日本が大きく変わっていくと思います。この一番のエネルギーの先端、その象徴が池田候補だと。ぜひみなさん、がんばっていきましょう。

閉会のあいさつ:松井久子さん(映画監督)

みなさん、今日はお忙しいなか、たくさんの方にお集りいただきまして、ありがとうございました。本当に、錚々たるみなさんに、お忙しいなか、駆けつけていただいて、すばらしい、元気の出るスピーチをいただいて、上田さんもさぞかし希望がわかれたことと思います。
このような会合はなかなかメディアが取材をされても、オンエアされてくださらないとか、記事にしてくださらないとかが多いです。ここにいらっしゃる方は、今このときが大事だということがわかってらっしゃいますけれども、そのことを感じてない方がたくさんいらっしゃいます。ですから、ぜひ今日おみえのメディアの方は、報道をしていただくようにお願いします。
明日から3日間ですが、池田さんを勝たせるために、池田さんにもこの東京の熱気を伝えていただきますよう、上田さんにみなさんでもう一度、激励の拍手をお願いします。それでは、この会を終わらせていただきます。みなさん、ありがとうございました。

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by k_nikoniko | 2016-07-21 09:16 | 社会問題

2016北海道5区補欠選挙・東京集会の記録(5)

2016年4月19日に開催された東京緊急集会「CHANGE 日本、北海道5区から in TOKYO ~野党共闘を全国へ」の書き起こしです。

原中勝征さん(日本医師会前会長)

世界の第二の経済国にまでなった日本の75歳の老人の1か月の医療費は6000円から7000円。「ガンになったら治療を受けない」と医者に誓約書を書けば、3000円の謝礼が医者に出る。こんな自由主義者の人たちに動かされている小泉政権はダメだと、私は政権交代をさせる力を発揮したと思います。

今回また同じで、TPPがもし施行されたら、私たちの子孫たちが、あるいは、30年後、日本の年金どうなりますか? 医療がどうなりますか? アメリカのいいなりになって、新しい保険を作らないということになったら、まさに小泉さんのときと同じように、お金のない人は価値のない人、というようなことにされてしまいます。

私は医者としての立場から、TPPの反対訴訟の原告代行になりました。今、係争中です。

それから、いまさっきから原発の話が出てますが、私の生まれは浪江町です。高等学校は双葉高校です。事故が起きると、一生懸命復興をやっていますが、浪江を見てください。疎開している人たちは、本当に捨てられているんですよ。

今生きている人たちが、年を取って、自分の家で死んでいけない。家も建てられない。どんどん値段が高くなってしまって、家も建てられない。今、そんな状態なわけです。

私自身が生まれてきたのは、幸福になるためです。戦争なんて行きません。幸福になるための正義を行ってくれる政権を必ず作っていく。それが今生きている私たちの、子孫に対する義務でもあると、そういう気持ちで動いてます。よろしくお願いします。

奥田愛基さん(SEALDs)

学校で、隣の席の学生は自民党、もうひとつの隣の席は公明党、という感じなんですけど、話しを聞いたら、公明党の人とか、本当に電話かけまくっている、と。何百人も(北海道に)入ってるし、と言ってました。首相がまた北海道に入るんじゃないかと。これだけ震災でいろんなことがあったのに、なんでまた行くんだろう、と思うんですけど。

そんな状況で、本当に大接戦です。午前中の世論調査が午後にはひっくり返っているような状況で。いろんなメディア関係者からお話を聞くんですけど。

公明党の人も、「いやぁ、これは負けられない。候補者のことでいえば、池田まきさんがいいに決まってるんだから」と話してました。

勝てない選挙じゃないです。やれば勝てるはずです。やるかどうかは、あと4日間ぐらいにかかっているということで、僕も一生懸命がんばりたいと思います。もう1日ぐらい、北海道に行けたら行きたいな、と僕も思っています。ぜひみなさんも、お声かけよろしくお願いします。

滋賀前知事の喜田さんに会ったら、「選挙は最後の3日間でひっくり返るんだよ」って、ずっと言ってました。「最後の3日間で変えるのは、組織の動員ではなくて、市民の力です」って。希望を捨てずに、選挙を最後までやりたいと思います。

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by k_nikoniko | 2016-07-20 09:03 | 社会問題

2016北海道5区補欠選挙・東京集会の記録(4)

2016年4月19日に開催された東京緊急集会「CHANGE 日本、北海道5区から in TOKYO ~野党共闘を全国へ」の書き起こしです。

古今亭菊千代さん(落語家)

みなさん、こんにちは。古今亭菊千代と申します。憲法9条が大好きで、日頃そうやって言っております。今日は、私の地元、江東区の門前仲町の交差点で、戦争法案反対の1200万人署名をして、途中で、「池田まきさんの応援に行って来ます」と言ったら、みなさんから、「ぜひぜひ私たちの分も応援してきてください」と言われました。

今日は看板がわりに、このかばんを持ってきたんですよ。そうしたら、今、ここ(議員会館)に入るところで、警備員さんですか、「これはやめてくれ」と言われました。「え、憲法9…」「その9という数字に政治性があるんです」と言われました。なので、「わかりました。裏返せばいいんですね」とこうやったんですね。そしたら、「え! あ、No」と、どちらもダメと言われて。「ふろしきかなにかに包んでください」と言われたんですけど、「折ってこうやるから」と言って入ってきました。

こんな世の中になっています。おかしいですよね。私たちが今生きているのは、何で生きているんですかね。今ある憲法で生きているわけですよね。

池田まきさんはそういうことをはっきりと言える。池田さんのメッセージを聞いたときに、とっても爽やかでわかりやすく、力強く、もう、この人だな、と思いました。申し訳ないですけど、最近、男性陣にあまりそういう人を見かけないんですが。男性陣もがんばって、池田まきさんの応援を。

まずは池田まきさんを勝たせて、この野党共闘を、勝ってもずっと野党共闘で、安倍政権を倒すまでは、裏切らずに、野党のみなさん共闘して、がんばっていただきたい。それならば、絶対応援します。みなさんがんばりましょう。

神田香織さん(講談師)

みなさん、こんにちは。落語家の後に講談師と、なんかみなさん寄席にお見えになっているようですけど。

私は、福島県いわき市の出身です。30年前から、「はだしのゲン」を語ってきました。15年前からは、「チェルノブイリの祈り」という、去年、ノーベル文学賞をおとりになった、スベトラーナ・アレクシエービッチさんの講談を語ってまいりました。変な講談師、変わった人、テレビの人から声がかからないよ、さんざん言われながら、今日にきました。

そして、故郷は5年前に原発にやられちゃったんです。みなさん、踏んだり蹴ったりですよ。悔しくてしょうがないですよ。

そしてですよ、今度の九州大地震。熊本地震なんて名前をつけている場合じゃないですからね。大分だってすごい。大勢の方が今、避難していらっしゃるでしょ。そして、水をもらうのに並んでいるわけですよね。ここでもし、川内原発が爆発して、放射能の雨が降り注いだならば、福島の二の舞じゃないですか。福島の人たちの苦しみ、訴え、それが全然届いてないということなんですよね。

私は今まで安倍をひどいと思ってましたが、最近、恐怖を感じてるんです。四谷怪談、お岩さんより怖い、という恐怖です。私たちの命を弄んでいる。原発が爆発してもまだ同じような目にあわせるわけにいきませんから、やっぱり政権を変えるしかないですよね。
今、九州の反対の北海道で、声を上げている池田まきさん。この人を応援することでもって、政権を変えていくきっかけをつかむ。そして全国で、安倍政権に向けて、野党が統一していく。そうすればきっと、流れは変わっていくと思うんです。

地震がもうそこらじゅうで起こっている。これからどうなるかわからない。私は週末、伊方原発再稼働反対に行って、雄たけびを上げて帰りますけれども、福島の人の祈り、そして、チェルノブイリの人たちの祈り、これを私は、講談という語りでもって、訴えていきたいと思います。

池田まきさんの演説、聞いてください。すごい心にしみる。私は涙が出てきました。彼女の言葉には魂があるんですね。ぜひぜひ応援してまいりましょう。

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by k_nikoniko | 2016-07-19 09:48 | 社会問題

2016北海道5区補欠選挙・東京集会の記録(3)

2016年4月19日に開催された東京緊急集会「CHANGE 日本、北海道5区から in TOKYO ~野党共闘を全国へ」の書き起こしです。

河合弘之さん(弁護士・映画監督)

脱原発弁護団全国連絡会の代表の河合でございます。日本国中の原発の差し止めに今、飛び回っており、京都で福井で、大飯で勝って、川内で負けて、肉弾戦みたいなのをやってます。

北海道には、みなさんご存知のように泊原発があります。また、幌延では、最終処分場の企みがあります。北海道も決して原発と無縁ではないというか。そして、一番有名な話は、大間原発の対岸の函館市の市民と市長が、差し止めの裁判を起こしている。北海道にとって原発の問題は非常に重要な問題であります。

池田さんははっきりと、原発は反対、やめてくれ、と言っていて、対立候補は当然、自公の再稼働の戦略を推進している。原発については極めてはっきりしています。

これで負けると、道民の意向は再稼働賛成なんだ、ということになってしまうので、原発の闘いの観点からも、絶対に池田さんには勝ってもらわなければいけないと思います。

今、九州のほうで大変大きな地震が発生していて、南西の方向に伸ばせば川内、北東の方向に伸ばせば伊方原発、地層構造線が走っているど真ん中で大きな地震が起きているのに、まだまだ大丈夫、といって、川内原発を止めようとしない。

原子力ムラは一日でも長く延ばしたい。本当に貪欲な、お金だけみたいな、そういう政策をやめない。そういうのをやめさせるにはやはり、選挙で僕たちの勢力が勝ってみせるしかない、と思います。

これは脱原発の闘いであり、憲法を守る闘いでもあり、民主主義を守る闘いでもあり、そして、来るべき7月の参議院選挙、もしくは衆参同時選挙の大きな前哨戦です。私たちは総力を挙げて、東京から熱い声援を送ってですね、僅差でもなんでもいいから、1票差でもいいから、勝つ。勝つための闘いを、東京の人たちもしなければいけないと思います。

鈴木邦男さん(「一水会」最高顧問)

ひとりだけ異質ですが、全野党共闘というのですから、まぁいいでしょう。私はずっと40年以上、右翼の運動をやっていましたから、現憲法改正の運動をやってました。今の憲法は、諸悪の根源だと言っていました。今の殺人も、強盗も、いろんな社会不安も、今の憲法があるからだ、というふうに言ってました。右も左もそうでしょうけど、スローガンを作るときは、こういうふうに何かいい加減なものを作りますよね。

でも、だんだん言っているうちに、本当にそう思ってきて。ただ、それが20年、30年経つうちに、「じゃあ、憲法変えたら世の中良くなるのか」「憲法を変えたら泥棒もいなくなるし、殺人もなくなるし、変な人たちもいなくなるのか」と思ったら、「そんなことねぇだろうなぁ」とだんだん我に返ってきたわけです。

それと、左翼のいろいろないい人たちと知り合って。右も左も、自分たちこそが正義だと信じている人というのは危ないですね。「こいつは嫌いだ」というのだったら、離れていればまだいいけど、「好きだ」とか「愛してる」とか、「俺たちは正義だ」というのが一番怖いですね。

「自分が正義だ。愛しているからこそ、世の中の人を救わなければいけない。みんなわからないんだったら、少しぐらいショックを与えても救わなければいけない」などと思っちゃうんですよ。僕もずっとそう思ってました。愚かでした。

僕の後輩たちも今、憲法改正を掲げる人がいっぱいいます。46年前に三島由紀夫が自決したときに、憲法改正の三島由紀夫の声が届かなかった。でも、今やっと、国に届いている。首相自らが、憲法改正をしようとしている。

「この機会にやるしかないだろう。それなのに、鈴木は裏切っている」と言われるんです。でも、「違うだろうな」と思っている。もし今、三島由紀夫が生きていたら、今の憲法改正に反対ですよ。アメリカを手伝って出すなんて、反対します。

もう少し冷静に考えればいいんですけど、冷静なことができなくて、とにかく、外国を徴発して、外国を敵にして、つねに日本を強くしなければならない。そうやって日本が強くなれるかって。そう錯覚する国民も愚かだと思いますけど、そういう状況に対して、なんかこう、冷静に話し合うことがなかなかできない。

今回のことでも、世論調査をすると、今の安倍政権のやり方では非常に不安だという人が多いんですけど、選挙になると、自民党は強いですよね。だから、今回の野党共闘は、とてもできないようなことができた、と感じております。
新しい歴史を作るためにがんばりましょう。


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by k_nikoniko | 2016-07-18 09:47 | 社会問題

女性初のパリ市長の当選第一声

新しくパリ市長になったアンヌ・イダルゴさんの当選第一声を訳してみました。
イデオロギー抜きで、たとえば、都知事選と比べてみてください。
この国の首相の所信表明より視野が広いです。
「経済成長」なんて言葉は1回も出てこないけど、読んでいて豊かに暮らせそうな気持になります(たとえハッタリでも)。

今夜、パリは勝利しました。共和主義的価値の勝利であり、真実性の勝利であり、理想と効果のための活動に忠実な左派の勝利です。そして、敬意の勝利でもあります。これまでの生き方や感性、方向性がどうであれ、出会い、耳を傾け、意見を聞くパリの人々の敬意。パリという都市、その歴史、その複雑さ、その多様性、その規模に対する敬意です。
大きな感動で、今夜あらためて感じている喜びと責任をみなさんに伝えたいと思います。この大きな喜びは、進行中の2つの公約の仕事に注ぎます。ベルトラン・ドラノエ前市長がパリを、最も公平で、最も美しく、最も輝かしい都市にしようと奉仕して達成した仕事に。
左派と緑の党の存在をパリに残したいという希望を持ち、すべての区で応援してくださった有権者のみなさんに、心からお礼を申し上げます。

もちろん、私に投票しなかった方々への心配りも忘れません。私はパリ市長になます。パリに住むすべての人々の市長です。あらゆる違いを表現できるよう心がけます。なぜなら、この違いこそが、民主主義とパリの偉大さに寄与するからです。

この勝利のために集結された多くの力にお礼を述べます。社会党、ヨーロッパ・エコロジー緑の党、共産党、極左、その他の左派の人々、そして、無党派のすべての人々に。その方たちは、パリを愛し、パリに貢献する仲間と市長が必要だと思い、私たちの闘いに加わることを選んだからです。

この勝利は私だけのものではなく、しっかり連帯した、優秀で才能に満ちた仲間の勝利でもあります。今夜の光栄を仲間のみなさんにお返しします。この仲間は明日からパリの人々のために奉仕するでしょう。

同時に、それぞれの区で見事な選挙運動をした候補者の方々にも心からお礼を申し上げます。
私は、今日性の挑戦を目前にしてのしかかる責任と、我々の頭によぎる自信という危険性を見定めています。パリを公平で連帯した、これらの価値に忠実な都市にするために。そして、性や年齢、出身国、恋愛の志向の違いがパリのアイデンティティーの素因であるという、素晴らしい多様性に満ちた都市にするために。

創造性と改革によって人々がよりよく共存する模範的な都市に、パリをしていきます。空間を改造し、国境を取り払い、世界に情熱的で美しく、公明正大な姿を見せて、パリをエコロジー都市にしましょう。
私はパリで初めての女性の市長です。そして、それにふさわしい挑戦が待ち受けていると自覚しています。
私は、不正を働かず、怒りやイデオロギー、名誉心を持たない都市パリの市長になります。

私は例外なくパリのすべての人々の市長になります。当選されたすべての方にお祝いを申し上げます。与党であろうとも野党であろうとも。明日から我々はともにパリのために働きます。私たちの目標はひとつです。
選挙運動で私が公約したことは守ります。この約束は、共同体の団結の源であり、パリの人々が私に託した信頼と希望の源です。私はそれを責任として見定めます。そして、すべての力をそれに注ぎます。
ありがとう、みなさん。
ビバ・パリ!

ビデオはこちら原文はこちら


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by k_nikoniko | 2014-04-02 23:11 | フランス

デモ日記:デモを身近に楽しく「大デモ」(2013年12月7日)

12月7日、代々木公園で開催された「大デモ」に行ってきました。
三宅洋平さんや孫崎亨さんらのお話の後、参加者3000人(主催者発表)がデモに出発。
ROOT SOULが演奏するサウンドカーを先頭に、渋谷の街を歩きました。
心地よい音楽とともに歩くのは、シュプレヒコールよりも、ずっと気分がいい。
沿道の人々も、「なんだ、なんだ?」と注目。その表情は穏やかで、いつものデモと違って、好感度高かったです。
でも、残念なのは、何のデモだかわからなかったこと。
それが主催者の狙いのようですが、デモは「意見表明」でもあるので、何か伝えるべきでしょう。
フランスのデモは確かに楽しいけど、参加者の意志と目的ははっきりしています。
「ただ何となく~」というのは、フランス人にはない。
カフェでもマジ議論してしまう人たちなのだから、デモに参加する以上、アピールもしっかりやります。

たまたま見つけたのですが、12月6日は、1986年の大学制度改革に反対するデモで、ひとりの大学生が亡くなった日だそうです。
フランスでは、反原発デモでも1970年代にひとり亡くなっています。
こうした苦い経験を踏まえたうえで、いまの「楽しそうな」フランスのデモがあるのだと思います。
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by k_nikoniko | 2013-12-09 08:43 | デモ日記

9.1さようなら原発講演会

関東大震災から90年を迎える9月1日、東京・日比谷公会堂で「つながろうフクシマ! くりかえすな原発震災」講演会が開催されました。

「ジンタらムータ」の演奏の後、主催した「さようなら原発1000万人市民の会」呼びかけ人の鎌田慧さんがまずあいさつ。

「今日は防災の日で、戒厳令がしかれた恐ろしい日です。日本は関東大震災の後、軍事国家へと突き進んでいきました。
安倍政権がやろうとしている、弾圧体制を作ろうとしている今、90年前を忘れてはいけない。
憲法の改悪や軍隊の強化に抵抗するのに、脱原発が大きな圧力になっています。
選挙は敗北しましたが、これからです。9月1日から、もう一度、脱原発運動に力を入れていきたい。
日本だけが軍事国家に進んでいくのは恥ずかしいことです。日本社会がどういうところに向かっていくのか、考えてください。もう一度ここでよく考えて、次のエネルギーにしていきたい」

そして、大江健三郎さんが講演しました。

「いとうせいこうさんの『想像ラジオ』が芥川賞候補になっていたのですが、残念ながら落選しました。
選考委員会が「センチメンタリズム」を批判しましたが、福島について書く作家を励ますことこそヒューマニズムであり、それをセンチメンタリズムというのは違うと思います。
「(震災で)多数の人が亡くなり、それを小説に取り込むことを無礼じゃないか、モラルにかける」と批判する人がいますが、私は事故後、毎日、「(すでにこの世を去った)尊敬する方たちだったら何と言うだろうか」と考え、口にしてみます。
この行為は非礼ではなく、こうした行為が文学であり、そこから出発しなければならない」

大江さんは、亡くなった2人の文学者について考える、とおっしゃり、井上ひさしさんと加藤周一さんのお話をされました。

「去年、フランスのブックフェアに呼ばれ、討論会に出演した際のテレビ中継で、原発反対について話しました。
司会者は原発推進で、通訳がいても、『あなただったらフランス語でどう言いますか?』と、私に下手なフランス語で話させ、やりこめようとしました。
私がフランス語で話すと、会場にいた地味な服装の30~50代の女性が大きな拍手をしてくれました。
司会者は、、『こんなひどいフランス語を全国放送で流したことをお詫びします』と言いましたが、応援してくれる女性たちがいました。
私がフランス語で話したのは、加藤周一さんも同じことをするだろう、と思ったからです。
(ブックフェアは)ちょうど大統領選挙の前で、就任したフランス大統領は、日本と協力して原発を進めていく約束をしました。
それでいいのか? 日本とフランスの知識人の間に議論がなくていいのか?」

そして、チェコから亡命したフランスの作家ミラン・クンデラの語る「一番大切なモラル(le moral de l'essentiel)について触れました。
「クンデラは『自分たちは次の世代とこの地上で生きのばせ、生かさせる。その環境を壊してはいけない』と言っています。
人間にはいろいろなモラルがありますが、もっとも大事なモラル、“エサンシエルなモラル”を次の世代につなげる。
エサンシエルという言葉が大切だと思います。
一番大切な、中心的なモラル、エサンシエルとは何か。それについて考えたことがあるでしょうか。
もっとも重要なエサンシエルなモラル。
『星の王子様』の物語のなかに、このエサンシエルが出てきます。
キツネが自分の星に帰るときにこう言います。「声に出さない言葉が一番大切なエサンシエル」と。

最後に、「日本政府は脱原発を宣言しませんが、方向転換がきます。その根拠があります」と次のように断言されました。

「フランスの中高年の女性たちがしっかりした声を上げたように、日本の女性たちの声が高まるのは確かです。
日本でも、世論調査で女性たちは『脱原発』と言っています。
『広島、長崎、福島の経験をした日本がなぜ、脱原発をしないのか?』という外国からの質問に、しっかり顔を上げてこたえなければなりません。
それはできると思います。そこで女性たちが活躍するでしょう。
黙っているのは、日本人の美徳ではなく悪徳です。
エサンシエルなモラルを次の次の世代に残す。エサンシエルなモラルを確立していかなければなりません」
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by k_nikoniko | 2013-09-13 08:16 | 原発・核

フランス新閣僚の半数が女性『ビッグイシュー オンライン』

『ビッグイシュー オンライン』に、「フランス、パリテから10年、新閣僚の半数が女性」が掲載されています。
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by k_nikoniko | 2013-03-03 00:21 | 掲載記事(2011~)