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恵庭OL殺人事件の第2次再審請求

本日発売の『週刊金曜日』のアンテナ欄に、「恵庭OL殺人事件の第2次再審請求」の記事を書きました。
死因や殺害方法に新証拠。

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by k_nikoniko | 2017-01-20 11:22 | 掲載記事(2011~)

袴田事件につづいて再審を認めるわけにはいかない?

今週21日、恵庭OL殺人事件の再審請求に対し、札幌地裁は再審を認めないと決定を下しました。

弁護団や支援者はもちろんですが、たぶんマスコミも、意外な結果に驚いたのではないかと思います。
というのも、札幌地裁(加藤学裁判長)は昨年2013年9月20日に、遺体の発見現場で現地調査を行い、積極的な姿勢をみせていたからです。再審請求において、裁判所が主導して現地調査を行うのは、極めて異例なことです。


この調査には、加藤裁判長はじめ、裁判官、検察官、弁護人が参加。
一行は遺体の発見現場を確認し、炎の目撃者3人の自宅付近から現場を見た後、大越さんの姿が監視カメラに残されていたガソリンスタンドまでの約15キロの道路状況などを調べました。

「札幌地裁の真剣な取り組み」に、弁護団や支援者は期待をかけていたのです。

しかし、そうした現地調査がどう生かされたかは示されることなく、再審は認められませんでした。

袴田事件につづいて、再審を認めるわけにはいかない。

そうした歩調合せの決定ではなかったのか?


恵庭OL殺人事件は、大越さんが犯人である「可能性」が高いという状況証拠を連ね、「これほどの状況証拠が重なるのは偶然とは言い難く、他に犯人は考えられない」と裁判所は再審を認めませんでした。

不幸にも、大越さんには自分を不利にする偶然が重なって降りかかってしまったのだと思います。
袴田事件の直後の再審可否決定だったのもまた、“不幸な偶然”だったと…。



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by k_nikoniko | 2014-04-23 09:39 | 社会問題

再審請求が棄却された恵庭OL殺人事件

札幌地裁は4月21日、恵庭OL殺人事件の再審請求を棄却しました。
札幌地裁は、弁護団が示した「新証拠」を認めず、確定判決が認定した状況証拠を前提に、「受刑者は犯人と認められる」と指摘しました。
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2000年3月、会社員のHさんの焼死体が見つかり、「三角関係のもつれによる犯行」と、同僚の大越美奈子さんが逮捕された事件。大越さんは一貫して無罪を主張しましたが、一審、控訴審とも有罪判決が下され、2006年に懲役16年が確定しました。
この事件は、直接証拠がまったくなく、警察による証拠隠しや報告書ねつ造などが発覚したにもかかわらず、裁判所は検察側の主張を認め、大越さんを犯人と断定しました。

この事件は当時、「恋人を奪われた恨みによる犯行」という警察側の情報にマスコミがとびつき、人権(特に女性の)を踏みにじる卑劣な報道が繰り広げられました。
性犯罪の可能性も否めないにもかかわらず、そのあたりはまったく触れず、単に「女の嫉妬」だけを強調し、面白おかしく報道されたのです。

聞いた話によると、大越さんは、警察や裁判所だけでなく、マスコミから受けた精神的苦痛に、いまだ癒されていないそうです。

刑が確定した後、大越さんは落胆が大きく、人との接触を避けるようになったといいます。面会していたのは、ごく限られた人だけでした。

弁護士らが、2012年に再審請求の話を持ちかけたときも、大越さんはあきらめの気持ちのほうが強く、迷っていたそうです。
しかし、彼女のアリバイを成立させる目撃証言が偽造されていたことが検察の証拠開示で判明し、また、燃焼工学の第一人者による科学的証拠を得たことで、再審請求に踏み切りました。

「再審を請求し、大越さんは最近元気を取り戻してます」と聞いていましたが、4月9日に主任弁護士の伊東秀子さんが接見したときには、再審請求について次のように述べていたそうです。
「一時は希望をもったけれど、あまり期待したくない。一審でも控訴審でも、裁判官からは犯人だという目で見られているのがわかり、私が何を言ってもダメだった。裁判所がちゃんと判断してくれる、と思っていたのに…。今回も期待して、同じような絶望感を味わうかもしれない。裁判所を信じられない」

そして、昨日の再審請求の棄却。

決定書を読んだ大越さんは、接見した弁護士に、「こんな内容の紙きれで、私の人生が決まってしまうのでしょうか。開かずの扉は本当に開かない」と言ったといいます。涙をポロポロ流す場面もあったそうです。

札幌地裁には大越さんのお父さんの姿もありました。
「ひどい決定ですね」と声をかけたら、少し間をおいて、「ひどい…けど、これが日本の裁判なんだよね」と淡々とした口調でおっしゃいました。裁判所には裏切られてばかりなので、今回もあまり期待しないようにしていたそうです。

弁護団は「検察を擁護する決定と憤りと失望を感じる」と不服を表明し、即時抗告する意向を示しました。
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再審の壁は厚く、その扉はあまりにも狭く。
裁判所とは、いったい誰のために存在しているのでしょう?



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by k_nikoniko | 2014-04-22 12:47 | 社会問題