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「男性の草食化進行」に合わせた生きやすい社会を

先日新聞に、「男性『草食化進む』69%」の記事が掲載された(共同通信の配信「沖縄タイムズの記事はこちら)。
もとになった資料は見ていないので、北海道新聞に掲載された記事を参考にすると、つぎのような調査結果。

日本の男性の中で恋愛に消極的な、いわゆる「草食化」が進んでいると考える人が69%に上ることが、本社加盟の日本世論調査会が1、2両日に実施した「結婚・恋愛観」に関する全国面接世論調査で分かった。
30代女性に絞ると、83%が男性の草食化進行を認識。一方で20代男性の84%が恋愛についてのイメージを「お金がかかる」と回答。「疲れる」とした20代男性も同年代女性より9ポイント高い55%で、恋に関心が薄い若年層男性の実態が浮き彫りになった。

添付されていた表によると、全体で、男性の66.9%、女性の70.3%が「男性の『草食化』が進んでいると思う」と解答。

では、いつに比べて草食化が進行したといいたいのだろう?
私と同世代の男性は、子どものころから「草食系」のほうが圧倒的で、現在も周囲を見回すと、そのタイプが多い。
ずっと以前から、男性の草食化ははじまっていたのでは?

ファイルしてあった『アエラ』の記事のなかに、「女性の味方のモテない苦しみ 頑張ってるのに相手にされない男」(1999年3月29日号)というのを見つけた。
フェミニストの本を読みあさり、女性好みの男になろうと頑張っている男性の話。当時35歳なので、今は50歳。
その記事に、こんな文章があった。



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by k_nikoniko | 2014-04-04 10:24 | ジェンダー

永遠の男性像を求めて

10数年前、イギリスの新聞電子版に「白人社会に住む黒人女性の理想の男性」に関する記事が掲載され、そのときに書いたものです。

 理想の男性像は、時代によって異なる。10年前のトレンディ男が、現在はダサいということも、よくある話し。日本国内ではキムタクからタッキー、全世界的にはブラピからデカプリオといったように、女性の好みは日々変化する。それでは、それぞれの国、それぞれの人種の典型的な男性像は、変わっていくものなのだろうか? どういうわけか、フランス人というと「え! ベレー帽かぶって、愛をささやくの?」とか、イタリア人といえば、「やっぱり女好き?」とか、ほぼ不変的なイメージができあがっているから不思議だ。
 周囲からの印象で語られるならまだしも、「日本男児たるもの」風に、勝手に自ら男性像を作り上げている人たちもいる。この価値観が時代に逆行してしまっているために、いただけないと批判され、ピンチに陥っている男性たちもいるのだ。日本男子ではない。ステレオタイプの黒人の男性たちである。
 「たくさんの女性との間に数多くの子供を産ませる」 ちょっと言葉は悪いが、イギリスの新聞によると、これが黒人社会で自他共に認める男性像なのだそうだ。ダンスでデートが始まり、熱烈な恋愛期間があり、子供で関係が終わる。強さが男のシンボルの彼らにとって、「子沢山であること」が勲章らしい。しかし、時代は刻々と変化している。白人社会に住む黒人女性は、こんな同郷の男たちにウンザリしているのだ。彼女たちは、BMWを持ち、花をプレゼントしてくれるような優しい男性、永遠の幸せを約束してくれる堅実な男性を理想としだしたからである。こんなメメしいことは、主義に反する。黒人男性にとっては、最も苦手とている振る舞いが、求められているのだ。
 これでは、男と女の溝は深まるばかり。黒人男性は、知的な黒人女性が苦手。自分を尊敬してくれる女性が好きなのだ。行き着く先は、ウブな若い女の子。そして、デートが始まり、子供で終わる・・・。
 これまでの価値観がひっくり返り、男性は戸惑う。まして、男性が絶対的権力を持っていた文化圏ほど、そのドンデン返しは大きいといえる。男女平等に敏感な白人社会で生活する黒人たちは、そのギャップに悩むのも当然だろう。
 同じ文化、肌の色を持ちながら、価値観がズレてしまうのは、男性にとっても、女性にとっても、寂しいものだ。黒人男性たちは、子供の数自慢をする時代は終わったと、ひそかに感じているそうだ。だからといって、女性たちの理想とする男性像をそのまま受け入れることができるのか。新しい黒人男性像は未定で、本人たちもこれからどう作り上げていくかを模索中という。
 男性は、女性の理想に近づいていくのか、それとも、わが道を突っ走るのか? いずれにしても、時代の流れの中で、男と女の理想は、永遠ではないということは確かだ。
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by k_nikoniko | 2013-09-25 08:00 | 男と女

「命を継承していく場所じゃなくなったんだな」福島で話したこと(3)

2011年5月に開催された福島の母親の講演会で、妙に心に残った一文があった。
「『息子が年下の女性と結婚するとしたら、今、学校給食を食べている世代かなぁ』と想像したとたん、給食に汚染された食品が使われるのではないかと心配になった」
これを聞いて、「息子の嫁の心配ね~」とちょっと思ったけど、なんだかとてもリアル感があり、ふと、彼女が孫である赤ちゃんを抱いている姿が目に浮かんだ。
「汚染された食品は危険」という言葉では得られない、感触やヴィジュアルで“いのち”に近づいたというか。
命をつなぐ、というのは日常的な営みにあるのだなぁ、と。

この話をしたら、その発言をした女性が、地元新聞のコラムを見せながら、こう言った。
「これだと思ったんです。男の人も父性愛があるし、子孫繁栄を考えている人もいるんだろうけど、子どもがいるいないにかかわらず、女性の性って、『種を守る』ことにあると思うんですよ」
これを受けての会話。
Aさん:一番何が悲しいって、福島が命を継承していく場所じゃなくなったんだな、というのが、それがすごく悲しいです。
Bさん:うちの娘は高校1年生ですけど、「私も避難したほうがいいのかな」と言うから、「これから子どもを産む人は避難したほうがいいって言われているね」と答えたら、「私、産まなくてもいいや」と。
Aさん:高校生の女の子は、そう言いますよ。「子ども産まない」って。
Bさん:高校生の女の子にそういうこと言わせるこの社会って、なんでしょう? そんなこと言わせてるんだ、私たち…。
Aさん:私もそれは感じます。これは大人の責任だ、と。福島で20マイクロシーベルト超えてたときに、情報が流れなかったから、雨の中で子どもを被ばくさせてしまった、と友だちが悩んでて。どれだけ子どもの体に影響があるのか、自分でインターネットで調べたら、「子どもを産むのにはダメだ」とわかって。「私、結婚しないから」と娘はお母さんに言ったそうです。それを聞いたら、涙が出てきてしまって。
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by k_nikoniko | 2013-09-24 09:06 | 原発・核

男性の心理を知るための…(2/2)

スウェーデンで男性が初めて半年の育児休暇をとったのは1979年。その男性は、「スウェーデンでさえ、男女平等への道のりは長い」と言ったそうです。(「フランスもうらやむスウェーデンの育児対策」)
その計算でいくと、日本でもいまごろスウェーデン並みの男女平等社会になっていたはずなのに。
仕切りなおしとなった今、そうした社会の実現までには20年以上かかってしまうかもしれません。
今度こそ、次の世代に、もっと生きやすい社会をバトンタッチしたいです。

男性の心理を知るための50冊(伊佐山ひろ子さんインタビュー)

自分の気持ちが相手にも反映する。だから謙虚に正直にいかないと……。

「男性はミステリアスでわからないことがいっぱい。恋人、友人、仕事の同僚など、ある程度つき合っても、次から次とわからないことがたくさん出てくるし。人って100人いれば100人みんな違うでしょ。1人の男性が他人と接するとき、自分と接するときでは、また違ったりするしね」
 女優として、またエッセイストとして、男と女の微妙な心理をみずみずしい感性で表現する伊佐山さん。男の心理は複雑で理解でいないからこそ、魅力を感じ、好奇心もわく。そして、わからないから自分勝手に想像し、小説のなかで遊ばせてしまうという。でも、やはり興味のある人の心の中は気になるもの。
「好きな人の心の動きはかえってわからないものですよね。面と向き合っていればいるほど。頭の中が彼のことでいっぱいになってね。相手の気持ちがわからないから、何だろう、何だろうって、いろんな本を読んだり、映画を観たり、音楽を聴いたりして理解しようとするのよね。そうやって一生懸命吸収しようとする恋愛中のパワーってすごいと思います」
 男の心理を知る上で参考になるのが男の人を追究した本。男の生きざまを通して、男とは何かを感じることができる。
「とても好きな映画監督のひとりにジョン・カサヴァステがいるのだけど、彼について特集した“スウィッチ”では、さまざまな角度から彼を追究していて面白かったですね。妻であり、女優であるジーナ・ローランズとの関係もステキなの。夫婦であったり、女優と監督であったり、時には兄弟のようであったり、男性とのいい関係をつくっていくためのお手本になりますよ」
 1人の全く知らない人を知ることも、男性の心理を知る上で大切。知っている人を知るだけではなく、知るよしもない人を知る好奇心も必要である。
「男性一般の気持ちがわからないから本を読みましょう、というより、一人一人違うのだから一人一人違うということを知るためにも、いろんな人のエッセイや自叙伝のようなものを読むのもいいですね。未知の人を知るのも面白いものですよね。橋本治さんの書いた『絵本徒然草』は、かの有名な日本の古典を現代訳したもの。青年から中年の男性心理を知るのと同時に、人生がどういうものかも触れてることができると思うの」
 女性がたくましくなったとはいえ、社会性、責任という点では、男性に学ぶべきものがたくさんあるといえる。
「男性は社会のなかで1つの歯車として、ある程度我慢して仕事をし、その上、妻を思いやって生活していく習慣性を身につけていて、それが当たり前のようになっていますよね。女性も社会で活躍しだして、男性と同じようにできるようになったからって評価されているけど、男は昔からそうするのが当たり前だったわけ。男性の忍耐力にはかなわない気がします。女性の場合、第一線で働いている人でも、自分の生理的なことが出てきたりして、ちょっと相手に気をつかって「元気?」とか声をかけると「調子悪くて、でも忙しくて休めないの」とぐだぐだ始まっちゃう人が多いのね。プライバシーと社会を区別できないというか、遠慮がないというか。自分のことだけしか考えていないと社会的には見苦しいじゃない? 女性には客観性に欠けた人が多いと思うのよね。男性は、まず相手がどうしたいのかなって、考えることから始めますね。相手優先よね」
 女性にないもの、男性の素晴らしいところを学ぶためには、一方通行の理解ではダメ。
「自分の気持ちがその相手に反映するからね、男性に対して、アッシーとかメッシーとかの気持ちでしかなければ、相手は何も返してくれないと思うの。その人のことを知りたいと思うなら、尊敬というか、謙虚に正直にいかなければね。アッシーみたいなつき合い方に慣れてしまっていたら、本当に興味ある人が現れても、女性が持っていないものを相手から学んで自分のものにしたい、と伊佐山さん。男と女、GIVE & TAKEのいい関係が成立したとき、お互いが成長できるのだ。

『She’s』(主婦と生活社) 1991年2月号
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by k_nikoniko | 2013-07-25 08:11 | 掲載記事(1990以前)

男性の心理を知るための…(1/2)

某新聞の記事に、「恋や結婚と同じように食べ物は強制するものではないが、食べてみないとわからないのは同じ」という記述があった。
恋や結婚の相手は人間。モノ言わぬ食べ物にたとえるなんて…。その感覚がわからない。
しょせん男にとって、恋や結婚の相手選びは、“きゅうり”を選ぶのと変わらない、ということなのだろうか。
しかも、食べてみないとわからないって、食べるのは男のほうで、女は黙って食べられるってこと?
それは橋本発言に通じるものがある。

80年代は“女性の時代”といわれ、私は本当に、“男女の差のない社会”になると思っていた。
なので、その当時に書いたものには、モロそれを意識した記事が多い。
「男性の心理を知るための50冊」もそのひとつ。
あれから20年以上がたった。
「理解してないのはそっちのほうでしょ!」と怒鳴りつけたいけど、少し大人になったので、ぐっと抑える。
“女性の時代”は不自然だから、“差別なく共存する時代”をどう実現するのか、考えているところです。

男性の心理を知るための50冊(山崎洋子さんインタビュー)

男と女が触発し合って共存するためにも、まずは相手を理解し与えることから始める

 小説を書く上で登場人物の心理描写はかなり重要である。しかし、男性心理を書くのはあまり得意ではないとおっしゃる山崎さん。
 オンナの時代といわれる今、世の男性たちは、本当に弱くなってしまったのだろうか?
「昔は女性が被害者という意識が強かったのですが、現在は男性がかなり追いつめられていると思います。今の女性には選択肢がたくさんありますよね。結婚して仕事を持つことも可能ですし、仕事を辞めるのもわりと簡単ですし。でも、男性は選択肢が少ない。仕事を辞めて主夫になるわけにもいかず、どんなに安月給であっても、上司が嫌いでも、家族を養っていくために働かなければならない。プレッシャーに耐えながら、ギリギリのところで体を張って仕事をしているのです。その上、家庭でも妻に理解してもらえなかったり、かわいそうなところがありますよね。そんなに人間は強いものではないですし、男は強いといわれてもね、人間だから弱いんですよ。もっと男の心理を知る必要があると思います」
 常に“男らしさ”を求めてしまう女性にとって、仕事と家庭の間で悩む男性の孤独、悲哀は理解しがたいもの。精神科の医者が書いたドキュメンタリー『ビジネスマンの精神病棟』で挫折してしまった男たちの弱さを垣間見ることができる。
「仕事などで追い込まれて、自殺に走ったり、心の病気で精神科にかかったサラリーマンのドキュメントなんですけど、これを読むと、男性にもっと優しくしてあげなくては、という気持ちになりますね。優しくしてあげないから、萎縮してしまうのです。こちらが優しくして、相手の能力、長所をほめてあげると、男性も優しい気持ちになって、素直に心を開いてくれます。当然、相手にも欠点がありますよね。でも、相手を非難する前に自分がそんなに完璧かどうかを考えるべきですね。男も女も自分勝手で、自分を理解してもらおうという気持ちが先にたってしまいますが、理解してもらいたければ、相手を理解することが大切なのです」
 女性が仕事、プライベートで元気に活躍する一方、男性は元気を失いかけているようにも感じる今日このごろ。もはや女性は男性から学ぶものがなくなってしまったのだろうか。
「男性はもともと女性を守ってあげたいという気持ちが強いのですが、経済力も仕事の能力もある女性が増えたことで、かばうところがなくなってしまって、男性は困っているのではないでしょうか。男性は女性に何かをしてあげられるんだ、と見せたがっているのだと思います。どんな人でも自分よりよく知っていることがあうものですから、どんどん吸収していくべきですね。ダメと頭から切り捨ててしまえば、せっかくの学ぶチャンスを自分から逃してしまうことになります。それはとても愚かなことだと思いますね」
 女性が強くなり、何もかも手に入れたかのように見えるのだが、社会的立場では、女性はまだまだ自立しているとはいえない、と山崎さんは語る。
「よくいわれることですが、女性は目の前のことだけしか考えない。それにひきかえ、男性は将来的なことを考えて行動します。総合的な目を持っているというか、社会的訓練ができているのです。男性同士は仕事でもフォローし合い、対会社という意識が強いですね。いろんな角度から物事を考えるバランス感覚も男性から学びたいものですね」
 男の人が社会や会社の組織の中でどんなに戦っているか、みじめな思いをしているか、野心を持っているかを理解するには、企業小説が参考になる。女性にはとっつきにくい分野かもしれないが、ぜひ読んでみてほしい。
「男性は恋愛だけで生きているわけではなく、もっと厳しいところで生きているのです。それを理解するためには社会の仕組みを知らなければいけない。小説やエッセイよりもドキュメンタリーやノンフィクションなど女性があまり読まないジャンルに挑戦するべきですね。そうして、男性と対等の立場で話ができるようになることが大切です。自分の知識でさりげなくアドバイスできる女性になれば、男性にとっても新鮮ですよね。グレードの高い男性とつき合いたければ、ジャンルにこだわらずに本を読むことですね」
 与えてもらうことだけを望むのではなく、自らも勉強し実力をつける。人間としてランクアップするために、男と女が触発し合って共存していく時代がやってきたといえる。

『She’s』(主婦と生活社) 1991年2月号
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by k_nikoniko | 2013-07-24 08:31 | 掲載記事(1990以前)

それでも恋人がほしいあなたに贈る4人のメッセージ

いまどきの女性は専業主婦願望が高いらしい。
仕事と家庭の両立に悩み、女性の生き方を模索して、がむしゃらになる世代(私たちなんだけど)は、ちっとも幸せそうにみえない。
だから、専業主婦になって、好きなことをやってお気楽に生きよう…。
男女の役割分担とか、いい関係が整ったわけではない。
それでも、「女性の生き方」をまじめに追求するなんて、流行遅れなんですよね。
90年代はじめ、女性誌のライターとして、恋愛や結婚、仕事など「女の生き方」をいろいろ書いていた。
今読み直すと、時代は変わったなぁ、と感じる。
以下は、1991年の記事です。

 ふと心によぎる不安「結婚しないかも……」。そう思い始めている女性たちをルポルタージュ(『結婚しないかもしれない症候群』 主婦の友社)した谷村志穂さん。本命の彼にめぐりあえない女性たちの恋愛心理は?
「恋愛に対してモラトリアムな女性が増えているように思いますね。感情に盛り上がりが見えないというか。決定的に恋愛をせずにここまできてしまい、愛情というより愛着という程度の感情で恋愛を繰り返しているのでは。ボーイフレンドのたくさんいる人というのは、嫉妬もしないし、失恋してもさほどショックを受けない。一度でも心身ともに変化が起きてしまうような恋愛を経ていると、次の恋でも、同じぐらいの心のボルテージを求めますよね。そこまでいかないと満足できなくなると思うんです。でも、それを知らないと、AさんでもBさんでもCさんでも、というような恋愛になりがちなのです」
 かっこ悪くても、一直線に走ってみる。それが本当の愛を手に入れる近道、と谷村さん。
「テレビドラマをまねしている風潮ってありますよね。グループでつき合ってまわりくどく。それは楽しいのかもしれないけど、その後の恋愛が続かないんです。2ヶ月で別れたり。結構恋愛期間が短くて。あえて感情に歯止めをかけている人って、プライドについて勘違いをしていると思います。プライドというのは自分から男性を誘わないとか、けんかしても自分から謝らないとか、そういうところにあるのではなく、もっと違った、本来の自分の魂の美しさに初めて持つものだと思うんですよね。今やろうとしていることは、自分に正直なことだろうかって。ぼんやりしていたら、ずっと本気の相手を見つけることができないのではないかしら」

「本音でいうと、私は絶対結婚しませんとか、ひとりで生きます、という女性はそんなにいないと思いますよ」
 パートナー探しの情報誌『ミスター・パートナー』の編集長・井形慶子さん。結婚産業の現場に近接しているため、男女が抱くさまざまな結婚観を目の当たりにしている。
「恋愛ベタの若者が増えているように感じます。特に、最近の女性は企画型の人が多いですね。恋愛をする場合、相手の気持ちをこちらに向かせるために、ある程度の精神的な駆け引きとか、自分を演出するとかが必要だと思います。魅力的な人は、やはりその辺の駆け引きがうまいんですよね。異性の喜ぶ言葉とか態度とか知っていて。でも、そのように振る舞える女性が少なくなったという印象を受けます」
 けっして押しつけがましく男に媚びるのではなく、上手に自分をアピールできる女性。この一瞬が、本命との出会いかもしれないのだ。
「女生と会話ができない男性が増えているといわれてますが、レベルの高い男性と対等に話のできる女性も少ないと思います。淡々とした毎日を過ごしている人は、いざというときに会話が続かないんですよ。それは、日常生活の幅で決まると思うんです。日常生活の中でどれだけ興味の目を向けているかが、態度や会話に発揮されるのです。幅を持っている人は、会話の内容も豊かだし、どんな話題でも興味を持って会話についていけますね。ほんの1時間や2時間の出会いで、日ごろの蓄積が発揮されるのです。そのためにも、毎日の生活で自分を磨くことが大切ですね」

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by k_nikoniko | 2013-07-13 20:40 | 掲載記事(1990以前)

三国ナンパ論:イギリス男性にあこがれても…

ロンドンに来る日本女性たちは、多少なりともイギリス人男性にあこがれを持っている。
そして「ノッティングヒルの恋人」みたいな出会いや、ベッカム似のゴージャスな男とお知り合いになるのを心待ちにしていたりする。
しかし、1ヶ月も滞在すれば、それは無理だと気づく。
確かに、シティで働く男はカッコイイが、彼らは選ばれたごく少数のエリート。
日本の女性にはあまり興味がないのだ。
単に英語の勉強に来たぐらいでは、ポッシュな男たちとはお近づきになれない。
恋のお相手は、せいぜい語学学校の教師か、クラスの外国人といったところ。
もしくは、今流行のニートとかね。
そして、ロンドン滞在が1年過ぎた頃には、希望をほとんど失い、あきらめに近いグチになる。
イギリス男性のアラばかりが目について…。

『三国ナンパ論』より
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by k_nikoniko | 2013-06-18 23:21 | 掲載記事(2000~2010)

恋愛は人間形成と考えるフランス(『フランス式美人道A to Z』)

フランスのシニア雑誌が行った「恋愛に関する調査」でも、7割が「現在、恋愛中」、95%が「恋愛は重要」と応えています。
景気が悪くても、不穏な世の中でも、フランス人は愛のパワーを失ったりしません。
恋愛に注ぐエネルギーを仕事や学業に使えば?と思ってしまうときもありますが、大きなお世話でしょうね。
フランスの雑誌や新聞、テレビでは、恋愛をテーマにした記事が頻繁に特集されます。
日本では、恋愛話は週刊誌のゴシップ止まり。
「女子どものくだらな話」とちゃかしますが、フランスの恋愛問題は政治や経済と同格といえる扱いで、大真面目に議論します。
恋愛は人間形成に大きな影響を与えます。
政治や経済を動かすのは人間で、犯罪や自殺も愛憎問題や家庭崩壊が原因になっているケースが少なくありません。
ですから、フランス人は、恋愛を軽視できないのです。

『フランス式美人道A to Z』(WAVE出版)より
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by k_nikoniko | 2013-06-17 22:13 | 掲載記事(2000~2010)

三国ナンパ論:ダメ外国人男ではなく素敵な出会いを願って

ここで紹介したのは、私がヨーロッパで出会った人々、そして友人や知人の話を参考に、ダメ男のエピソードだけをまとめたものです。
さらに、短い海外生活で見聞きしたことであり、イギリス、イタリア、フランス、モロッコをはじめとする各国民の平均的な姿とは断言できません。
このようなヒドイ男性もいる、というだけのことです。
言い訳がましいですが。
話のほとんどは、私のものであれ他人のものであれ、ヨーロッパで暮らし始めた頃の経験が元になっています。
海外生活初心者が遭遇しがちな出来事を集めました。
多くの日本人同様、私もまた“西欧”にほのかな空想を抱いて海を渡った者のひとり。
でも、住んでみて知ったのは、現実との大きなギャップでした。
そのときのショックがなければ、この本の企画は思いつかなかったでしょう。
ダメな外国人がいるのは不思議ではありません。
彼らは“白馬に乗った王子様”ではなく、私たちと同じ時代に生きている、不完全な人間にすぎないのだから。
私は、雲の上の存在のような“外国人”より、弱点のある人間に興味があるし、魅力を感じます。
呼吸をしている生身の“外国人”を描きたくて、少し辛辣になってしまいましたが、この作品を書き上げました。
悪意のないことをご理解いただければ幸いです。

皆様がダメ男をはねつけ、素敵な恋人と巡りあうことを願って。
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『三国ナンパ論』「あとがき」より

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by k_nikoniko | 2013-06-15 09:07 | 掲載記事(2000~2010)

女に生まれてはみたけれど

このところ書くことから離れていたので、投稿するのがおっくうになってしまっていた。
このままではマズいので、今日はがんばって書いてみます。
とりあえず、やわらかい話題から。

10月の記事で、「『性差研究入門』の講義を聴講」について触れたが、もうひとつ参加していた「男に生まれる」という講座が12月で終了した。
「男とは何ぞや?」がわかるかと思いきや、結局、さらに混乱してしまった。

「女らしい」「男らしい」というのがあるとしたら、私は「男らしい」ほうだと思う。
子供の頃の遊びでいえば、カブトムシ採りが好きだったし、トカゲの卵を育てたり、ドライバーで機械を分解するのも楽しかった。
その一方で、リカちゃん人形も持っていたし、おママゴトもしたし、女であることに違和感を抱いたことはない。

エラそうなことを書いている割には、昔ながらの「男らしさ女らしさの神話」に縛られているところも大いにある。
最近、自分が伝統的な「男と女」に縛られていることを自覚して愕然とした。
ある人に、「あなたは男っぽいから、女っぽい男性とのほうがうまくいく」と言われ、「え~!」と大げさなまでに拒絶反応を示してしまったのだ。

「え~!」と大声を出してしまった理由はふたつ。
1)「男っぽい」と指摘されてがっかり
2)「女性っぽい」男性が恋愛対象なんてイヤだ~

でも、少し冷静に考えてみれば、その人の言うとおりのような気もしてきた。
1)「男っぽい」というのは褒め言葉、ともとれる。さっぱりしているってこと?
2)確かに、マッチョな男性より、女性的な男性のほうが合うのかもしれない
そして、この「え~!」という態度が過去の失敗の元であった、と実感した。悲しいかな。

どうして瞬間的に否定したかというと、まさに「異性愛規範」の呪縛ともいえる。
恋愛関係において、男女の役割分担がほぼ決まっている。
社会的地位のある女性であっても、異性愛ともなると、ステレオタイプの役におさまるというか。
それからはずれると、それは「異性愛」じゃないような錯覚におちいるというか。

「男らしい」私が、「女らしい」男性を好きになった場合、最初はうまくいくのだけど、そのうち、「なんで女の私より彼が女々しいんだ?」と疑問に感じはじめる。
そして、「彼のほうが男らしくあるべき」などと機嫌が悪くなり、口論が増え、「さようなら~」と離別。

典型的な男女の役割に固執してしまっているからだ。
「男らしい」私が、「女らしい」男性を好きになったのだから、「私より彼が女々しくてもいいや。そういう恋愛関係もありうる」と開き直ることができたら、悩む必要もないのだ。
このようにポジティブに考えることができていたら、私の人生、もう少し違っていたかも。

幸せを逃しちゃったかな。やや遅すぎる気づき、ではありますが。
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by k_nikoniko | 2008-12-23 01:28 | ジェンダー