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海外で出会った人々:スロバキアの若者

彼は、モデルの仕事をはじめたばかりだという。
背が高く、甘いマスクが魅力的な青年だ。
「パリはまだ来たばかりなんだ」
「スロバキアで何をしてたの?」
「学生。まだ卒業してないから、夏が終わったら、とりあえず帰るよ」
スロバキアについて、何から聞いたらいいのやら。
知ってることがあまりにも少なすぎる。
サッカーか?
「何もかも、チェコのほうが有名だからね。プラハもチェコだし。チェコスロバキアの頃だったら、もっと話ははずんだかもね」
「スロバキアって、言葉は何?」
「スロバキア語」
「チェコ語も話す?
」「うん。ロシア語、ドイツ語も。英語、フランス語、アラブ語も少し。レバノンに行ったことがあって、興味があったから」
「まさか、スロバキアの人みんなが、そんなにいろんな言語話すわけじゃないよね」
「うーん、でも、スロバキア語、チェコ語、ロシア語ぐらいは話すかなー」
すごいねーと感心していたら、「日本人の女の子ってどんな感じ?」と聞いてきた。
「一般的に」と聞かれると、とても困る。
「一般的には、あまり強いタイプじゃないかも」
「ふーん、スロバキアの女性はすごく強いよ。恐いぐらいに」
やさしそうな彼にとって、手ごわい相手?
「でも、強い女性が嫌いなわけじゃないから、平気」 
残念ながら、スロバキアの女性の具体的なイメージはつかめなかった。
「スロバキアは、独立してから、あまりいいことないんだ。独立運動をがんばった人だけが、満足しているのかもしれない。いいところを全部チェコにとられて、経済的にも送れているしね」

1998年、パリにて
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by k_nikoniko | 2014-01-17 08:14 | ひとりごと

「女が変える!政治も暮らしも原発も!」集会のお知らせ

第4回「女たちの一票一揆」の集会が9月28日に開催されます。

●時: 14時~17時
●所:参議院議員会館講堂(300人可能.. )
地下鉄:永田町(1番出口から徒歩4分)国会議事堂前(3番出口から徒歩7分)溜池山王(8番出日から徒歩12分 )
●13時30分より参議院議員会館入り口で、入館証を配布します..

内容
<第一部> 福島からの叫び 14時~15時15分
復興庁、厚生労働省、文部科学省、国土交通省、総務省、金融庁、消費者庁と9月14日交渉した報告福島の女たち多数発言
(質問も受付けます)

<第二部> ―票を生かすために/選挙に向けてできること15時30分~17時
選挙区毎に分かれて相談します。自分の選挙区の立候補予定者の資料をできるだけご持参ください。
アンケート?応援?追つかけ(見張り)?などなどアイデアを具体化。

●参加費:資料代として500円
●テーマカラーはショッキングピンクです.. ●
(ご注意)
*男性には申し訳ないのですが、しばらく女性だけでやりたいという声が多く、メディアの方も女性でお願いしております。
*申し込みは不要です。直接会場にお越しください。

代表世話人泉かおり、谷田部裕子、木村結..
●問い合わせ:谷田部裕子(携帯.. 090-9201‐3642)木村結(携帯.. :090-6183-3061)

■次回は10月26日(金)14時から予定.. ■
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by k_nikoniko | 2012-09-24 11:23 | ジェンダー

地位の高い妻が自慢?モロッコの場合

札幌に滞在中のモロッコ女性とお茶をした。
国際協力のリサーチのため、6月から札幌で暮らしている。
モロッコ女性というと、日本では陰気臭いイメージばかりが強調されるが、彼女は今風の、ヨーロッパにも日本にもいるファッションで、タバコもお酒もたしなむ。
イスラム圏は広く多様で、サウジアラビアとモロッコの女性は、ライフスタイルが大きく異なる。
モロッコにも虐げられ悲惨な生活を送る女性もいるが、全員がそういう状態にあるわけではない。

その彼女は、ひとり暮らしをしてラバトの大学に通う。
札幌駅前通りを歩いているとき、「あ、札幌にもZARAがある! モロッコではZARAの製品がスペインの3倍はするの」と言っていた。
サッカーが好きで、ワールドカップの決勝戦も夜中にしっかり観戦したそうだ。

彼女と女性の社会進出の話をした。
日本の印象は、「表面的には男性社会だけど、影で実権を握っているのは女性。そうじゃないかな、と思えてきた」とのこと。
モロッコでは、1999年にモハメッド5世が王位についてから、女性の地位が著しく向上したという。
さまざまな分野で重要なポストにつく女性も増加した。
ただ、女性が高い地位につくには、夫の根回しが必要なのだという。
「モロッコで社会的地位のある女性が増えたといっても、夫のコネで出世している人が多いから」と、問題点を指摘していた。

モロッコ(だけではなく、アラブ全体にいえるのかな)の男性は、自分の妻が社会的に高い地位にあることを自慢したがる傾向にあるのかもしれない。
これだけ立派な女性を妻にしている自分は偉い、と、最終的には自分の評価に跳ね返ってくるような気がする。
日本はちょっと違う。と思うのだけど。
若い人はともあれ、ある程度の年齢以上の人は、妻をあまりほめないし、自慢しない。

夫の力で高い地位についた女性が、女性の権利を守るために尽力し、社会が変わるのなら、それもいいのだろうか。
それとも、ハードルは高くても、時間がどんなにかかっても(永遠と思われるぐらい)、自力がんばるのがいいのか。
モロッコについて、彼女からさらに話を聞いてみよう、と思う。
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by k_nikoniko | 2010-10-05 19:06 | ジェンダー

目標になる女性管理職のモデルがいない?

共同通信が「女性の雇用」に関するアンケート調査をまとめたそうだ。
その項目のひとつ、「女性管理職を増やす障害」の回答(複数)として、「前例がないため若手の目標になるモデルがいない」があった。
ん?
男女雇用機会均等法が成立したのは25年前。
そのときに新卒で就職した人は、40代後半になっているはずだ。
総合職で採用された女性で、順調にキャリアを積んでいれば、管理職になっている女性もいるはず。
「前例がない」のではなく、あえて「前例を作るを避けてきた」のではないだろうか?
都合のいい言い訳に聞こえる。
25年後のアンケート結果も、予想できてしまいそうだ。

もう15年ほど前になるが、雇用機会均等法成立以降に就職した高学歴の女性が、「総合職で入った知人は全員辞めました」と言うのを聞いたことがある。
「もったいないなぁ~」と思った。彼女の知人であれば、みな優秀だっただろうから。

以前ブログに書いたが、スウェーデンは、25年ほどかけて、男女の格差を縮めていったらしい。
日本も、いまごろはスウェーデンなみになっていたかもしれない。
話はそれるけれど、注目されている北欧型福祉は、男女の比較的小さい格差の前提のもとに成功しているのではないかと思う。
北欧には行ったことがないし、北欧の人と話したこともないので、あくまでも個人的意見だが。
北欧型福祉を導入したら、男女の格差が小さくなるとか? そういうことなのかしら。。。

若手だけでなく、アラフィーにとっても、働く女性の目標となるモデルはさほど多くない。
男性なら「働き盛り」、同じ年代の女性は……
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by k_nikoniko | 2010-09-09 17:57 | ジェンダー

女に生まれてはみたけれど

このところ書くことから離れていたので、投稿するのがおっくうになってしまっていた。
このままではマズいので、今日はがんばって書いてみます。
とりあえず、やわらかい話題から。

10月の記事で、「『性差研究入門』の講義を聴講」について触れたが、もうひとつ参加していた「男に生まれる」という講座が12月で終了した。
「男とは何ぞや?」がわかるかと思いきや、結局、さらに混乱してしまった。

「女らしい」「男らしい」というのがあるとしたら、私は「男らしい」ほうだと思う。
子供の頃の遊びでいえば、カブトムシ採りが好きだったし、トカゲの卵を育てたり、ドライバーで機械を分解するのも楽しかった。
その一方で、リカちゃん人形も持っていたし、おママゴトもしたし、女であることに違和感を抱いたことはない。

エラそうなことを書いている割には、昔ながらの「男らしさ女らしさの神話」に縛られているところも大いにある。
最近、自分が伝統的な「男と女」に縛られていることを自覚して愕然とした。
ある人に、「あなたは男っぽいから、女っぽい男性とのほうがうまくいく」と言われ、「え~!」と大げさなまでに拒絶反応を示してしまったのだ。

「え~!」と大声を出してしまった理由はふたつ。
1)「男っぽい」と指摘されてがっかり
2)「女性っぽい」男性が恋愛対象なんてイヤだ~

でも、少し冷静に考えてみれば、その人の言うとおりのような気もしてきた。
1)「男っぽい」というのは褒め言葉、ともとれる。さっぱりしているってこと?
2)確かに、マッチョな男性より、女性的な男性のほうが合うのかもしれない
そして、この「え~!」という態度が過去の失敗の元であった、と実感した。悲しいかな。

どうして瞬間的に否定したかというと、まさに「異性愛規範」の呪縛ともいえる。
恋愛関係において、男女の役割分担がほぼ決まっている。
社会的地位のある女性であっても、異性愛ともなると、ステレオタイプの役におさまるというか。
それからはずれると、それは「異性愛」じゃないような錯覚におちいるというか。

「男らしい」私が、「女らしい」男性を好きになった場合、最初はうまくいくのだけど、そのうち、「なんで女の私より彼が女々しいんだ?」と疑問に感じはじめる。
そして、「彼のほうが男らしくあるべき」などと機嫌が悪くなり、口論が増え、「さようなら~」と離別。

典型的な男女の役割に固執してしまっているからだ。
「男らしい」私が、「女らしい」男性を好きになったのだから、「私より彼が女々しくてもいいや。そういう恋愛関係もありうる」と開き直ることができたら、悩む必要もないのだ。
このようにポジティブに考えることができていたら、私の人生、もう少し違っていたかも。

幸せを逃しちゃったかな。やや遅すぎる気づき、ではありますが。
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by k_nikoniko | 2008-12-23 01:28 | ジェンダー

生むならフランス

私の周りは出産ブームです。
先月、従妹が二人目の子どもを出産し、知り合いの日英カップルの間にも赤ちゃんが誕生。
今月もひとり、来月もひとり、新しい命が生まれます。
ブラジルに住む友人からも、妊娠2ヶ月という便りが2日前に届きました。
10月出産の友人は、来週、住み慣れたパリへ旅立ちます。
パンパンのお腹で、2歳半になる娘を連れて。夫は仕事があるので日本においたまま。
彼女は、第1子もパリで生んでいます。
二人目は当初、札幌で出産の予定でしたが、「日本の産婦人科には、もー、うんざり」と、パリ行きを急遽決心したそうです。
理由を聞いて思い出したのが、以前(1995年)、パリで雑誌の編集をしていたときに、ジャーナリストの長坂道子さんに書いていただいた「フランス出産事情」。
副題は、「出産も軽やかに美しく、リラックス妊婦生活 ~気軽な妊娠生活、無痛分娩、出産祝いのジュエリー……、生みの苦しみを尊ぶ日本人とは対照的な素晴らしきフランス式出産とは!?~」。
その号をゴソゴソと引っ張り出して、読み返したら、友人の言っていることと実にマッチしているのです。
長坂さんは、「私は『フランスびいき』とか『フランスかぶれ』というタイプではないばかりか、ときには評価が辛めな方である」と前置きしながらも、「なぜ、フランスという国はそんなに素晴らしいのか」について触れています。
「第1に、『妊娠は病気ではない』という思想が、広く一般に定着している点」
体重管理に関して日本は非常に厳しいのですが、フランスではさほどうるさく言われないそうです。タバコやアルコールでさえ、ボーダーラインがゆるいといいます。
「第2に、フランスに広く行き渡っている無痛分娩(脊髄麻酔を使った出産)」
95年時点で9割の女性が無痛分娩を行っており、友人の話によると、現在はこちらから何も言わなければ無条件で無痛分娩になるとか。
札幌で無痛分娩をしている病院は一ヶ所、医師はひとりだけだそうです。
「日本では、『無痛を選ぶ』という選択がまず皆無に等しく、『出産イコール痛み』というのが常識で、それを疑ったりする者はまずいない」 
確かに。なぜか。
「ひとつには、無痛分娩を受け入れにくい精神的な土壌というものがあること。……『生みの苦しみを味わった者にしかわからない極致』というような哲学が根づいている。つまり、痛みもなしで子を生むなど、けしからんというわけだ。激痛を経た日本の母たちは、だから勝利感に顔をほころばせる……」
ニヤリとしてしまったのは、次の文章。
「もっとうがった見方としては、日本に無痛が定着しにくいのは、女たちを社会の一線から遠ざけておこうという男たちの陰謀のためであるというものがある。つまり、出産がそんなに簡単になってしまったのでは、ただでさえ有能な女たちのこと、余力を生かして何をしでかすかわかったもんじゃない、とうことだ」

政府が少子化問題に積極的でないのは、結局、女性たちに最良の環境を提供することに躊躇し、ひいては、女性に活躍の場を与えることを拒んでいるから、ともいえますね。
痛いのは誰でもイヤです。
自分がその痛みを経験する必要がないので、男性たちは女性の痛みをやわらげようなどとは考えないのでしょう。立場が逆だったら、すぐに対策がとられたはず。
などと、私でさえ、うがった見方をしてしまいます。
なぜ女性が産まないのか。
約10ヶ月の妊娠期間が重苦しく憂鬱なイメージとして植えつけられている、という点も要因にあるでしょう。
そう考えたら、少子化問題は、子育て支援だけでは解決しないことは明らかです。

ちなみに、同じ号で、私はこんなことを書いていました。ついでに載せておきます。

子供はどの国で生まれるのが幸せか? 本人には選択の余地がないわりに、その後の人生に多少なりとも影響する問題といえる。
以前、妊娠した友人が興味深い手紙を送ってきたことがある。日本では妊婦がお産について学ぶ教室が開かれており、そこに通う”将来の母”たちは、えらく気合いが入っているという。お腹の中にいるうちから、我が子の人生設計を立ててしまっている親がいるというのだ。子どもが誕生したら、次はどこの幼稚園、小学校と、特に東京など首都に住む親は忙しい。子供の意思など考える余裕もないように見える。
もちろん、子供も塾やお稽古事で毎日大変。こちらもまた、自分が何をしたいのか考える時間などなさそうだ。この世に生れ落ちた瞬間から受験戦争に巻き込まれてしまうのは、日本人に生まれた宿命なのだろうか。
それでは、フランスはどうだろう。子供を持ったからといって、”母”としての役割だけを果たす女性は少ない。あくまでも”女”であることを忘れないフランス女性は、そこまで子供の人生を独り占めしたりしない。父親もしかり。ただし、男、女を捨てないということは、ヘタをすれば子供を犠牲にする場合もあるのだが…。
受験勉強で暗記したことは、忘れるのも早い。日本人は、考えること、意見を述べることに慣れていないために、外国生活で苦労した人も多いはずだ。まだ経験がないので大きなことは言えないが、未来の子供のために、何が彼らにとって幸せかを考えたいと思う。
パリの美術館、博物館では、親子連れの子供をよく見かける。幼児期からアートに触れる機会が多い彼らは幸せだ。緑が豊富で自然にも恵まれている。このような環境が、大人や子供たちに心の余裕を与えているのだろう。
子育てはとてもクリエイティブな仕事だと思う。まずは我々大人が”センス”を磨かなければならないのかもしれない。
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by k_nikoniko | 2008-09-24 22:13 | 男と女

奥さんではなく職業婦人です

面識のない男性に、「奥さん」と呼ばれることが多い。
先日も、ある硬い仕事をしている男性に、何度も「奥さん」と呼ばれた。
おまけに、「無職ですよね」と。
“若くない女性=主婦=無職”というステレオタイプの決めつけは、いったい何なんだ!

「職業はフリーライターです」と答えたら、「フリーター?」といぶかしげに聞かれ、仕事の内容を少し説明しはじめたとたん、「よくわかんないなぁ」と首を傾げられた。
面倒くさくなって、「じゃ、無職でいいです」と言ったら、ホッとしたように、「そうだね、無職にしておきましょう」だって。

こういうことは珍しくない。これまで、何度「奥さん」と呼ばれたことか。

一番驚いたのは、30代後半だったのにもかかわらず、北海道大学の守衛さんに「お嬢ちゃん」と言われたこと。
そのときは、さすがにひっくり返りそうになった。
女の子を“お嬢ちゃん”と呼ぶ人が昔いたことを思い出し、そんな呼び名をまだ使う人が21世紀にいることを知って、クラクラした。

札幌は、女性の地位が低い、と思ってしまうことがある。
特に、働く女(この表現は大嫌いだが)に対する認識が低すぎる。
そして、女性の意識も決して高いとはいえない。この言い方は少し乱暴かもしれないが。

札幌にも働く女性はたくさんいるし、意識の高い女性もいることはいる。
アクティブに活動している女性たちは、たくましくて頼もしい。
でも、その職業はかなり限られていて、教師、自営業、市民活動やボランティアに励む主婦といったところだ。
それ以外の職種、たとえば、企業で働く女性たちは、東京の意欲的なタイプとは違うように感じる。

そう推測できる証拠というか、「ビッグイシュー(路上生活者支援雑誌)の購買者が、東京などはOLが最も多いが、札幌はOLに全くというほど受け入れられていない」という事実がある。

がんばっても認めてもらえない風土なのか、がんばろうという女性が多くないのか。
テキパキ働くタイプは、ここでは受けが良くない気がする。
女性の意識の低さに比例して、男性の意識も下がる。

男女の格差というのは地域によって異なる、とつくづく実感してしまう。
全国共通の目標を立てるとき、どこを基準にするのだろうか。
男女格差を縮めるためには、男女の意識に関する地域格差も是正する必要があると思う。

「スウェーデンに学ぼう」というのは、札幌ではハードルが高すぎる気がしないでもない。
人の意識を変えるのは地道な努力が必要で、実現不可能な理想を夢見るより、もっと身近な問題から解決していったほうがいい。
当面の目標は、それなりの年齢の女性を誰でも「奥さん」と呼んでしまう男性(そして女性も)を減らすこと。
“世の中にはいろいろな仕事があり、女性の生き方はひとつではなく、きちんと専門分野で働いている女性がいる”ということをわかってほしい。

働く女性の自覚とやる気が高まったら、男女どちらも意識が変わり、もっと暮らしやすくなるはずだ。
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by k_nikoniko | 2007-10-29 02:36 | ジェンダー

ポーランド女性から聞いた話

昨日、ポーランド人について触れたので、パリで会ったポーランド人女性のインタビューを紹介します。
1997年ごろ書いた記事なので、彼女の生活状況はその後かなり変わってしまったけれど、今でも逞しくパリで暮らしているはずです。

彼女が、フランス語を学ぶためにパリへやって来たのは3年前。
一度は故国へ戻るが、パリでの“運命的な出会い”がきっかけで、再びパリへ。
アイルランド人の恋人と暮らしながら、大学で知的障害児教育学を専攻している。
「あこがれの都パリでの生活は、想像していたものと少し違っていました。日常生活の速度がとても早く、競争の毎日。することがたくさんありすぎで、時間の余裕がない人々。組織の中に抑圧された機械みたい。大都市では、当然なことなのかもしれないけれど…」
共産圏だったポーランドが民主化されたのは、1990年代初めのこと。
民間企業が次々に進出・設立し、ポーランドにも競争社会が浸透しはじめている。
「仕事と家を往復する静かな生活は、過去のものになりつつあります。ポーランドは今、初めの一歩を踏み出したばかり。この急激な変化に否定的な人も少なくありません。政治に興味がなく、工場で静かに働き、安定した社会保障を得たいと思っている人は、『何てことになったんだ、共産主義の方がいいじゃないか』と不満を持っています」
95年の大統領選挙では、18才前後の若者たちが共産党を支持し、注目を集めた。
民主化される前の時代を知らない若者が、インフレや貧富の差など資本主義の抱える問題に不安を抱いている表れなのかもしれない。
「以前のシステムは、個人のパーソナリティを無視したもの。私と同世代や少し上の世代のほとんどの人たちは、民主主義への変化に賛成しているのです」
彼女たちは、ポーランドの将来を担っていく世代ともいえる。
教育が自由選択へと変わり、外国で何かを学ぼうと、パリやロンドンで勉強する若いポーランド人の増加が著しい。
2002年にはECへの加盟が認められる予定で、ポーランド発展の期待が盛り上がっている。
しかし、海外での生活は、楽しいことばかりではないのが現実だ。
「EC諸国ではない東欧人にとって、ビザの関係などでフランスの滞在はなかなか困難。将来、パリで働くかどうかは、まだわかりません。子供のカウンセラーとしてフランスの公共機関で働くには、フランスの国籍が必要ですし…。仕事ができるのなら、他の職業でもかまいません。外国人のためのフランス語教師になろうかとも思っているところです」
パリの街並みとかわいい小さな通りは好きだが、パリジャンの閉鎖的な性格が嫌いだという彼女。
ポーランド人は“開放的で、親しみやすく、親切"。この評価は、彼女の人柄そのものを表現しているかのようだ。素朴な笑顔の合間に見せる力強い印象は、社会の変動を直視し、自由と独立の尊さを肌で学んだことからくるのだろう。
最高のパートナーと“人生を分かち合い”ながらも、一個の人間として自分をしっかり見つめている。
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by k_nikoniko | 2007-06-12 21:16 | 社会問題

「結婚しやすい」人間の条件って?

ヨルダン国籍のパレスチナ人から、「日本は大臣の自殺の記事ばかりだけど、中東ではイラクとパレスチナの記事以外ないというぐらい、この2つの問題が大部分を占めている」といった話しを聞いた後、家で新聞を広げたら、ちょっと腰が砕ける記事を見つけた。

結婚情報会社と名古屋大による「結婚しやすさ」の調査結果で、 男性は“若くて稼ぎのいい”ほうが結婚しやすいとのこと。
当たり前の話といえば当たり前の話。
“中年で稼ぎの悪い”男性よりは、その逆のほうがポイント高いでしょう。
ニートとか派遣社員とかが問題になっているなか、「“若くて稼ぎのいい”ほうが結婚しやすい」というのは、かなり残酷な宣告。
「あなたは結婚ムリムリ」と言われているようなもので、この結果に、うなだれている若者や母親が多数いるかも。
女性はといえば、“元気さが結婚の鍵”なのだそうです。
この記事の締めくくりは、「あまりしゃべらないほうが結婚しやすいようだ」となっている。
調査結果によるものだけど、“元気であまりしゃべらない女”というのはどんな女?
すぐ浮かんだのが、体が丈夫で、骨盤がしっかりしていて、愛想はいいけど慎ましやかな女。
男にはたてつかないで子どもをたくさん産む女、って、まさに“産む機械”というか…。
「元気でも、しゃべり過ぎる女は結婚しにくいんだ」とわかったからといって、何がどうなるわけでもないけど、どっと疲れた。

この記事の半分のスペースでもいいから、今イラクがどうなっているか伝えてほしいなぁ、と思うのは、私だけなのだろうか?
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by k_nikoniko | 2007-06-01 01:39 | 男と女

アラブの女性は地位が低い?

実際はよく知らないにもかかわらず、アラブ(イスラム教)社会では“女性は虐げられている”“男女不平等”といったイメージがあります。
日本で研修をしていたイラク女性医師は、「そんなことはない」と否定しました。
欧米社会とは違う形で、男性は女性を尊重しているというのです。
ところが、サナ・エルカットの著書「アラブの女 イラク女性の素顔」を読むと、“女性の人権は無視されている”印象を受けます。
子どものときから「女らしさ」を教え込まされ、「従わせるための圧力」のもとで教育される。
家事は「毎日の長くて辛い単調な仕事」「義理の親との関係に苦しむ」「離婚は簡単ではない」
イギリスに住む著者による、イラクの女性たちのレポートは、少し息苦しくなる内容でした。
でも、読み進めていくうちに、昔の(今も?)日本の状況に似ているのではないかと思えてきました。
こうした女性の不満は、日本でもよくあった(る)ことです。
西欧から見て、「女性の地位が低い」のは、イスラム教だけが原因ではないようです。
日本人が、「アラブ(イスラム教)社会の女性はかわいそう」と同情するのは、ちょっと滑稽な気がします。
というのは、欧米から見ると、日本社会も十分「男女不平等」だからです。
以前、アメリカ人かイギリス人の男性に、こんなことを言われたことがあります。
「日本の女性は女中みたでかわいそうだ。僕が見た夫婦は、夫がいばっていて、妻が言われるがままに従っていた」
数年前のことなので、現在の若いカップルを見たら違う考えを持つかもしれませんが、どうでしょう。
西欧型の男女関係を、そっくりそのまま日本やアラブ(イスラム教)社会に適応できるのか、それが正しいのか、よくわからなくなってきました。
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by k_nikoniko | 2007-05-14 10:51 | ジェンダー