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民主主義に「秘密保護法」はいらない!

今夜開催された「民主主義社会に『秘密保護法』はいらない!」に、330人が参加。
憲法、TPP、原発など多様な角度から「秘密保護法」の問題が議論された。
こんなことなら、昨年の東京都知事選で宇都宮さんが知事になってればね…。
今週は「秘密保護法」阻止に集中。

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この集会でも質問が出た「適正評価」ですが、原田宏二さん(元北海道警釧路方面本部長)のお話がわかりやすいです。


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by k_nikoniko | 2013-12-01 15:34 | 社会問題

さようなら原発1000万人署名提出行動

さようなら原発1000万人署名提出行動、院内集会中。11月20日現在8,378,701筆。

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by k_nikoniko | 2013-11-26 15:30 | 原発・核

NUCLEAR SOS

これ面白い。英語です。
NUCLEAR SOS

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by k_nikoniko | 2013-11-23 15:21 | 原発・核

福島原発告訴団「検察審査会第二次申し立て」

福島原発告訴団の「検察審査会第二次申し立て」記者会見&報告集会。
これだけの罪を犯しながら、誰も責任を問われていない。

JR西日本福知山線脱線事故の遺族のお話のなかで、「組織罰の法制化を求める会」(仮称)を発足するとおっしゃていた。

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by k_nikoniko | 2013-11-22 15:17 | 原発・核

『<泊原発>の問題は何か』

奥尻島がどうしてできたか、日本海側プレート、活断層などの解説で、泊原発には危険がいっぱいだとあらためて知った。
3.11前に、岩内の高原ホテルに泊まった日の朝、カーテンを開けたら、まんまえに、くっきりと泊原発が見えた。爽やかな気分はふっとんだ。
気が滅入るだけならまだいい。北海道が全滅する前に、廃炉にしなくては。
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by k_nikoniko | 2013-11-12 14:57 |

ニジェールのウラン鉱山に反対するフランスの団体

2011年10月、ニジェールのウラン鉱山問題にたずさわる団体シュルヴィ(Survie)にお話をうかがいました。

2009年3月に、ニジェール北部のイムラレン鉱山の採掘に関し、大きな契約が署名されました。イムラレンは、アフリカでも重要なウラン鉱山です。ウラン採掘の競争が多くの企業を巻き込んで激化し、アレバが採掘権を手に入れました。
2009年3月にサルコジ大統領が、この契約の署名のためにニジェールに行きました。こうして、鉱山での採掘がはじまりました。
協定に関し、その時、アレバの社長が契約書にサインしました。2008年7月だったと思います。
ニジェール経済にとって、アレバはとても重要で、アレバの40%のウランがニジェールで生産されています。
アレバはまた、アフリカの多くの国の鉱山を有しています。南アフリカ、中央アフリカ、ガボン、コンゴ。同じく、ニジェールも重要です。さらに、カザフスタンとカナダです。
ニジェールの政治情勢は、2010年2月にクーデターが起き、(2011年1月に)選挙がありましたが、とても長い間不安定です。この選挙ではじめて、遊牧民族のトゥアレグ族出身の首相が誕生しました。ですから、政治レベルでは、これまで軍事政権が長く続きましたが、安定し、民主化が進もうとしています。
ところが、前大統領のママドゥ・タンジャは、任期延長を目的に憲法を改正しました。
これに反対し、ヨーロッパはニジェールと国交断絶したのですが、フランスは、経済的利益がとてもとても強いので、まったく関係を絶つということがありませんでした。
サルコジがニジェールを訪問した際も、政治経済の目的から、ニジェールの状況をまったく批判せず、ママドゥ・タンジャの反民主主義を解放しました。
フランスにとってウランと電気のほうが、ニジェールの人々より重要なのです。明らかに。私たちの団体は、それに対して多くの批判をしました。ママドゥ・タンジェを好き放題にし、アフリカの独裁者を支援するフランス政府を批判しました。
ニジェールのウラン鉱山周辺の放射能汚染や、労働環境はひどいものです。その理由は3つあります。
ひとつは、ニジェール政府とフランス政府、そしてアレバの利権。
アレバは巨大企業であり、ニジェールは世界で最も貧しい国のひとつです。力関係の差が大きすぎて、ニジェールがウランの価格を決めるのはとても難しいのです。
ウラン輸出の条件の問題の後、社会問題や環境問題の側面からも、惨状が明らかになりました。
環境レベルでは、覆いのないなかでウランを採掘するため、放射性物質が川に流れます。労働者の被ばく線量は深刻で、健康被害が問題になっています。
社会的側面では、その地域は、あまり多くの仕事がなく、仕事といえば農業です。ニジェールは収入も低く、月40~45ユーロぐらいです。ウラン採掘の労働者はニジェール人です。
もちろん、フランス人も働いていますが、フランス人は現場で作業するような仕事ではありません。それほど多くのフランス人は、ニジェールに住んでいません。ですから、アレバは、ニジェールの事務所で働くフランス人にものすごい高給を払っています。さらに、フランス人の子どもたちの学費や、フランスとニジェールを行き来する旅費などにもです。やり方がとても賢いです。
ニジェールの人々は、ウランが国の経済に重要であることを知っています。サウジアラビアにとって石油が重要なのと同じです。
しかし、ウランは危険です。市民団体や労働者がグループを作り、声を上げています。健康や温暖化について、ニジェール人は心配しています。
ずいぶん前に閉山した、ニジェールの小さな町アーリット (Arlit)では、労働組合が労働環境を懸念しています。
ニジェール政府は、ウランを独占するために、開発をやめる決断をしました。そして、2000年にウラン鉱脈があるとされる地域を隔離し、近辺の開発を中止してしまったのです。ニジェールのその地域は、遊牧民トゥアレグ族が多く住む北部の土地です。人々はニアメ(首都)の政府と対立しました。
ニジェール政府はその地域に突然、ウラン燃料を製造のための工場や施設を建設しました。その地域の産業は、山羊や羊の放牧などで、そこはキャラバンやらくだが通る土地です。彼らは突然、通行を遮断されてしまったのです。
トゥアレグ族は、ニジェールのほぼ全土に散らばっていますが、少数民族です。関心の的となっているのは、武装していることです。
私たちの団体シュルヴィは、たくさんの団体からなる「Areva ne fera pas la loi au Niger(アレバはニジェールに法律を作ってはいけない)」という名の共同体の一部です。この団体に加わっているのは、2つのフランス政党、脱原発支援団体Collectif Tchinaghen、それから、フランスの著名な団体アタックなどです。アレバがビジネスを優先させ、ニジェールの人々をないがしろにしているので、私たちはこうした共同体を作りました。ニジェール以外にも、中央アフリカ、ガボン、コンゴ共和国の支援もしています。
コンゴは、シンコロブエ鉱山にかかわっています。アメリカが落とした広島と長崎の原爆のウランは、コンゴのシンコロブエ鉱山で採掘されたものです。とてもとても古い鉱山で、いったん閉山したのですが、アレバがたぶん再開するでしょう。
ガボンでもアレバはビジネスをしていて、ここは中国も進出しているはずです。
南アフリカも支援していますが、それほど多くありません。一番支援しているのはニジェールです。
福島事故後も、アレバの態度はまったく変わっていません。フランスはまだ何も変わっていません。アレバは非常に巨大企業なので、政府は決断できないのです。企業はますます人々を服従させようとしています。
脱原発の政府の決断にとって、とても重要な議論は、2012年の大統領選挙後になるでしょう。社会党が政権をとれば、脱原発は実現し、アレバに関しても多くのことが変化するでしょう。
フランスは原発依存の歴史が長く、電力生産の主要な産業なので、脱原発は難しいです。ウラン燃料を製造している企業もです。フランス全土に関係しています。
ここ50~60年のフランスの政策は、「私たちは石油がなく、アメリカとの競争に負けないように、何かしなければならない」でした。こうして、原発政策を促進してきました。
今、選択しなければなりません。
廃炉にするのは、フランスの政策として少し難しいです。なぜなら、我々は実に長い期間、強烈に、原発に依存してきたからです。ですから、フランスの一般の人たちは脱原発に反対しています。
それに対し、ニジェール人は違います。ニジェールでは、ウラン開発に反対しています。このことを知っているフランス人はほとんどいません。少し興味がある人はいますが、普通のフランス人はほんの少ししか情報を入手しないし、これに関する情報は限られています。この件に関しては、多くは話題になりません。
フランスの原発輸出で今主に動いているのは、南アフリカです。もちろんアレバです。セネガルやザンビアは、福島原発事故後、頓挫しました。しかし、チュニジアやリビアは知りません。カダフィとベン・アリが失墜した今、フランスが原発を輸出する可能性はあります。
ただ、福島事故で状況は変わりました。原発はお金がかかることがわかったからです。
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by k_nikoniko | 2013-11-11 08:34 | 原発・核

チェルノブイリによるフランス甲状腺がん訴訟

フランスの週刊紙『カナール・アンシェネ』の原発特集号(2011年10月)に掲載された記事です。
タイトルは、「Un avenir irradieux(被爆者の将来」。

500人が甲状腺ガンに苦しんでいる。患者らは数年かけて力を結集し、「フランス甲状腺病の会(AFMT)」を設立した。そして2001年になってやっと、政府の情報操作とガン増加の深刻な結果を認めさせる訴訟を起こした。
時間はむなしく過ぎ、患者たちの声を聞いてもらう闘いをはじめてから11年後の昨年5月、原告の弁護士ベルナール・フォは、「悪化する欺瞞」による「過失傷害」、「決定権を持つ機関と大衆に対する(チェルノブイリ事故につづく数日間の)危険な放射性物質の存在の隠蔽」の罪で訴えた。救済を要求する人権侵害訴訟として、超スピードで通過する方法だ。
手続きが遅くなった理由のひとつは、係争中にかなりおぞましい論争になったという事実にある。
人間が甲状腺ガンになるほど被ばくするとしたら、それはどのレベルなのか? どのぐらいの放射能を浴びているのか? 
鑑定報告書は根本的に意見が別れる。なぜなら、放射線とガンの死亡の因果関係を確立させるのが難しいからだ。
1996年のWHO報告書によると、チェルノブイリ事故の被害者は、すべての国を合わせて、死亡者32名、ガン患者2000人程度、ガンによる死亡なし、と限定されている(最近の報告者では被害者の数が増えている)! 
他の報告書が見積もった数は4万人、それだけでなく56万人が死亡したともいう。
ひとつは1986年直後に確認された数であり、もう一方は25年でなくなった数も合わせている(ウクライナの最近の報告書は、50万人死亡となっている)。
500人の原告の訴訟のマリー=オディル・ベルテラ=グフロワ裁判長は、ホルモン増加、汚染血液、狂牛病などの保健衛生医療の専門家である。そこで、ただちに真剣にこの問題を取り扱い、多くの鑑定を行い、その鑑定をさらに鑑定し、家宅捜査を行い、ペルラン(元フランス放射線防護中央局の局長)の協力者に電話で話を聞くところまで命じた。
2003年の某日に行われた一本の電話のおかげで、巧妙な汚い策略が判明した。
その年、科学アカデミーは、クリラッドが実現した科学的議論と測定を無効にし、優秀な科学者の確固たる無罪を証明する「歴史的な修正」を発表した。
しかし、その直後に、原子力医療および放射線の専門家3人が署名した報告書は、実際にはペルラン氏自身によって再作成されていたことが、司法官によって証拠された!
さらに好都合なことが起こった。聞き取り調査で、報告書の偽造者とペルラン氏の滑稽な会話が暴露されたのだ。偽造者はメディアから質問されることを心配し、ペルラン氏に、これらの情報源はどこなのかと聞いている。ペルラン氏は偽造者に、メディアを満足させる回答の指図を出した…。
2006年夏、クリラッドの支援を受けたAFMTは、ペルラン氏を直訴する。同年3月末、ペルラン氏には非公開で判決が下された。当然、パリ検察は被告人側についた。しかし、今回―そして初めて―、裁判官が被告の抗弁をする前に、予審免訴を要求したのだ!
9月7日、パリの控訴院は予審免訴の判決を下した。控訴院は、保健衛生の影響を証明するのは不可能と判断し、この一件は終わった。現在88歳になった被告人ペルラン氏は、昂然と引退生活を送っている。不明瞭なウソの隠蔽。AFMTは放棄していない。「毒物による人権侵害」でヨーロッパ刑事裁判所にこの件を訴える準備をしているという。
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by k_nikoniko | 2013-11-08 08:17 | 原発・核

フランスの脱原発ネットワークにお話をうかがいました

2011年10月、フランスの脱原発ネットワーク(Réseau Sortir du Nucléaire)のシャルロット・ミジョンさんにお話をうかがいました。
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フランスの脱原発運動がどうなのか、という質問には、簡単に答えることができません(笑)。
調査によると、一般の人たちの少なくとも2/3が原発に反対しています。
福島の事故後の同じ調査では、フランス人の3/4が原発は危険だと思い、疑問を抱いています。

福島原発事故後、世論は大きく進化しました。
いままで、原発事故のモデルはチェルノブイリでした。
チェルノブイリ事故は25年前に起き、「これはソ連の事故であり、フランスのことではない」という世論でした。
今回は、日本のような先端技術の国での事故であり、そうした国でもひどい事故が起きるという現実を見せつけられました。
事故直後の3月ごろは、既存メディアでも大きく取り上げました。今は減りましたが。

フランスで原発がはじまったのは1970年代で、それから定着し、多くの政党が推進し、原発建設は急ピッチで早く進められました。
同時に、安全なエネルギーだと主張し、クリーンでCO2の排出量が少ないと良い評判を宣伝するために、事業者は巨額を費やしました。
原子力産業に従事する人々でさえ、どうしたら原発なしでやっていけるのか、疑問を持ち、単に不確かな状況のなかで、原発はつづけられています。

1970年代、フランスの反原発運動はとても激しく、たくさんの抗議デモが行われました。
マルヴィルのスーパーフェニックス建設計画の抗議デモは非常に大きく、政府が介入し、一人亡くなっています。
これはなんと言うか、本当に後味の悪く、その後、多くの人がデモに参加するのを恐れさせるものでした。
当時はまた、フランス国内あちこちに原発が建設されていった時代であり、その数年間で新しい原発ができなかったのはたった1年だけでした。
1年間で8つの原子炉が建設された年もありました。

その後、少しずつですが、脱原発運動は拡大し、動きはじめました。
まず、スーパーフェニックスの廃止を実現します。
これは、日本の「もんじゅ」のような原子炉です。
フランスの反原発団体に、ヨーロッパの団体が加わり、抗議活動がとても活発でした。
スーパーフェニックスは、1987年に廃止にいたりました。

このとき、さまざまな団体をむすぶネットワークが、30もの団体によって設立されました。
原発施設の立地地域で設立された団体、核廃棄物処理に反対する団体など、次第に団体の数が増えていきました。

現在、脱原発ネットワークには、915の団体が参加しています。
賛同団体はさまざまです。過激ないくつかの団体とは距離を置いています。
ウランによる放射能汚染を専門にしている団体もいます。
フランスでは、最後のウラン鉱山が2001年に閉山しました。
これも大きな問題になっています。
大量の放射線物質を廃棄したままにしたため、水が汚染され、大きなスキャンダルになったからです。
放射性物質の輸送を専門にしている団体、核廃棄物処理の団体も参加しています。
福島原発事故後、原子力資料情報室や市民放射能測定所などの日本の反原発運動や日本人と密にコンタクトをとりはじめました。
フランス在住の日本人や、北海道の「Shut!泊」の泉さんともつながりがあります。
泊原発はMOXでのプルサーマルをはじめるからです。
福島原発事故以前は、日本とはそれほど関係は密ではありませんでしたが、外国の多くの脱原発運動とは連携していました。
特にドイツです。
私はドイツ語を流暢に話すので、たくさんのつながりがあります。
それから、スイスとも同じようにつながりがあります。
ロシアとは少し、オーストリアやスペインなどヨーロッパのさまざまな国とも。
そして、アメリカの2つの大きな団体です。
さらに、ウラン鉱山の問題を抱えるニジェールやオーストラリアの団体です。

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by k_nikoniko | 2013-11-04 08:22 | 原発・核

アレバは日本で大儲け(カナール・アンシェネの記事より)

フランスの週刊紙『カナール・アンシェネ』の原発特集号(2011年10月)に掲載された記事です。
タイトルは、「Areva a de gros sushis」。
アレバは大きな寿司を手に入れた…といったところですが、フランス語の「souci(心配)」にひっかけてる?

アレバは親切である。
100万ユーロを緊急支援として赤十字に寄付した。毛布6870枚、防護マスク972000個、ポンプ10台、発電装置5台、コンプレッサー5台、そして、フルーツ缶詰1万個、ミネラルウォーター10万ボトル…。
福島原発事故の翌日、世界トップの原子力企業が、偉大なやり方を誇示し、それを全世界に知らしめた…。
しかし、それらは微々たるものである。
なぜなら、事故当日、福島第一原発4号機の停止作業をしていたアレバの18人の技術者は、地震の発生でウサギのようにあわてて逃げ出したからだ。
日本人が耐えていたのに、フランス人はいち早く引き上げた。
「帰国することになったので、彼らの任務期間が短縮された」とアレバグループの広報は正当化しようとする。
その一方で、アレバ社の約20人の海外赴任正社員の一部は、日本にとどまった。とにかく、我々は、福島第一原発にたまった汚染水の浄化計画に参加するために、フランスから専門家を現地に送った。
結局、原発施設にあふれている、人間が立ち入るのを阻止する非常に高い放射能汚染水の浄化のために、アレバは2ヶ月間、福島第一原発で作業を行った。
連帯の素晴らしい発展が、そこにはまだあるか? 
「そういうわけではない」と、ガイガーカウンターを手に、一時期滞在して活動した、日本を熟知している物理学者でACRO代表のダヴィッド・ボワレイは攻撃する。
「アレバが整備した処置によって、日本人は1リットル210円(1.83ユーロ)負担することになる。1トンは1000リットルで、処置すべき汚染水は12万トンあることを考えてみてください。一方にとっての不幸は一方にとっての幸運だということがわかる。この工場がフル回転で機能(この夏はそのケースではなかった)したら、アレバは合計で2億ユーロ以上を稼ぐことになる。連帯は寄付ではない」
フランスの原子力グループ・アレバが、世界4位の顧客である日本で操業して40年以上がたつ。日本は54基の原子炉を保有している(フランスとほぼ同数)。金の卵を産む鶏は、アレバに過去毎年6億5千万ユーロの売り上げをもたらしていた。
日本には、アンヌ・ローヴェルジョンによって設立されたグループが、あらゆる段階で存在する。原子炉サービス供給(メンテナンス、設備、エンジニアリング)、原発を運営する地方の電力会社の資本参加、平均出力の原子炉の建設のための強力(新興国によって盛んに行われている)。
アレバはまた、2つの製造施設を運営している。ひとつは、東海村に位置し、原子力燃料の設計、製造、開発、商品化を専門とし、三菱重工の2つの子会社との業務提携の成果である。もうひとつは、六ヶ所村で、使用済み核燃料の取り扱いにかかわる。この六ヶ所村は、このグループが世界に売って成功した唯一の工場である。
世界中のあちこちに、核廃棄物は原子炉の横に貯蔵してある。日本だけが、フランスのやり方に追随してきている。建築は日本製だが、操縦するのはアレバだ。工場のプランはこのグループによって売られ、日本人はフランス人から教育を受ける(そしてラ・アーグに研修させられる)。まったくの技術の移転であり、技術アシスタントと操縦契約の賜物である。
しかし、2008年に稼動開始予定の工場は、つねに動いているわけではない。その結果、日本人は再処理のために、ラ・アーグに向けて使用済み核廃棄物を船で運びつづけている。ここでもアレバが儲けている。なぜなら、フランス電力公社につづき、日本は使用済み核燃料の再処理において、2番目の顧客だからだ。
非常に収益性のいい市場は他にもある。アレバは、日本の16~18基の原子炉用に、MOX(プラトニウム8.5%と劣化ウラン91.5%を含む再処理燃料)の契約を電力会社8社(九州、四国、中部、中国、関西、東京、電源開発)と結んだ。MOX燃料は、この燃料製造の世界的リーダーであるマルクール(ガール県)のメロックス工場で製造されている。福島第一原発事故の4基の原子炉のうち、3号機(東京電力)は炉心がメルトダウンしたが、MOX燃料を使用していたため、プルトニウムとウランの汚染排出物が投げ捨てられた。
「自慢すべきものがある。日本の原子力発電所周辺の農地には、小さなフランス国旗とともにベクレルが存在する」と物理学者のレイモン・スネは皮肉る。
2008年4月、フランスのフランソワ・フィロン首相は、六ヶ所村の再処理工場を訪問した。2010年7月には、アレバの資本への3%参加を三菱重工グループ(2230万ユーロの売り上げ)に促す目的で東京を訪れた…。
そして、津波の3週間後、サルコジ大統領は、地元住民を励ますために、東京を往復し、次のように宣言した。「たったひとつのことに影響されて早まった選択をするべきときではない。冷静さが欠如している」
日本の電力会社はMOXの輸入を延期するなか、三菱は、アレバとの資本提携の議論という同じく早まった選択を凍結するのか?
「福島第一原発事故は、アレバと日本の顧客とのビジネス上の合意を再疑問視するものではないが、契約は調整する方向だ」とグループの広報担当者は過小評価する。「我々の顧客は、我々を信頼している。アレバは日本の顧客に、彼らが必要とする核燃料サイクルの全体的なサービスを供給し続けると理解している」
しかし、75%の施設が停止しており、核燃料の必要性は明らかに減少している。


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by k_nikoniko | 2013-11-03 08:46 | 原発・核

ドキュメンタリー映画「霧の向こう Yonaoshi 3.11」

ケイコ・クルディ監督のドキュメンタリー映画「霧の向こう Yonaoshi3.11」を観る。ウェブ・ドキュメンタリー(というのがフランスで流行っているらしい)を1時間半にまとめた作品。
ストーリーテリングというか、ロングインタビューが中心なので、ウェブ・ドキュメンタリーのほうが見ごたえあるかも。
ディスカッションは興味深かった。印象に残ったのは、「原発は事故直後、ハリウッド映画のような深刻さだったのに、いまではコジラみたいなB級映画みたいになっている。これではいけない」というクレディ監督の言葉。
確かに最近はギャグタッチな出来事が多く、B級的な傾向がありますね。
だから、フランスで風刺の対象にされるのか…。...
ちゃんと考えよう。
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クルディ監督の話で、もうひとつ印象的だったのは、菅直人元首相のインタビューに関して。
「フランスの政治家だったら、ありえない。さすが日本だな、と思った」と。
インタビューで、「政治家を信じてはいけない。国民が自分で行動することが大切」と述べてます。私も驚き!





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by k_nikoniko | 2013-10-24 14:19 | 原発・核