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フランスの反原発アピール文に感動、でもリビア攻撃に失望

本日午後3時(日本時間夜10時)、フランス各地で日本追悼および反原発の集会が開催されます。
市民たちのアピール文はすばらしい。
これを読んで、フランスでこれだけの原子力発電計画が進行していると知り、愕然とした。
日本がかかわっているプロジェクトもある。
アピール文のなかで、「フランスの原子力産業がかかわる海外のプロジェクトの停止」を要求しているが、日本もすぐに手を引くべきだ。
ニジェールのウラン採掘など、私たちが知らない(無関心だったともいえる)ところで、日本は原子力プロジェクトを進めている。
先進国の日本は、中国に負けたからといって経済力は世界2位で、この苦境を乗り越えることができるはず。
でも、発展が途上の国は、それができない。もっともっと悲惨なことになるだろう。
日本の事故でさえ責任がとれないのに、どうやって他の国の安全を保証できるのか。
これ以上、人々を苦しめないために、海外のプロジェクトは即刻中止してほしい。

今回の災害で、各国の知り合いからメールが届いた。
パレスチナやイラクからも。
本来なら、世界の多くの人たちが、独裁者に立ち向かうアラブの人々を支援し、社会を変わるのを見守るべきときだったのだと思う。
自然災害は運命だとしても、この原発事故さえなかったら、国際社会はもっとアラブ地域に目がいっただろう。
「鬼のいぬまに」的に、リビア攻撃がはじまってしまった。

世界中の暖かい言葉に酔いしれているだけでなく、苦境にいる国の人々を応援したい。
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by k_nikoniko | 2011-03-20 13:45 | 原発・核

チェルノブイリ事故から25年

今年はチェルノブイリ事故から25年。この4月は、あの大惨劇(26日)を悼むイベントが各国で予定されています。
福島原発の事故はまさにその直前に起きたため、世界中の人々に大きな衝撃を与えています。

チェルノブイリでは多くの子どもたちが被ばくによる病気で苦しんでいます。

チェルノブイリ子ども基金が声明を発表したので、こちらに貼り付けました。
PDFはこちらです。

福島原発50キロ圏までの避難範囲拡大と浜岡原発の即時停止を求めます

 恐れていた「原発震災」が起きました。
 3月11日午後2時46分、東北地方を中心に巨大地震が発生、大津波によって多くの犠牲者を出すとともに、東京電力福島原子力発電所は制御不能の事態に陥り最悪の事態に向かって進んでいます。すでに環境には大量の放射能が放出され、周辺の人々への影響が心配されています。

 政府は20キロ圏内に対して避難指示を出しました。しかし、30キロ、40キロの人の自主的避難は始まっています。特に妊産婦・子どもは率先して逃がすように政府・自治体の方にお願いします。爆発してしまったら、パニックになります。各地では避難してくる人々のために公共施設を開放し受け入れ始めています。東京も、公共施設などの受け入れをはじめました。さらに避難場所を拡大してください。

 私たち「チェルノブイリ子ども基金」は、フォトジャーナリストの広河隆一がチェルノブイリ原発事故の被災地で母親たちの訴えを聞いたことにより1991年に発足し、募金活動を開始しました。20年間、さまざまな救援活動をウクライナ・ベラルーシの被害者、特に子どもたちに対して行ってきました。事故後25年が経過しようとしている今でも、事故後に生まれた子どもたちさえもが、重い病気になり、命を落としています。

 「最悪の場合でも、チェルノブイリ事故ほどにはならない」との報道もあります。もちろん、私たちもチェルノブイリのような事態にならないことを強く願っています。しかし万が一の事態が起きてからでは遅いのです。日本国内のすべての原発を止めてください。特に、東海地震による「原発震災」が心配されている浜岡原発は即時停止すべきです。

 原子力災害は一地域、一国の問題にとどまらない世界的かつ事実上無期限の問題であることを、チェルノブイリ事故被害者の救援を長年続けてきた私たちは強く認識しています。政府、電力会社は、すべての情報を即時公開し、国際的支援と協力を早急に要請すべきです。

初めに被害を受けるのは子どもたちです。チェルノブイリで起きたことが繰り返されてはならないのです。

2011年3月18日

チェルノブイリ子ども基金
理事長/鈴村稔 事務局長/佐々木真理 
顧問/広河隆一・黒部信一 理事・監事一同   

162-0816東京都新宿区白銀町25メゾンド原207
Tel&Fax 03-5228-2680  cherno1986@tokyo.email.ne.jp

子ども基金のホームページとブログにも掲載しています。

最新情報
http://homepage2.nifty.com/chernobyl_children/index.html
神楽坂事務局だより
http://blog.goo.ne.jp/cherno1986jimukyoku/
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by k_nikoniko | 2011-03-18 23:51 | 原発・核

海外メディアの報道とそれに対する人々の反応

震災以来、フランスのメディアを追っていますが、今日はまだ目を通していません。
原発事故について、海外のメディアをチェックする人が増えているようです。
私のブログも、「海外メディア」のキーワードでのアクセス数が多いです。

表現の自由があるはずの日本で、海外メディアで真相を探ろうとすること事態、異常としかいえません。

アメリカのメディアが過剰で不安をあおるばかり、という意見も出ているそうです。
フランスのメディアも、読むたびに絶望的になる内容が圧倒的。
ただ、マスコミが大げさに書きたがるのは、どの国も同じです。
幸い(?)、フランスの人たちは、マスコミをあまり信じていないので、報道を鵜呑みにはしないと思います。
何に対しても批判的なフランス人は、マスコミ、特に既存メディアには手厳しく、メディアリテラシーがそれなりにいきわたっています。

私も既存メディアではなく、ネットマガジンをチェックしています。
ネットマガジンの福島原発記事もかなり充実しています。
ただ、既存メディアに勝るほど信頼されているまでにはいたっていないので、ネットマガジンを鵜呑みにする人も少ないはずです。

フランス人は、たぶん、24時間ニュース番組とラジオで大方の情報を得て、その他、原発関係の機関や市民団体のサイトで欲しい情報を収集しているのではないかと思います。
いずれにしても、フランスに関していえば、日本人が心配するほど、煽られたりしないはずです。
海外メディアで煽られるのは、かえって日本人のほうかもしれません。

フランスでの原発事故報道は、悪いことばかりではなく、これまであまり活発ではなかった反原発運動へとつながっているようです。
ちょうどフランスでは、チェルノブイリ25周年のイベントがいろいろ準備されていたそうで、この事故を契機に一気に盛り上がりそうな気配です。

私も煽るつもりで書いているわけではないのですが、そういう点がありましたら、ご指摘ください。
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by k_nikoniko | 2011-03-17 13:03 | 原発・核

上関原発建設予定地の強行工事のライブ配信を観ながら

上関原発の建設予定地で、埋め立て工事が強行されています。
昨日、ライブ中継を知ったのは終わり寸前だったのですが、今朝もその様子が配信されています。
テレビのニュースでは報道されなかったと思います。
今朝の朝刊、北海道の新聞では記事を見つけられませんでした。
こうして、この国で起きている”重大な出来事”が多くの人に伝わることなく、人々の声が届くことなく、議論されることもなく、権力を持つ側の思いのままに変えられてしまいます。

ニュージーランドの古い街が地震で崩壊したのを嘆いても、美しい日本の海が壊れていくのはどうでもいいのだろうか?

リビアの強権を批判しても、日本の小さな町で起きている強行工事は許されるのだろうか?
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by k_nikoniko | 2011-02-23 09:35 | 原発・核

中国と米国が「核セキュリティ・センター」設立で合意

中国の胡錦濤国家主席と米国のオバマ大統領が会談し、450億ドルの商談が成立したという。
航空機200機のボーイングほか、キャタピラー(建設機械)、カミンズ(ディーゼルエンジン)、ハネウェル・インターナショナル(総合テクノロジー)、アルコア(アルミニウム)、そして、ウェスティングハウス・エレクトリック(原子力)とも契約を結んだそうだ。
中国は、昨年11月に、フランスのサルコジ大統領との会談で、アレバ(原子力企業)との契約を更新している。

さらに気になるのが、胡錦濤国家主席とオバマ大統領の間で、「中国国内に核セキュリティ・センターを共同出資で設立することに合意した」とAP通信が発表したこと。

このセンターの目的は、各施設での安全工場のための研修、核物質の管理で、核の事故やテロに備えた共同訓練、技術の共有が期待されている。
このセンターは、他のアジア諸国にも広める計画だという。

「センター設立の案は、昨年4月にオバマ大統領が開催した核サミットで、胡錦濤国家主席が提案した」と報道されているが、日本では、「鳩山元首相が提案した」ことになっている。

センター設立については、外務省HPの「核セキュリティ・サミットにおけるナショナル・ステートメント(骨子)」(2010年4月12日)にも明記されている。

4.国際措置
(2)今後の取り組み(今次サミットに際して発表するイニシアティブ)
(イ)アジアの核セキュリティ強化のための「総合支援センター」の設置
本年、日本原子力研究開発機構に、アジア諸国を始めとする各国の核セキュリティ強化のためのセンター(「アジア核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(仮称)」)を設置。人材育成、キャパビル、人的ネットワーク構築に貢献。

このステートメントでいう「核セキュリティ総合支援センター」と、中国と米国が今回合意した「核セキュリティ・センター」は同じものなのか?

だとしたら、日本の立場は?


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by k_nikoniko | 2011-02-21 01:25 | 原発・核

原発を考える「ウラン採掘のニジェールプロジェクト」

ニジェールのウラン採掘「ニジェールプロジェクト」は、ニジェール、フランス、日本らの企業が出資しています。

フランスのアレバ社(Areva)のHPでは、ニジェールプロジェクトについて、次のように紹介しています。
ちなみに、北海道の泊原発で計画されているプルサーマルで使用するのも、アルバ社のMOX燃料です。

アレバHP:ニジェールの子会社COMINAKの紹介

COMINAK 最大のウラニウム埋蔵量の鉱山の開発
アルバの子会社COMINAKは、1978年より、ニジェール北西部のウラニウム鉱山の開発を行っている。新しい鉱脈の開発も予測されており、COMINAKは生産の効率を上げ、アフリカ大陸で世界第2位、世界的にも上位の埋蔵量を誇るウラニウム鉱脈の開発に専念する計画を実施している。COMINAKは、環境に配慮した経営の規定を配慮し、ISO 14001の認定を受けている。

COMINAK(アクータの鉱山会社)は1974年の設立である。資本金は、アルバが34%、SOPAMIN(ニジェール)が25%、OURD(海外ウラン資源開発株式会社、日本)が25%、ENUSA(スペインウラン公社)が10%が出資している。

COMINAKは、1978年以降、数多くの鉱脈(アクータ、次にアコラ、現在はアファスト)を開発してきた。地下250メートルで、2009年末の採掘量は6万tUである。
2009年、同社は、1,436tUのウラン精鉱を生産した。
2003年、同社は、環境を持続・保護する経営において、ISO 14001認証を受けた。この認証は、2006年、2008年の2回更新している。

世界でも有数のウラニウム鉱山
COMINAK鉱山は、地下250メートルで、250キロメートル以上の坑道を有している。
ウラン鉱の含有量は4%(1トンにつき4キログラムのウラニウムを含有)。
採掘されたウランは、敷地内の工場でウラン精鉱に加工される。年間生産量は、2000トンである。
従業員は1200人で、98%がニジェール国民である。

今後20年分の埋蔵量
現在の生産のテンポでいくと、今後17年以上は採掘が可能である。2009年末の資源量は24670Utで、アルバは10531tU入手可能
現在わかっている地質資源評価によると、さらに多くの開発が可能との見込み。
アファストでの新しい鉱脈における将来の活動を見越し、COMINAKは生産の効率化に向けた計画を立てた。

1970年 アクータ鉱山での調査に、フランス、日本、ニジェールが批准
1974年 COMINAK設立
1975年 コジェマ(COGEMA)からCOMINAKへアクータ鉱山の採掘権の転貸
1978年 COMINAKで初のウラン精鉱(イエローケーキ)生産
1981年 生産量が最高に 2260tU
1986年 年間生産量を1960tUに制限
1987年 COMINAKへアコラの採掘権の転貸
1998年 ウラン精鉱(イエローケーキ)の4万回目のドラム缶詰め
2001年 2004~2013年の「採掘契約」を新たに結ぶ
2002年 アファスト鉱山の予備調査
2003年 ISO 14001認定
2006年 ISO 14001の更新認定
2006~2008年 改正および開発計画
2008年 ISO 14001の更新認定

*****

日本の企業は、海外ウラン資源開発株式会社。
HPのニジェールプロジェクトについては、次のように説明しています。

アクータ鉱業株式会社(Campanie Miniere d’Akouta, COMINAK)
1974年6月12日設立
資本金:35億CFAフラン
出資比率:海外ウラン資源開発株式会社25%、ニジェール国営地下資源関連会社(SAPAMIN-SA)31%、AREVA NC 34%、スペインウラン公社(ENUSA) 10%
製品生産量:ウラン精鉱(イエローケーキ) 1978~2008年 58,891MTU(累計)
      2009年 1,436MTU(実績)
製品取引率:海外ウラン資源開発株式会社43.3%

*****

日本原子力研究開発機構のレポートに、ニジェールのウラン採掘についての報告が掲載されていたので、一部引用します。
「最近のウラン探鉱・開発動向(パート2:アフリカ) 2007.5.18」

2.ニジェール
 これまで、ニジェールでは、生産容量2,300tU/年のアクータ鉱山(アレバNC34%、ニジェールONAREM 31%、海岸ウラン資源開発25%、スペインENUSA 10%)および生産容量1,500tU/のアーリット鉱山(アレバNC63.4%、ONAREM36.6%)の両鉱山が、それぞれ80%程度の稼働率で毎年安定的な生産を行っている。2006年の生産量は、アクータ鉱山が1,869tU、アーリット鉱山が1,565tUであった(WNA Website, 2007/5)。両鉱山の周辺では、オペレーターのアレバによる継続的な探鉱が実施され鉱量の追加発見が行われている他、アレバは現在、資源量12万tU(0.11%U)を有するImouraren鉱床の開発を目指して、ISL採鉱テストを含むFSを実施している最中である(Autebert [Areva NC], 2006/6)。
 さらに、ニジェール政府は、アレバを中心とした探鉱開発を継続する方針に変わりはないものの、さらに多数の探査鉱区を他の企業に開放し多角化を進めることにより、同国の生産規模を大幅に拡大する方針を表明している(Ux Weekly, 2007 5/7)。2007年3月のニジェール鉱山エネルギー大臣によると、26社からおよそ100の探査鉱区の申請を受けているという。また、大臣は2011年までにアレバのImouraren鉱床および中国のTeguidda鉱床が開発され、ニジェールの生産容量は2倍の8,500tU/年になると語った(Bloomberg, 2007/3/7)。

 最近、新たに認可された探査鉱区の主なものは以下の通りである(図1参照)。
・2006年3月に、カナダのNorthwestern Mineral Ventures Incが、Irhazer(2,000k㎡)およびIn Gallt(2,000 k㎡)の2探査鉱区を、同じくカナダのNorth Atlantic ResourcesがAbelajouad探査鉱区(2,000 k㎡)を取得。同社は2007年4月にさらに2探査鉱区(1,000 k㎡)を追加取得した(両社Website, 2007/5)。
・2006年7月、中国のChina Nuclear Uranium Corporation(CNUC : CNNC、ZXJOY InvestおよびTrendfied Foldings3社合弁の100%子会社)が、Tiguidda(1,953 k㎡)およびMadaouela(1,872 k㎡)の2探査鉱区を取得。前者には12,764tU、後者には6,191tUの埋蔵量が確認済みで、CNUCはできるだけ早期(2010年)の開発を望んでいる。この取引により、ニジェール政府は€98m.以上の現金を得るとされている(PRWeb, 2006/7/24)。
・2007年4月には、カナダの探鉱会社Orezone Resources Inc.がアレバの探査鉱区の北側および北東側に2探査鉱区(合計980 k㎡)を、同じくカナダのSemafo Energie Inc.がアレバ鉱区の南側に5探査鉱区(合計2,375 k㎡)を取得(両社Website)。
・2007年5月には、合計23の探査鉱区が、カナダの3企業(Southampton Venture Inc.、Delta Exploration、UraMin Inc.)、イギリスの3企業(COJ Commodity Investments Ltd.、Agades Ltd.、Indo Energy Ltd.)およびインド企業(Taurian Resources Pvt Ltd.)に認可された。これらの企業は、今後3年間に$55m.の探鉱活動を行うことによって権利が認められることになっている。そして新しい鉱床が発見された場合、ニジェール政府が40%の権利を(10%は無料で30%は有料で)得ることになっている(Reuters, 2007/5/12)
・上記に関連してUraMinは、アーリット断層沿いの有望地域に4探査鉱区(1,815 k㎡)を取得し、さらに2探査鉱区(1,000 k㎡)を申請中と発表した。開発段階ではニジェール企業とJVを組むことが要求され、政府が10%の権益を無料で取得し20%を有料で取得する権利を有するとなっている(UraMin News Release, 2007/5/8)。UraMinは取得した4鉱区において今後3年間でC$10m.を支出するとの情報もある。同時に、前述のSemafoはニジェールでC$15m.を支出するという(Mineweb, 2007/5/8)。


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by k_nikoniko | 2011-01-22 00:48 | 原発・核

ウラン採掘に苦しむニジェールの人々

アフリカ・ニジェールのウラン採掘の現状について、現地からの手記です。
このプロジェクトは、日本企業もかかわっています。

Altermondes 2007年12月~2008年2月号 14ページ

ウラン 牧畜民の不幸

 フランスの大企業アルバにとっての幸運、ウラン鉱採掘は、ニジェール北部の住民にとって不幸の源でしかない。彼らの警告の叫びに耳を傾けなければならない。

 ニジェールのソマイルとコミナ両子会社の名の下に、核の大手企業アルバがウラン開発を始めてから、すでに39年以上がたった。開発が許可されているのは、牧草地で有名なニジェール北部の中心部に位置する。ここで10万tU以上のウランが採掘されているにもかかわらず、ニジェールは地球上の最貧困国のひとつにとどまっている。
 ニジェール政府から許可済みの地区では、ウラン開発の影響は深刻だ。土地からは標準を越えた放射線反応があり、住民、環境、地下水は明らかに汚染されている。牧草地は極端に減少し、汚染された住民は適切な治療を受けられないでいる。企業は事実を隠蔽し、彼らが公開する情報のすべてが偽造されている。最も重要な事実は、鉱山会社の数ある病院が、労働者のなかで病気を患っている人は誰もいないと発表している点だ。病院としての資格は有しているが、ここは養護施設でしかない。さらに、ウランは掘り出され、その場で取り扱われ、近くの港までトラックで運ばれる。そこでもまた、安全性が無視され、交通事故によって村が汚染させている。
 今日、多くの人が鉱床の採掘状況を告発している。こうした状況の影響は、住民の健康や環境を直撃している。CRIIRAD(放射能に関する調査・情報の独立委員会)と市民団体Sherpaは、企業の基本的義務に違反しているとして、被害について報告している。
 特筆すべきは、ニジェール政府は現在にいたるまで何も学んいないどころか、探鉱調査と採掘に対して122の許可証を与えている点だ。その一帯はアガデズ地方の9万㎡におよぶ。事前に何の情報も公開されず、住民は何も知らされていない。すでに2つの鉱区の存在が被害を生み出しているのだから、122の鉱区が広範な土地に及ぼす影響はどれぐらいになるだろう。ニジェール経済の2番目に位置する牧畜産業、そして我々のような牧畜飼育者の将来はどうなるのだろう。
 ニジェール政府はいつになったら、この国が脅かされている危険に気づくのだろうか。無意識なのだろうか、それとも悪意的なのだろうか。ここ10ヶ月、ウランを巡って政治・軍隊の対立(2007年2月からストが起き、政府が武力で弾圧している)がニジェール北部で繰り広げられている。安全性の欠如の増大と地雷原のなかで、2つの火種が激突し、住民たちは、自分の土地のウランの存在がもたらす劇的な結果に耐え忍んでいる。アイル地区がすでに最初の引っ越し場所として挙げられており、イフェロワンの住民(2000人)はティミアに向けて移住をしなければならなくなった。
 ニジェール政府が最高入札者に開発許可を与え、国際市場でのウラン相場について交渉している最中に、ニジェール国民の一部の生存は脅かされているのだ。政府は、目の前の経済危機を恐れているのだろうか。開発によって国民と環境がどのような結末を迎えるか、それを知ることには気が回らないのだろうか。
 新しい許可鉱区には、最良の牧草地の一部が含まれている。そこは最も保存され、最も多くの住民が住む土地だ。アガデズの村から、イハゼールの広大な渓谷、インガルの村、そしてテギッダまでの一帯におよぶ。ウランで犠牲になる土地はもうこれ以上ない。アッサウアスの近くでは、中国企業CNUCがウラン採掘を行っている。ここでは、開発許可鉱区から住民を追い出し、牧畜飼育者が放牧用井戸を使用することを禁止している。
 ウラン鉱山の増加にともない、国民はどうなっていくのだろう? 我々の環境はどうなっていくのだろう?
 環境と人間が大災難をこうむる姿がくっきりと見える。ニジェール北部の住民である我々は、人間の生命と、牧草地という素晴らしい資源を守るために、危険な状況を告発し、国内外の世論に支援を求めている!
 飢えた人々に静かに忍び寄る死、執行猶予中の人間の命、こうした状況が、他の人たちを幸せにできるというのだろうか?


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by k_nikoniko | 2011-01-20 17:09 | 原発

人権よりビジネス 中国とフランス

胡錦濤国家主席がパリに到着したため、シャンゼリゼ周辺の地下鉄は封鎖になった。
トロカデロやボブールなどで、ノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏の釈放を求め、抗議運動が行われたそうだ。
夜のニュースは、サルコジ大統領と胡錦濤国家主席のビジネス契約が中心。

フランスの3つの企業が中国の企業と契約を結び、その額はトータルで140億ユーロ(200億ドル、日本円で1兆6,000億万円ぐらい?)。
3つの企業は、石油会社トタル、原子力企業アレバ、航空機メーカーのエアバス。

トタルは中国電力投資集団公司と共同で、石油化学工場建設に20~30億ユーロを投資。
中国の航空会社は、エアバスから102の航空機を購入。A320を50機、A330を42機、A350を10機で、購入金額は100億ユーロ(140億ドル)。

個人的に最も気になるのは、アレバとのウラン購入契約。
アルバは、中国の広東原子力(CGNPC)に10年間に2万トンのウラニウムの提供を約束。額にして25億ユーロ(350億ドル)。今回の契約は、2007年11月の契約に代わるもの。
さらに、核工業公司(CNCC)と共同で、核燃料再処理工場の建設の契約も締結。
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by k_nikoniko | 2010-11-05 15:37 | フランス