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恵庭OL殺人事件の第2次再審請求で新証拠

 複数の間接事実を積み重ねて犯人と認定し、当初から冤罪が疑われている「恵庭OL殺人事件」。
 弁護団は1月10日、死因や殺害方法など新証拠4点を用意し、2回目の再審請求を提出した。
 この事件は、2000年3月に北海道恵庭市で女性会社員の焼死体が見つかったのが発端。「三角関係のもつれによる犯行」と同僚の大越美奈子受刑者が早々に容疑をかけられ、一貫して否認するも、殺人と死体損壊の罪で懲役16年が確定した。
 不可解な点が多いこの事件。そのひとつが被害者の死因だ。「車の中で後部座席から頸を絞められての窒息死」と認定されたが、大越受刑者は被害者より小柄で、犯行現場となった車は2ドア。被害者には抵抗した際の傷はなく、車内からも痕跡は発見されていない。
 この死因を覆すかもしれない意見書が今回提示された。「クロロホルムなどによる薬物中毒死」 判決の唯一の証拠となった鑑定書を再検証した法医学者は、「死体に見られる肺水腫」の所見に着目。肺水腫は窒息死では稀で、薬物中毒死の多くに認められるという。
 被害者は目隠しされ、局部の焼損が最も激しかった。事件発生当初からそう伝えられていた。意見書では、「性犯罪の可能性が強く疑われる」と指摘している。
 燃焼工学の専門家は確定判決と違う殺害方法を示した。死体はあおむけで発見されたが、後頭部の頭皮が炭化しており、「うつぶせで油類をかけて焼かれた後、あおむけで再び焼かれた」との見解だ。その方法であれば、現場を立ち去る時間は遅れ、大越受刑者のアリバイが成立する。さらに、「所持していた灯油10リットルを用いた」とされる認定もゆらぐ。
「開かずの扉は本当に開かない」と前回の再審請求棄却で、大越受刑者は涙したという。伊東秀子主任弁護士は、今度こそ「科学的真実にのっとった裁判を」と訴えた。

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『週刊金曜日』アンテナ(2017年1月20日号)

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by k_nikoniko | 2017-05-01 14:35 | 掲載記事(2011~)

恵庭OL殺人事件の第2次再審請求

本日発売の『週刊金曜日』のアンテナ欄に、「恵庭OL殺人事件の第2次再審請求」の記事を書きました。
死因や殺害方法に新証拠。

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by k_nikoniko | 2017-01-20 11:22 | 掲載記事(2011~)

「恵庭OL事件を考える」シンポジウム

札幌にて「恵庭OL事件を考える」第3回シンポジウム。
弘前大大学院燃焼工学の伊藤昭彦教授は科学的根拠を無視した札幌裁判所の決定を批判。
「新時代の刑事司法制度特別部会」の委員を務める周防正行監督は「証拠は全面開示すべきだが反対の声もあり、証拠開示はあまり進展していない」と発言。
木谷明弁護士は、袴田事件で一人無罪を主張した熊本典道元裁判官と同期だそうで、恵庭OL事件の再審棄却について「こんなことでは誰も裁判所を信用しなくなる。殴りつけたいぐらい腹立たしい」と怒りを表明。

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こちらは、市民の目フォーラム北海道のHP
恵庭OL殺人事件再審請求棄却ー犯人なら過酷な取調べは許されるのかー





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by k_nikoniko | 2014-04-27 22:20 | 社会問題

恵庭OL事件の受刑者が寄せた10年前のメッセージ

10年前の2004年3月22日、恵庭OL殺人事件の第一回控訴審公判が札幌高等裁判所で開かれました。
その前日の21日、札幌で「恵庭裁判を考える」会に寄せられた、大越さんからのメッセージです。

一審、有罪判決から1年が経ち、控訴審が始まります。やっと1年、というより、あっというまの1年だったように思います。
刑事事件、裁判など自分に縁があるなど考えたこともなく生きてきました。ここにきてどれほど多くの冤罪があるかを知りました。可能性だけで殺人犯とされてしまった判決文。私の問いには何も答えてはくれませんでした。何度も破り捨てたい思いにかられました。そのたびに「このまま司法の暴走を許してはならない、何とか頑張りぬいてほしい」「前科のある自分は、いずれは懲役に行かなければならず…」と自分の口惜しさを私にたくしていった人たちの思いが私を支えてくれました。どれだけ多くの人が、こんな思いをしているのでしょう。闘うよりも、ウソでも認めたほうが、早く社会に帰れる、そうして作り出された有罪率99.9%の数字。
一審判決後、知らない人から日本の司法の実態は「疑わしきは、被告人を罰せよ」だという手紙をもらいました。今でも文通していて手紙をくれたきっかけは何だったの?と聞いたら、「判決文を読んで私が犯人じゃないとわかったから」と返事がきました。犯人じゃないとわかる有罪判決文。それが通じる司法の世界とは何でしょう。
私のような否認事件の場合、裁判中、裁判後、弁護人とトラブルが発生する場合も多々あるようです。私はおかれた状況のなかでは弁護人に恵まれました。二審も一審と同じ弁護団と聞き「絶対判決が覆る」と言ってくれた人もいます。人に心を開けない私を、じっと待ち続けてくれた4人の先生たちに感謝の気持ちでいっぱいです。そして、控訴審にむけ、新たに4人の先生が弁護団に加わっていただけることになりました。手弁当事件でありながら、これだけの力を加えていただけたのは、司法というものが、本当に、おかしな方向にむかっているのだ、と身の引きしまる思いもあります。
今日の集会に来ていただいた中には、ずっと私を応援しつづけてくれている人、私への疑問をぬぐいきれず、興味で来てくれた人、いろいろいると思います。それでも、これから始まる控訴審を見守っていただければと思います。
そして毎日のように、テレビ、新聞などからさまざまな事件のニュースが流れてきます。罪を認めていても、否定していてもいろいろなことを言われます。それがすべて真実ではない、と思っていただければうれしく思います。
私は無実です。


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by k_nikoniko | 2014-04-26 15:34 | 社会問題

袴田事件につづいて再審を認めるわけにはいかない?

今週21日、恵庭OL殺人事件の再審請求に対し、札幌地裁は再審を認めないと決定を下しました。

弁護団や支援者はもちろんですが、たぶんマスコミも、意外な結果に驚いたのではないかと思います。
というのも、札幌地裁(加藤学裁判長)は昨年2013年9月20日に、遺体の発見現場で現地調査を行い、積極的な姿勢をみせていたからです。再審請求において、裁判所が主導して現地調査を行うのは、極めて異例なことです。


この調査には、加藤裁判長はじめ、裁判官、検察官、弁護人が参加。
一行は遺体の発見現場を確認し、炎の目撃者3人の自宅付近から現場を見た後、大越さんの姿が監視カメラに残されていたガソリンスタンドまでの約15キロの道路状況などを調べました。

「札幌地裁の真剣な取り組み」に、弁護団や支援者は期待をかけていたのです。

しかし、そうした現地調査がどう生かされたかは示されることなく、再審は認められませんでした。

袴田事件につづいて、再審を認めるわけにはいかない。

そうした歩調合せの決定ではなかったのか?


恵庭OL殺人事件は、大越さんが犯人である「可能性」が高いという状況証拠を連ね、「これほどの状況証拠が重なるのは偶然とは言い難く、他に犯人は考えられない」と裁判所は再審を認めませんでした。

不幸にも、大越さんには自分を不利にする偶然が重なって降りかかってしまったのだと思います。
袴田事件の直後の再審可否決定だったのもまた、“不幸な偶然”だったと…。



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by k_nikoniko | 2014-04-23 09:39 | 社会問題

再審請求が棄却された恵庭OL殺人事件

札幌地裁は4月21日、恵庭OL殺人事件の再審請求を棄却しました。
札幌地裁は、弁護団が示した「新証拠」を認めず、確定判決が認定した状況証拠を前提に、「受刑者は犯人と認められる」と指摘しました。
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2000年3月、会社員のHさんの焼死体が見つかり、「三角関係のもつれによる犯行」と、同僚の大越美奈子さんが逮捕された事件。大越さんは一貫して無罪を主張しましたが、一審、控訴審とも有罪判決が下され、2006年に懲役16年が確定しました。
この事件は、直接証拠がまったくなく、警察による証拠隠しや報告書ねつ造などが発覚したにもかかわらず、裁判所は検察側の主張を認め、大越さんを犯人と断定しました。

この事件は当時、「恋人を奪われた恨みによる犯行」という警察側の情報にマスコミがとびつき、人権(特に女性の)を踏みにじる卑劣な報道が繰り広げられました。
性犯罪の可能性も否めないにもかかわらず、そのあたりはまったく触れず、単に「女の嫉妬」だけを強調し、面白おかしく報道されたのです。

聞いた話によると、大越さんは、警察や裁判所だけでなく、マスコミから受けた精神的苦痛に、いまだ癒されていないそうです。

刑が確定した後、大越さんは落胆が大きく、人との接触を避けるようになったといいます。面会していたのは、ごく限られた人だけでした。

弁護士らが、2012年に再審請求の話を持ちかけたときも、大越さんはあきらめの気持ちのほうが強く、迷っていたそうです。
しかし、彼女のアリバイを成立させる目撃証言が偽造されていたことが検察の証拠開示で判明し、また、燃焼工学の第一人者による科学的証拠を得たことで、再審請求に踏み切りました。

「再審を請求し、大越さんは最近元気を取り戻してます」と聞いていましたが、4月9日に主任弁護士の伊東秀子さんが接見したときには、再審請求について次のように述べていたそうです。
「一時は希望をもったけれど、あまり期待したくない。一審でも控訴審でも、裁判官からは犯人だという目で見られているのがわかり、私が何を言ってもダメだった。裁判所がちゃんと判断してくれる、と思っていたのに…。今回も期待して、同じような絶望感を味わうかもしれない。裁判所を信じられない」

そして、昨日の再審請求の棄却。

決定書を読んだ大越さんは、接見した弁護士に、「こんな内容の紙きれで、私の人生が決まってしまうのでしょうか。開かずの扉は本当に開かない」と言ったといいます。涙をポロポロ流す場面もあったそうです。

札幌地裁には大越さんのお父さんの姿もありました。
「ひどい決定ですね」と声をかけたら、少し間をおいて、「ひどい…けど、これが日本の裁判なんだよね」と淡々とした口調でおっしゃいました。裁判所には裏切られてばかりなので、今回もあまり期待しないようにしていたそうです。

弁護団は「検察を擁護する決定と憤りと失望を感じる」と不服を表明し、即時抗告する意向を示しました。
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再審の壁は厚く、その扉はあまりにも狭く。
裁判所とは、いったい誰のために存在しているのでしょう?



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by k_nikoniko | 2014-04-22 12:47 | 社会問題

狭山事件の再審を求める市民集会

今日は日比谷公園野外音楽堂で「狭山事件の再審を求める市民集会」。再審開始まで、なんて時間のかかることだろう。ひどすぎる。

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by k_nikoniko | 2013-10-31 14:44 | 社会問題

映画「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」

映画「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」の試写会に行ってきました。
狭山事件で逮捕された石川一雄さんと妻・早智子さんを3年間追ったドキュメンタリー。
ここで語られる被差別部落問題は、「差別」が激化する今まさに考えたいテーマです。
冤罪がどれだけ人々の人生をめちゃくちゃにするかも…。
という難しい話はさておき、なにより良いのは、石川さん夫婦の“愛”。
こんな関係いいなぁ、と心がほの~とする作品です。
東京の上映は10月31日(木)から。日本教育会館大ホールにて。
多くの人が石川さんと狭山事件を知り、再審開始につながることを願てます。
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by k_nikoniko | 2013-10-09 08:18 | 社会問題

「恵庭OL事件を考える」シンポジウム

「恵庭OL事件を考える」シンポジウムに参加。
事件は2000年3月に起き、直接証拠も自白もないままOさんに有罪判決が下された。昨年10月に再審請求を申し立て、現在審理が進められている。
どう考えても「おかしな」判決。一審のときから支援してきた。
恋人をとられた嫉妬から女を焼き殺す、というのは陳腐なシナリオ。
性犯罪の疑いもあり、女性の人権侵害にかかわる事件でもある。

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by k_nikoniko | 2013-08-24 01:32 | 社会問題

狭山事件の再審を求める市民集会

5月23日午後1時から、日比谷野外音楽堂で、「狭山事件の再審を求める市民集会」が開催されました。
50年前のこの日、石川一雄さんは逮捕されました。
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石川さんのご両親は、刑務所に入っているときに亡くなったのですが、「墓参りは冤罪が晴れてから」と心に決め、まだ行ってないそうです。
「事件が起きた時間、家族でご飯をたべていたので、自分が犯人ではないことを両親は知っていて、無罪の報告をする必要もないのです。でも、殺人犯のレッテルを貼られたまま、お墓に手を合わせたら、両親は悲しむのではないかと思います。ですから、心を鬼にして、決意を曲げずにいます」
石川さんはそうおっしゃってました。
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by k_nikoniko | 2013-05-23 23:31 | 社会問題