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<   2013年 06月 ( 39 )   > この月の画像一覧

フランスでもSudoku(数独)が爆発的ブーム

f0016260_19581130.jpg フランスでも数字のパズルSudoku(数独)がブームになっている。英国では2004年にタイムズ紙で掲載されて爆発的に広まったが、フランスの流行はそれより1年遅れてはじまった。昨年7月から1年間でまたたくまに普及し、今ではフランス国民の半分は挑戦したと推定されている。一家にひとつはSudokuがあり、地下鉄やバスでもパズルを手にしている人が必ずいるのだ。秩序正しい数列に魅了される理由は、雑然とした社会への嫌悪感を反映しているという声もある。(パリ=木村嘉代子) 
 
▽関係出版社は50にも 
 
 Sudokuは、正方形に縦横9つの升目を作り、さらに3×3に区切って、それぞれの枡に1から9の数字を埋めていくパズルだ。数独と命名したのは日本のパズル雑誌ニコリで、世界的にSudokuとして知られている。日本で紹介されたのは1984年だが、イギリスやフランスほどの現象はまだ見られない。しかし、一般のフランス人たちは、生まれ故郷である日本でもSudokuが大流行していると思っているようだ。 
 
 フランス初のSudoku雑誌を出版したのは、オランダのアムステルダムに本社がある出版社キーシング・フランスだ。英国でのヒットに目をつけ、独自のソフトを開発し、昨年7月に出版を開始した。ポケット版の創刊号は、異例ともいえる2万部を売り上げた。現在のところ、6つの難易度レベルを組み合わせたり、サイズを変えるなどして、Sudokuだけで13の雑誌を隔週で刊行している。フランスでの売り上げは業界トップだ。 
 
 キーシング・フランスのジェネラル・マネージャー、グザヴィエ・ド・ブール氏によると、フランスではSudoku関係の出版社が50ほどあり、140以上の雑誌や本が出版されているという。フィガロ、ルモンドといった日刊紙での掲載を合わせると、120万から130万部にのぼるそうだ。2005年6月にはどの媒体にも掲載されていなかったので、驚異的な増加だ。 
 
 キーシングはSudokuの大会も主催し、第1回フランス大会は昨年12月に、第2回は今年5月11日に行われた。ベルギー、オランダ、デンマークでも同様の大会を開いている。ちなみに、これらの大会でのチャンピオンは全て女性だった。 
 
▽愛好者は男女とも若い層 
 
 もともとフランスでは、クロスワードといった枡を埋めていくパズルの愛好者が多い。伝統的なクロスワードパズルは50年以上の歴史があり、特に年配層に親しまれている。また、クロスワードの一種モ・フレシェ(ヒントに従い矢印の方向に言葉を入れていくパズル)は、Sudokuの登場で少し売り上げは落ちたが、100万から120万部を数える。 
 
 モ・リフレシェはどちらかというと女性ファンが上回っているが、Sudokuに関しては男女に大差がなく、年齢層が若いという点が特長だという。 
 
 昨年夏以降、フランスでパズルといえばまずSudokuを選ぶ人が増加した。雑誌だけでなく、日刊紙、本、インターネット、携帯電話、コンピューターゲーム機など、さまざまな手段で楽しんでいる。 
 
 「定期的にSudokuをしている人のうち、3割強は情報処理技術者や理数系の学生、エンジニアで、文科系ではないですね。クロスワードといった文字のパズルは無経験の人たちです。残りは、以前は別のパズルをしていた人です」とグザヴィエ・ド・ブール氏は語る。 
 
 それにしても、フランス人がどうしてSudokuにはまるのか?一番の理由は、数字だけを使うシンプルなルールにある。「特別な知識がなくてもできるのが人気の秘密でしょう。クロスワードパズルなどは、地理や歴史に関する最小限の知識が求められますが、Sudokuには無用です。3歳の幼児から100歳の高齢者まで、どのような人でも挑戦できます」 
 
 ルールは単純だが、容易には解答がでないので、全て解けたときの達成感も大きい。推測力や観察力、記憶力や速さも要求される。「ひとつできたら次はもっと速く、と欲が出てきます。レベルを上げることで、自分への挑戦という気持ちも湧いてきます。また、二人で競い合うこともでき、競争心を駆り立てるようです」 
 
 場所を選ばず、ひとりでできる気軽さも魅力だ。個人主義社会にはうってつけのパズルともいえる。 
 
 インターネット版レクスプレス誌(2006年4月6日)によると、Sudokuが好まれるのは、無秩序、欠乏、空虚といった現代社会の憂いに明快な回答を提供するからだと分析している。秩序を整え、それぞれの位置を正し、目前の混乱を回避する。そうした機会を与えるのがSudokuなのだという。 
 
 暇つぶしに最適と、寝る前やちょっとした空き時間にやる人が多く、「数の並びが美しい」「純粋な論理的結果に満足」と夢中になっているが、西欧人の数字に対する感覚は、日本人とかなり異なるらしい。英国やフランスに長く滞在している日本人でさえ、なぜこれほど熱中できるのかと首をかしげている。 
 
Keesing France : http://www.keesing.fr/ 

『日刊ベリタ』 2006年07月30日07時51分掲載
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by k_nikoniko | 2013-06-30 07:52 | 掲載記事(2000~2010)

ブルガリアの秘境「バラの谷」へ

 首都ソフィアから黒海へ向け、車で東へ走る。黒い壁のようにそびえるバルカン山脈とブルガリアの中央に連なるスレドナ・ゴラ山脈を左右に配し、広大な平地が続く。ブルガリア独特の赤い屋根の家と、山羊の群れを引き連れた農夫、畑仕事をするエプロン姿の女性たちが、思い出したように現れ、野性的で単調な風景に温かさを添えてくれる。
 風とともに運ばれてくるのは、微かなバラの香り。この二つの山脈にはさまれた一帯は、ブルガリアンローズの産地「バラの谷」と呼ばれている。サルビア、ディル、ヒソップなど野生のハーブが咲き乱れる荒れ地に点在するバラ畑には、芳しい香りを放つ鮮やかなピンクの花が咲いている。
 ラテン語par「通す」とfumum「煙」に由来し、煙の発散を意味する香水perfume。芳香を発散する香水の要がエッセンシャルオイルだ。バラから得られるローズオイルは、貴重な香りとして古代から愛されてきた。
 至極の一滴を求めて、ブルガリアの小さな街カザンルックへの旅が始まった。ブルガリアは純度の高いローズエッセンシャルオイルの最大供給国。これを収めた壷は、極上の品質を保証するBularska-roseと記されている。17世紀の昔から、フランスをはじめとするヨーロッパの人々は、ブルガリア産を求め続けてきた。ごく少量で香りをソフトに仕上げるためローズエッセンシャルオイルは高価な香水のほとんどに含まれているという。
 ローズオイルを抽出できるバラは、ブルガリアンローズで知られるローザ・ダマスセナと、フランスのグラースに咲くローザ・センチフォリア。この2品種は、一般に栽培されている観賞用現代バラの祖先、古代バラだ。小アジアが原産のローザ・ダマスセナは、シリアやダマスカスを通り、17世紀、トルコ人がブルガリアへ伝えたという。その後改良を重ね、「ローザ・ダマスセナ・カザンルスカ」という最高の香料用バラとなった。
 カザンルックは、バラの谷のほぼ中央に位置する。1210年にはカザンルック周辺の広い地域でバラが栽培されているのを、十字軍が目撃している。本格的なバラの栽培が始まったのは、1664年頃のこと。水はけのいい肥沃な砂利を含む土質、曇りがちで湿気の多い春の気候など、バラ栽培には欠かせない条件がここにはそろっていた。独自に開発された栽培技術は、300年以上たった今でも続けられており、原種のバラの特徴やローズオイルの品質を変化させることなく保っている。
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by k_nikoniko | 2013-06-29 23:44 | 掲載記事(1991~1999)

悲しいフランス語(北海道新聞「朝の食卓」)

「カワイイ」
キティちゃんブームで、フランス人もこの日本語を覚えたそうだ。
フトン(布団)、キモノ(着物)、シアツ(指圧)。
日本文化を表す日本語は、フランスでも定着している。
ところが、フランス語化した日本語は、ほほえましいものばかりではない。
憂鬱な気分にさせられる言葉も存在する。
「カミカゼ」
この言葉は2年半ほど前から、新聞やテレビでよく使われるようになった。
フランスでは「自爆テロ」を意味する。
この言葉には、フランス特有の辛辣さが込められているのかもしれない。
だとしても、恐怖の言葉を日本が残した事実は真摯に受け止めざるを得ない。
旧日本軍が世界に与えたインパクトは、あまりにも強烈だったのだ。
半世紀以上も前の過去が風化せず、海の向こうで、日常語となって繰り返される。
日本の漫画やキャラクターに夢中になっている若者や子どもたちも、悲惨な映像を見つめながら、あの言葉を口にしているのだろう。
想像すると胸が痛い。
そして、自爆テロがなくならない限り、「カミカゼ」も使われつづけることが何よりも悲しい。
不幸な言葉を生み出してはいけない。
日本はまた危険な一歩を踏み出しつつあるようで、とても恐ろしい。

(北海道新聞 朝の食卓 2004年1月29日)
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by k_nikoniko | 2013-06-29 08:53 | 掲載記事(2000~2010)

有機農業では遅れていたフランス

農業国のわりにフランスの有機農業は発展途上です。
そのため、補助金による援助など、政府は有機農業を奨励する政策を打ち出しました。
政府機関の有機農業に関する報告書によると、2002年の有機農業農地の占める割合は1.40%で世界第25位、EUでも10位。
パリ市内で開かれる数ヶ所の市場では、オーガニック製品を専門に扱う日を設けています。
最も有名なのは、ラスパイユ市場の日曜オーガニック市場です。
このオーガニック市場は1989年から開かれています。
オーガニック食品の愛好者は確実に増加しています。
フランス西部の新聞が行った調査によると、買った経験がある人は二人にひとり。
ここ数年で大手スーパーのオーガニックコーナーが拡充し、一般庶民の関心も高まっています。
自然食品の専門ショップの存在も目立つようになり、ますます手軽に手に入るようになりました
フランスの食糧自給率は141%で日本の3倍以上です(98年、農水省資料)。
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by k_nikoniko | 2013-06-28 09:05 | フランス

久しぶりの首相官邸前

久しぶりに首相官邸前デモに行ってきました。今年初めてかも?
人数はちょっと寂しかったです。
いい季節になってきたし、また通おうかな。

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by k_nikoniko | 2013-06-28 00:51 | 原発・核

三国ナンパ論:足りないのはこちらの国際感覚

運ばれてきたカプチーノは、大陸のより薄めだった。
スプーンでミルクの泡をクルクルとかきまぜながら、大陸旅行を懐かしんでいた。
(それにしても、いい男はいないね)
3カ国回って知ったが、女性の誘い方にしても、恋愛観にしても、お国柄がよく表れていた。
日本からなぜか持参したスタンダールの「恋愛論」の文庫本をパラパラ読み返してみた。
この内容は現代でも十分通じるのである。

(日本へ帰ろうかな……いや、待って……)
ヨーロッパの男だってしょせん人間。
素晴らしい面ばかりではないのだ。
欠点も魅力かな。
足りないのは、こちらの国際感覚なのである。
女を磨けば、いい男に出会えるかもしれない。
わたしは、シナモンの粉がまばらになったミルクの泡を避けるように、カプチーノを飲んだ。

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『三国ナンパ論』より
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by k_nikoniko | 2013-06-27 11:36 | 掲載記事(2000~2010)

代替医療への関心が高いフランス(『フランス式美人道A to Z』)

1998年に開催された「代替医療エキスポ」を見学しました。
各地のタラソテラピーや温泉の観光案内、アロマテラピー、植物療法、健康器具&インテリア、出版物、ナチュラル素材の洋服など200以上のブースが並び、人々はスタッフから説明を受けたり、デモンストレーションをながめたり。
ここ数年で代替医療は急速に広まり、書店にも専門コーナーが設けられています。
ただし、代替医療の規定はまだ曖昧で、占いや催眠術、新興宗教と同類のイメージを持つ人もいるとか。
代替医療の専門家は、怪しいセクトと誤解されないようにと、学術的かつ論理的に解明する努力をしているそうです。
フランスの代替医療には、ホメオパシー、植物療法(フィトテラピー)、アロマテラピー、オステオパシー(骨のゆがみ矯正)、カイロプラテック、東洋医学などがあります。
WHOの調査(2002年5月)によると、5割のフランス人がすでにこれらの療法を試した経験があるそうです。
意外なのは、4人にひとりが鍼治療を受けているという事実。
鍼治療において、フランスはヨーロッパの草分け的存在で、16世紀にイエスズ会の修道院によってもたらされたのが始まり。
1932年にはフランス初の鍼治療診療所が設立し、ジャン・コクトーら前衛アーティストの間で大ブレイクしたそうです。
健康保険制度にも組み入れられ、流行時の80年代には2000人近い専門医がいました。
東洋医学がブームの理由は、人間の心を重視した治療法だからでしょう。
「人間は自然界に属する小さな自然体で、互いにつながりを持ちながら作用している」という哲学的な考え方も、フランス人に指示されているのです。
西欧文化を追いかけつづけている私たちも、ここでちょっと立ち止まって考えてみたいものです。

『フランス式美人道A to Z』より
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by k_nikoniko | 2013-06-26 20:15 | 掲載記事(2000~2010)

移民取り巻く状況悪化の中で変わったフランス社会とW杯風景

f0016260_1862039.jpgフランスにとってのサッカーW杯は、ジダンのレッドカード退場という意外な幕切れで終わった。6月27日のスペイン戦以来、異常ともいえる盛り上がりだったこともあり、ここ数日のフランスは、腑に落ちない結末の話題で持ちきりである。巷でささやかれている差別発言が頭突きの原因だとしたら、今後も論議を呼びそうだ。というのも、1998年のフランス大会同様、今回も、フランス代表の存在は移民問題と密接に結びついていたからだ。(パリ=木村嘉代子) 

 フランス代表の今大会の活躍は、8年のフランス大会に非常によく似ている。前評判はすこぶる悪いが、勝ち進むにつれて、国民が一丸となって応援する。その経緯はほぼ同じだ。 
 W杯ドイツ大会の予選リーグでは、国民の多くはフランス代表を批判的に見ていた。「フランスは古い国、政治家とフランス代表は年寄りばかり」と、フランス人は不満をあらわにし、チームワークの悪さをも危惧していた。 
 フランスを覆う陰鬱な空気はここ数ヶ月ではじまったわけではないが、昨年秋の暴動事件や、今年に入ってからの若者のデモといった出来事で重苦しさが増幅していた。それを裏付けるかのように、フランス代表は不甲斐ない戦いを重ね、国民の士気は下がるばかりだった。 
 なんとか決勝トーナメントに駒を進めたものの、ほとんどの国民はスペイン優勢と見ており、この日が最後の試合だと覚悟していたほどだ。ところが、フランス代表は見事に快勝したのである。勝利の歓喜はすぐに国民に伝播し、熱狂の渦へと巻き込んだ。 
 次のブラジルを負かしたことで、暗雲は払拭され、フランス国民は自信を取り戻した。この勝利により、「年寄りばかりのフランス代表でも成功できる」と国民の意識は変った。我々国民もまた、何かにうち勝つことができるに違いない。誰もがそう信じ始めたように見えた。 
 
▼アフリカ出身者らが最も熱狂 
 
 もちろん、フランス代表の快進撃に最も熱狂したのは、これまで辛酸をなめていた若者、つまり北アフリカやフランス領海外県・海外領土出身の若者たちである。
 ポルトガルとの準決勝が行われた7月5日、パリ市南部にあるシャルレティ・スタジアムで試合を観戦した。この日、フランス各地で大型画面が設置され、パリの2ヶ所のスタジアムでも、 市の主催で入場無料のイベントが開催された。 
 開場の19時になると、選手の背番号付きユニホームを着たり、 フランス国旗やジダンの故国であるアルジェリアの国旗を肩にかけた人々が、ぞくぞくと入場していく。シャルレティ・スタジアムに集まったサポーターは、フランス代表がそうであるように、さまざまな肌の色が混ざり合っていた。 
 あっという間にスタンドは満席となり、ピッチも人であふれた(翌日の情報によると、入場者数は2万6000人以上)。まるでこのスタジアムで試合が行われるかのような熱気だ。 
 試合が始まる1時間も前から、サポーターは大声をはり上げ、 「アレ・レ・ブルー(行け!)フランス代表 」と叫び、耳を劈(つんざ)く太鼓やラッパの音が鳴り響いていた。あちらこちらで花火が上がり、爆竹が飛び交った。 
 
▼スタジアムには暴動の緊張も 
 
 サッカースタジアムでありながら、そこは娯楽の場というより、一種の緊張が漂っていた。いつ暴動が始まってもおかしくないほど、危険に満ちていたのだ。入口にはかなりの数の警官が警戒に当たり、市が派遣した50人以上の警備員が構内で待機し、ものものしい雰囲気だった。 
 事実、いたるところで小競り合いが起こっていた。
 100人ほどのポルトガルサポーターに向かい、フランスサポーターはヤジを飛ばす。 
 近くのスタンド席に陣取ったバンリュー(郊外)出身の移民の若者たちのなかには、ひっきりなしにハシシを吸っている者がいた。 
 前半でジダンがPKを決めると、いっせいに発炎筒がたかれ、スタジアム内が真っ赤に染まる。観衆に向けて花火を放ち、警備員に取り押さえられる若者もいた。 
 ピッチ上で少年グループが殴り合いのケンカをはじめ、一同騒然となったときもあった。
 さらに、試合終了後に地下鉄駅へ向かうと、入口で機動隊員に進行を制止され、群集が殺到してもみくちゃになっていた。この状態にイラついた若者は、怒鳴ってガラス瓶を投げた。 
 地下鉄の車内では、白人の少年が黒人グループに国旗を奪われて泣きべそをかき、また、禁煙の車両でタバコを吸う若者もいた。 
 翌日の新聞で知ったのだが、スタジアムの最寄り駅近くで刃物による傷害事件が起き、18歳の少年がケガをしたとのことだった。その夜、スタジアムでは15件ほどの乱闘があり、発炎筒をたいた10人が検挙され、酔っぱらって暴れた人もいたという。 
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by k_nikoniko | 2013-06-25 18:08 | 掲載記事(2000~2010)

フランスからMOX

画像の整理をしていたら、昨年6月29日の首相官邸前デモのが出てきた。
あれから1年。
今年は6月27日に、フランスからのMOX燃料が高浜に到着する。
このなかには、プルトニウム約0.9トンが含まれると思われるらしい。

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by k_nikoniko | 2013-06-25 00:49 | 原発・核

三国ナンパ論:電話でナンパのオタク系フランス男

「モシモシ? ケイコ?」
おどおどしたソフトなフランス語。
ケイコの留守を英語で伝えた。
「ダレ?」
今度は、たどたどしい英語に変わった。
「………」
こちらが黙ったら、相手がせきたてるように尋ねた。
「ニホンジン?」
またか。「日本人?」がキーワードである。
この男もケイコを知らない。
でも、ここに日本人が住んでいるのはわかっている。
日本人狙いの嫌がらせ電話。
(フランスで流行ってるの?)
日本人なら、面識がなくても電話で楽しくおしゃべりすると思っているのだろうか。

フランスでも独身者の増加が社会問題化し、「出会いがない」と嘆く人も多いという。
彼らが恋人を獲得できるかどうかはナンパ術にかかっているともいえる。
恋愛を成就させるには、誰かにお膳立てしてもらうのではなく、自分から声をかけなければならないのだ。
奥手のフランス男は、直接話しかける度胸に欠けるため、インターネットといった出会いを利用するそうである。
出会いの手段にこだわらないとしたら、いたずら電話も肯定されるのかもしれない。
ただ、そういうことに慣れていない日本人に試しても、評判を落とすだけなのにね。
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『三国ナンパ論』より
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by k_nikoniko | 2013-06-24 08:44 | 掲載記事(2000~2010)