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パリでシーシェパードのメンバーと話す

11月11日、パリで開催されているBioフェア(オーガニック&エコフェア)に行った。
オーガニック食品、エコ・グッズ、自然化粧品、エコツーリズムなど、出店数は500以上。
この日は第一次世界大戦終戦記念日の祝日ということもあり、あいにくの雨にもかかわらず、ものすごい入場者だった。
フランスにおける最近のBioブームをまさにこの目で確認した次第。
面白そうなモノやおいしそうな食品がたくさんあったのだけれど、人に酔ってしまい、何も買わず。
夜には帰国の途に着くため、昼ごろ引きあげた。

帰りぎわ、「シーシェパード」のブースを発見。
その周辺は、グリーンピースやWWFといったNGOや市民団体がブースを出していた。
シーシェパードといえば、日本では悪名高い捕鯨反対の環境保護団体。
日本のマスコミ報道で流れる情報程度しか知らないので、過激活動家のイメージがある。
その団体が、いたって商業的で平和的な(子どもや高齢者が普通に立ち寄る、という意味で)イベントに参加しているのは意外だった。
そこで、日本のことをどうとらえているのか気になり、ちょっと声をかけてみた。
おそるおそる。怒鳴りつけられるかな、と思いながら。
応対してくれた若者は、いたって穏やか。
「日本政府はシーシェパードをテロリスト呼ばわりするけれど、僕たちはそんな団体ではない。決まりを守らないから抗議しているのであって、捕鯨をやめたら、何もしない」

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彼らと話した印象は悪くはなかった。
きちんと取材をしたわけではないので、これだけの会話でシーシェパードがどのような団体かは断定できない。
でも、日本の報道を鵜呑みにしていいのかは疑問。
話を聞いたメンバーは、「日本政府がテロリスト呼ばわりする」と言っていたが、そう思わせるようにマスコミが報道しているともいえる。
もう少しシーシェパードのことを調べようと試みたのだけれど、日本語のグーグルの検索では批判ばかりだし、英語やフランスもあまりひっかからなかった。
BBCに、日本でメンバーが逮捕された記事が載っていたが、これは中立的な内容(どちらの言い分もほぼ同等に書いてある)。
ウィキペディアでは、英語版は活動を詳しく紹介しているが、執筆者がシーシェパード関係者とのこと。
日本語版はほとんどが批判。これだけ読むと、気が滅入る。
フランス語版は英語版より簡潔で、リファレンスに不備がある、と明記。「批判」の項目で「過剰な行動」に触れていた。

実のところ、この団体のことはまだよくわからない。
ひとついえるのは、NGOや市民団体について、日本のマスコミがいつも正しく伝えているとは限らない、ということ。
行き過ぎた抗議のときだけ大々的に報道し、日ごろの地道な活動は紹介しない傾向にあり、真面目に活動している団体でさえ、悪者のように扱いがちだ。
一般の人に誤解を与えることが多い、と思う。


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by k_nikoniko | 2010-11-16 11:14 | 社会問題

パリ郊外で引ったくりに遭った

11月10日、お昼ごろ、パリ市に隣接するサン・ドゥニで、カバンを奪おうとする男に襲われた。
後ろから男が走ってくる気配を感じて振り向いた瞬間、飛びかかられた。
狙いはカバンだと察知し、必死にカバンを抱えたのだが、男は私の手を何とか振りほどこうとする。
道路に倒れて、大格闘になった。
こんなときは日本語しか出てこなくて、「助けて!」の一言さえ、フランス語にならない。
人通りも交通量もけっこうある大きな通りだったので、すぐに周囲に人が集まってきた。
男はあきらめて、何も取らずに走り去った。
ほんの数十秒だったのだろうけれど、ものすごく長く感じた。
幸い、手をすりむいた程度ですんだ。それでも、目撃者が警察を呼び、一時は騒然となった。

サン・ドゥニには、サッカーのワールドカップ・フランス大会の決勝戦が行われたスタジアムがある。
治安の悪さで有名なエリアだ。移民が多く住む地域でもある。
観光客が行くような場所ではない。私も今回がはじめてだった。

この日、サン・ドゥニを訪れたのは、移民たちの声を反映させようと、移民の若者が創刊したフリーペーパーの発行人に会うためだった。
ワールドカップ・フランス大会のころとは全く変わってしまったという、移民の危機的状況を聞かされた直後、襲われた。
襲ったのは誰だかわからないけれど、このエリアでこういう事件があると、悲しいかな、どんな人物かはだいたい見当がつく。
現実を目の当たりにした、というか、身をもって体験し、恐ろしかったというより悲しかった。

真昼間、大通りで人を襲うのは、かなりのリスクをともなう。
それでも実行したのだから、かなり切羽詰っていたのだと思う。
フランスも、日本同様、貧富の格差が広がっている。
貧困や生活不安といった不幸な現象はグローバル化し、抱える社会問題はどこもよく似ている。
引ったくりなど、サン・ドゥニだけでなく、フランスだけでなく、日本でもどこででも起こりうることだ(実際に起きている)。

フランスの友人は、「自分も気をつけなければ」と真剣な顔で言っていた。
誰がやった、のが問題ではなく、人を追いつめる社会に問題がある。
今回のフランス滞在では、いろいろな人たちと、何度もそんな話をした。

この事件の翌日、サルコジ大統領は、1億8千万ユーロ(205億円ぐらい?)かけて改良した専用機「エール・サルコ・ワン」で、G20(韓国・ソウル)に向かった。
小金を手に入れるために白昼リスクを犯さざるを得ない国民がたくさんいるなかで、この巨額な支出。
憤りを覚える。
フランスに対してだけでなく、こうした状況を作っているすべての国、システムに。
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by k_nikoniko | 2010-11-13 12:02 | フランス

雨のパリでデモ行進

11月6日(土)は、フランス各地でデモ行進が行われました。
パリでは、警察発表28,000人、CGT(労組)発表90,000人がデモに参加。
10月28日に比べて、警察発表で3,000人、CGT発表で80,000人少ないというけれど、、大雨の中、これだけの人が集まるのだから、すごい。
フランス人たちは、「デモは大切なこと」と支援しています。

デモ行進は、14時45分ごろ、リュパブリック広場からスタート。
最後の団体が通り過ぎるのに、1時間以上かかりました。
沿道にも人がいっぱい。

13時半ごろ、広場ではすでに準備が進んでいました。
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雨にも負けず、歩く。
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子どもも歩く、親子で歩く。
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パフォーマンスもいろいろ。
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by k_nikoniko | 2010-11-09 19:27 | デモ日記

人権よりビジネス 中国とフランス

胡錦濤国家主席がパリに到着したため、シャンゼリゼ周辺の地下鉄は封鎖になった。
トロカデロやボブールなどで、ノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏の釈放を求め、抗議運動が行われたそうだ。
夜のニュースは、サルコジ大統領と胡錦濤国家主席のビジネス契約が中心。

フランスの3つの企業が中国の企業と契約を結び、その額はトータルで140億ユーロ(200億ドル、日本円で1兆6,000億万円ぐらい?)。
3つの企業は、石油会社トタル、原子力企業アレバ、航空機メーカーのエアバス。

トタルは中国電力投資集団公司と共同で、石油化学工場建設に20~30億ユーロを投資。
中国の航空会社は、エアバスから102の航空機を購入。A320を50機、A330を42機、A350を10機で、購入金額は100億ユーロ(140億ドル)。

個人的に最も気になるのは、アレバとのウラン購入契約。
アルバは、中国の広東原子力(CGNPC)に10年間に2万トンのウラニウムの提供を約束。額にして25億ユーロ(350億ドル)。今回の契約は、2007年11月の契約に代わるもの。
さらに、核工業公司(CNCC)と共同で、核燃料再処理工場の建設の契約も締結。
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by k_nikoniko | 2010-11-05 15:37 | フランス