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<   2007年 04月 ( 8 )   > この月の画像一覧

少子化と中絶と代理出産と赤ちゃんポスト

少子化に歯止めがきかない一方で、中絶の数は世界でもトップクラス。
そして、代理出産してまでも血のつながった子どもを望む人がいる一方で、赤ちゃんポストに子どもを託す人もいる。
この国の出産や子育てに対する考え方は、一貫性がないような気がする。
子どもに興味のない女性、何が何でも血のつながった子が欲しい女性、無知のまま遊んでいるうちに妊娠した女性、経済的などの理由から泣く泣く子を手放す女性。
こうした女性たちを一堂に集めたら、出産や子育てについて、どんな話しをするのだろう。
同じ日本人にもかかわらず、全く理解し合えないかもしれない。
出産や子育ては個人的な問題ともいえるけれど、大枠としての方向性みたいなものはないのだろうか?
たとえば、「命は尊い」といえば、ほとんどすべての人がうなずくような。
「出産や子育ては○○」といった、大多数の人が納得できる共通認識というのはないのだろうか?

たとえば、フランスでは、子どもを育てる価値として、「自分が大人になる」といった言い方をよくする。
このような表現は日本で聞いたことがない。
「子育てには、”自分が大人になる”という素晴らしい価値がある」となれば、より人間的に大きくなるために子育てしようか、という気になるかもしれない。
出産そのものより子育てに重きを置いたら、血にこだわって苦しむ必要もないかもしれない。
フランスは代理出産禁止だが、養子縁組はかなり盛んだ。
軽率な中絶も、遊んだはずみの妊娠も、大人として失格との自覚が生まれるかもしれない。

「子どもは苦手だから欲しくない」という人がいても不思議ではない。
フランス人なら、「子育ては価値があるのよ!」と議論になりそうだが、「子育ての良さがわからないし、価値はあるの?」という日本人は多そうだ。

日本人の「出産や子育て」のイメージはどんなものだろう?
子どもはかわいい、愛する人の子どもが欲しい、結婚したら普通のこと、家族を作りたい、とかかな?
「子どもはかわいい」というのはわかるが、子育てはそんな楽しいことばかりではないだろう。
「愛する人の子どもが欲しい」というのはあるだろうが、「結婚したら子どもができるのは普通」といった考え方は、昔ながらの家族の形に執着している気がする。

子どもが欲しくなったら事実婚から結婚に切り替える、というのはフランではよくある話だが、その場合、家族を作りたくなったから結婚する、のであり、結婚したら子どものいる家族が普通、というのとは違う。

日本の伝統的な「出産や子育ては○○」(たとえば、”女性として当然の喜び”とか)は、現代社会に生きる女性に適合しているとは必ずしもいえない。
だからといって、説得力のある新たな価値観はないし、共有もしていない。

この国の少子化政策は、経済的な理由が中心のように思えてならない。
つまり、高齢者を支える人や労働者を増やすための政策。
一方で、代理出産は、血統をつなぐ、女性であれば出産の喜びを味わうのは当然、といった個人的な理由で語られることが多い。

同じ出産や育児でも、それぞれがバラバラに進んでいくので、結局、チグハグのまま解決できないなのではないかと思う。
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by k_nikoniko | 2007-04-28 23:57 | 男と女

日本らしくない北海道でサミット?

伝統的な日本から最もかけはなれた北海道で、主要国首脳会議が開催されます。
会場となるホテル名はウインザー。英国首相は発音しやすいですね。
ここの自慢レストランは、三ツ星シェフ、ミッシェル・ブラスのフレンチ。仏国大統領は食事に困らないでしょうね。
残念ながら、米国大統領を喜ばせるものはあまりないかもしれませんが。
北海道の風景は西欧に似ていて、日本人には“北の大地”と人気ですが、知り合いのフランス人に写真を見せても感動されたことがほとんどないです。
はるばる日本に来たのに、日本らしくなくて怒ったりしないでしょうか? 不安です。
メリットよりデメリットを心配する道民も少なくありません。
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by k_nikoniko | 2007-04-27 23:18 | ひとりごと

イラクの子どもとイギリス兵

知り合いのイラク人が、自分の故郷であるイラク南部バスラで見た光景を伝えてくれました。
切ない気持ちになるメールです。

イラクの状況はいずれ良くなるだろうし、近いうちにイラクで会えるだろう。きっとイラクを好きになると思うよ。イラクでは、たくさんの子どもたちが喜んで迎えてくれるだろう。
僕は今でも、英軍が自分の住む地域に進入してきたときの、イギリス兵の顔を覚えている。そこは、川の流れる美しい地域なんだ。イギリス兵は、あちこちからやって来た大勢の子どもたちを見て驚き、怯えた。子どもたちが基地に向かって石を投げ続けた。英軍は、子どもたちの学校のひとつを基地にしようとしたのだ。兵士はとても怒り、地元の人々に助けを求め、威嚇発砲をしたけれど、誰も子どもたちの攻撃をとめることはできなかった。とうとう、イギリス兵はそこに長く留まることができず、より安全な軍事基地へ場所を移さざるをえなかった。

日本では、米軍についての情報は少し流れても、他の国の軍隊が何をしているのか、ほとんどわかりません。
知り合いのイギリス人のいとこは、バスラで治安関係の仕事をしているといいます。
いとこの父親は、「ニュースを見るのが怖い」と言っているそうです。
歓迎されざるイギリス人と、安否を気づかうイギリス人。
矛盾だらけです。
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by k_nikoniko | 2007-04-25 12:43 | 戦争

フランス大統領選にも遊び心

インターネットでラジオ(RTL Radio)を聞いているのですが、大統領選の日だけに、それに関するニュースが多いです。
まるでお祭りみたいな盛り上がり、のよう。
ニュースによると、あるカフェではそれぞれの候補者をイメージしたカクテルを用意しているそうです。
誰だかきちんと聞き取れなかったのですが、コカコーラ・ベースのもあるとか。
アメリカびいきのサルコジ氏のカクテルではないかと思います。
また、サッカーW杯のときのように大型画面で開票結果を映し出しだすともいいます。
フランス国民にとっては、W杯同様、重要な決戦なのでしょう。
さらに、今夜は選挙の特別番組があるので、家でテレビを観る人が多く、宅配ピザの注文が増えるだろうと予測。
先日は、移民2、3世の若者が、「投票に行こう!」と擬似選挙のイベントを行ったと日本のTVで報道していました。
以前も書きましたが、フランスは有権者登録を個人個人がしなくてはいけないため(少し法律が変わり、数年前から18歳以上は自動的に登録されるようです)、移民を中心に投票に行かない人が多いといわれています。
そこで、若者たちが立ち上がり、フランスの国鳥・にわとりの赤い被り物(帽子?)に白いTシャツと、ちょっとカワイイ服装で、投票率アップをアピールしていました。
フランスは選挙にも遊び心があふれていて、「これだけ楽しめたらいいなぁ」と感心します。
選挙を面白がるのはいいけれど、さて、結果はどうなるか。
当選者によって政策が大きく変わる国だけに、真剣に一票を投じるとは思いますが。。。
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by k_nikoniko | 2007-04-22 16:33 | フランス

裁判を傍聴したのだが……

昨年秋、はじめて裁判を傍聴した。しかし、すこぶる印象が悪かった。
傍聴席の後ろのほうで、法廷が開始するのをドキドキしながら待った。
裁判官はそろっているなぁ、と前を見つめていたら、真ん中の裁判長が、原告の弁護士のほうに体を傾け、何か言っている。
ほとんど聞き取れないぐらい、モゾモゾした声。
気づいたら、合図もなく法廷が始まっていた。
マイクといったものは使わないので、裁判長の声はほとんど聞こえず。
コソコソ話しをしているようで、とても感じが悪い。
原告の意見陳述がはじまり、傍聴席から拍手が起こった。
すると、「拍手はやめるように!」と裁判長が大声で怒鳴った。
壇上からの威圧的な一喝。
そんなに大きな声が出せるのなら、最初からボリュームアップしてくれればいいのに。
注意するときだけ大声を出すなんて、非常に不愉快だった。
こんな調子で、終わりもはっきりせず、なんとなく閉廷した。

原告のひとり(中国人)は、「裁判官は全く興味がなさそうだった」と不満を漏らした。
私も、「やる気がなさそう」な裁判に失望してしまった。
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by k_nikoniko | 2007-04-20 21:38 | ひとりごと

モロッコで起きていること

昨夜のスポーツ番組で、K1のバタ・ハリ選手を紹介していました。
オランダに移民したモロッコ人で、「モロッコには自慢するものが何もない」と言い、オランダに住む同郷の移民たちの希望の星になっているとのことでした。
ちょうどその日、モロッコ人留学生と話しをしたばかりで、「フランスはもちろんだけど、オランダへの移民が多い」と言っていたので、バタ・ハリ選手やその周辺の人々の発言を興味深く聞いてしまいました。
ただ、「自慢するものが何もない」というのは誇張だと思います。
これまで何人かのモロッコ人と会ったことがありますが、自分の国をそう卑下する人はいませんでした。
文化的な価値は高く、観光地としての魅力も十分にあります。
留学生によると、「資源は豊富。ただ、技術がない」そう。
ただ、政治および経済システムに不満を抱いている人は多いようです。
貧富の格差が大きく、高学歴者であっても仕事がない。
修士号を持っていても、就職できず、収入がないので40歳になっても親と同居している人が少なくないそうです。
そういう人たちは、カフェで時間をつぶし、お茶を飲むお金がなければ街をぶらぶらし、フラストレーションをためていきます。
職もなく、金もなく、結婚もできず……。
失うものが何もない人々が決断する、社会へ訴える最後の手段が“カミカゼ(自爆)”。
それは、「西側のメディアが伝える“テロ”とは少し違う」といいます。
社会が何も変わらない。人々にわかってもらうために、自ら“爆発”する。
すべてのカミカゼ(自爆)に宗教的思想が介入しているわけではないのに、イスラム教徒が関与していると、西側メディアは、「テロ」と決めつけます。
西側諸国の偏見が、中東の人々をさらに追い詰めるという悪循環。
無実の他人を巻き込むのですから、正しい行為とはいえませんが、社会が変わらない限りこの連鎖は断ち切れそうもありません。

日本で起きている、自殺や無差別殺人、家族殺しも、突き詰めていったら社会システムへの不満が要因にあるのではないかと思います。
でも、日本では、無実の他人を巻き込んだとしても、それをテロとはいいません。

イスラム世界についての知識に乏しいのに、西側メディアの報道を真に受けて、「アラブ人はテロリスト」と恐れるのはフェアではないです。
それよりなにより、西側メディアの報道した国際ニュースですら、十分に日本では伝えられていなくて、世界で何が起こっているのかわからないのが問題です。
先週11日、モロッコで自爆事件があったのですが、これについてはほとんど報道されていないと思います。
フランスのリベラシオン紙電子版によると、「“3人のテロリスト”がカサブランカで次々と自爆し、警官一人が死亡、数人が負傷した」とのこと。
18日の報道では、モロッコ政府が、「モロッコは今、カサブランカはじめ国内が“最危険状態”である」と発表しています。


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by k_nikoniko | 2007-04-19 13:33 | 国際ニュース

フランスの真似をして少子化対策といっても

日本の少子化対策は、フランスを参考にするらしい。
フランスでは、90年代なかばに出生率が最低に落ち込んだといいますが、当時、「出生率をアップさせよう」と躍起になっていたのか記憶はありません。
それよりも、「子どもを育てられる社会にするには何が必要か」が問われていた気がします。
日本とフランスの大きな違いは、男女の力関係と結婚や子どもに対する考え方です。
出生率が低下してい当時のフランスではすでに、子どもを持つ女性が働くのは普通でした。
女性の発言権はそれなりにあったし、「男性学」について議論が盛んでした。
事実婚が一般化していて、結婚との差がほとんどありませんでした。
男性は家事に参加していたし、ベビーシッターもよく利用されていました。
日本にはこうした土台がないため、フランスの真似をして資金投入したからといって同様の結果になるとは限らないのでは?

以前にも書きましたが、90年代なかごろ、女性誌(マリークレールだと思う)に「女性を愛する企業」という記事が掲載されました。

記事は次のようなリードではじまります。

アイロン係りや家政婦、託児所、スポーツジム、勤務時間の調整。女性に理解を示す企業がある。女性を十分に愛する企業は、女性を雇用し、教育し、昇進させる。今回の調査で、考えていたより多くの企業がそうしていることがわかった。女性が二重生活(訳注:仕事と家事)の危機と重圧のなかでも仕事にしがみつき、やる気があるのに報われないことを、こうした企業は理解しているともいえる。
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by k_nikoniko | 2007-04-18 12:24 | 男と女

あれが若い英国人女性でなかったら

殺害された英国人女性は非常に気の毒ですが、この事件について少しうがった見方をしてしまいます。
被害者がアジア系の女性なら、これほどまで騒ぎにならなかっただろう、とか。
海外にいる日本人女性が外国人男性宅で殺害されたら、「のこのこついていった女が悪い」と非難されるかも、とか。
それにしても、英語圏の白人は日本では優遇されていますね。
「ちょっと日本を見てみたい」と気軽にやってきた若者が、比較的簡単に英語教師になり、こずかい稼ぎができるのだから。
あくまでも、彼女の友人の話しだけど。
英語圏の白人以外はどうなんだろう?
英語圏以外の白人はどうなんだろう?
と、疑問が広がっていきます。
日本人が、「ちょっと外国を見てみたい」と気軽にロンドンやパリへ行っても、まず仕事など見つかりません。
日本語ブームとはいえ、日本語を教えるのはそんなに簡単なことではないし。
英語圏の人にとって、英語は特技でも何でもなく、誰もが教えられるわけはないと思うのですが、大学を出て(専攻は何?)、ひょいと英語教師になれたりするらしい。
ロンドンの英語教師がピンきりだったことは、以前も書きましたが、日本で英語教師を選ぶときの基準などはあるのだろうか?
何だか腑に落ちない。
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by k_nikoniko | 2007-04-02 00:04 | 社会問題