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<   2007年 03月 ( 5 )   > この月の画像一覧

イラク、パレスチナ、ブラジル、フィリピンからのメール

久しぶりにあちこちにメールをしたら、あちこちから返信があった。
イラクに帰った女性医師。「薬も医療機器も不足していて、現状は全く変わっていない。抗争は激しくなり、先日はバスラの病院前で襲撃があり、外出禁止令が出て家に帰れなかった……」
パレスチナの女性。「1月のメールは届いていない。札幌は楽しかった。イラクの女性医師たちによろしく……」
ブラジルの友人。「結婚生活は楽しい。アパートを購入するために、仕事を増やした……」
フィリピンに転勤になった友人。「今日マニラに到着。明日からレイテ島に出張です……」
いつもの部屋にいるのに、急に国際舞台に踊り出た気分。
ではあるが、メールの相手のことは知っていても、彼女たちのいる国には一度も行ったことがない。
文章から伝わるものはあっても、コンピュータの画面の文字はどれもほぼ同じく無機質で、彼女たちが立たされている状況を実感することはできない。
想像するしかないのだけれど、日本では、イラクやパレスチナのニュースは減ったし、ブラジルやフィリピンに関する情報もたぶん偏っているので、想像すら難しい。
こんな夜中に “おーっ、国際的!”なんて感動していても、朝になったら日本のことしか問題にしないニュースを見て、どっぷり日本的に過ごすのだろうなぁ。
メールはすぐ届くのに、日本はいつまでも世界が遠い。
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by k_nikoniko | 2007-03-26 00:52 | 社会問題

パレスチナの女性

少し前の話になりますが、12月末にパレスチナ人のマジダさんが札幌で講演を行いました。
パレスチナ人から直接話をうかがうのははじめてで、その内容はなまなましく、胸が痛くなりました。
昔、ヨーロッパにいた頃、毎日のようにパレスチナのニュースに触れていました。
パレスチナの言葉を聞かない日がなかったぐらいです。
日本に戻ってからは、パレスチナの情報がパッタリ途絶えました。
新聞にちらりと載っても、テレビニュースで流れることはめったにありません。
いったいどうなっているのだろう。
情報がないので、パレスチナに何も起こっていないと勘違いしがちです。
でも、マジダさんの話しは、イラク人女性医師のものとほとんど変わりませんでした。
ちょうどその時期、イラク人女性とかかわっていたので、毎日のようにイラクの惨状を耳にしていました。
医療の不備、学校教育の停滞、日々の安全性の崩壊……
パレスチナの状況は、イラクとよく似ています。
ここにも苦しんでいる人がいると、あらためて考えさせられました。

マジダさんは、ガザ近くのユン・ハニスという町にある、子どものための施設の運営スタッフです。
パレスチナには子どもの遊び場がなく、街のどこも危険にみちています。
しかも、紛争で心に傷を負う子どもたちが多いそうです。
そういった子どもたちのために、場所とレジャー、心のケアを提供するのが、マジダさんの施設です。

f0016260_19575084.jpg講演会の後、居酒屋で話し、翌日は市内を案内。
マジダさんは、ロンドンに留学したこともあるそうで、ウィットに富んだモダンな女性です。
「イスラム教徒でもパレスチナ人は地獄に行くのよね」
「え?」
「パスポートをチェックして、パレスチナ人だと天国へ行けないの」
と深刻な顔をしてから、「ジョーダン、ジョーダン」と笑い。
また、「私みたいな女は石を投げられるの」とも。彼女のような活発な女性には、周囲の風当たりも厳しいようです。

札幌のイルミネーションに感動していたマジダさん。
その後、連絡が途切れていますが、故郷で元気で暮らしていることを祈っています。
こちらは穏やかな春の気配を感じる季節になりましたが、パレスチナにはいつ平和が訪れるのでしょうね。
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by k_nikoniko | 2007-03-20 11:50 | ジェンダー

独身でも子持ちのフランス男

寺島しのぶさんの結婚相手(フランス人)に子どもがいると判明し、レポーターが騒いでいた。
でも、40近いフランス男性で、子どもがいない人のほうが珍しいともいえる。
断言はできないけれど、かなりの確率で子持ちではないだろうか。
だからといって、既婚者でもなく独身。結婚暦がないケースも多い。
フランスでは(というか、イギリスや他の西欧先進国はどこも)、独身=子どもはいない、と考えないほうがいい。
30代の男性は子供がいるかもしれない、と覚悟して(?)いたほうが無難だ。
フランスでも、母親が子どもを育てる割合が高い。
しかし、週末やバカンスは、父親と過ごすことになっている。
別れた場合、両親で子どもの世話をしなければならない法律があるからだ。
なので、子連れでデートするのも普通だ。
自分は子どもを産んだり育てたりした経験がなくても、突然母親の役割が回ってくる。
そういうことが、フランスではほとんど問題にならない。
だから、自分が子どもを産んで育てることも、それほど苦にならないのかな、と推測する。
子どもの扱いに慣れているからだ。
女性に置き換えても、同じである。独身だが子持ち、という女性がたくさんいる。
知り合いのフランス人の男性は、好きになる女性がいつも子持ちで、その子どもたちと必ず仲良くなる。
彼自身の子どもはいないのだが、一緒に過ごした子どもは大勢いる。
フランスの出生率が注目されているが、こうした“しなやかな精神構造”も大きな要因ではないかと思う。
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by k_nikoniko | 2007-03-11 19:28 | 男と女

夫のDV被害増加と女性公務員の管理職1%

どちらも北海道新聞に掲載された記事です。
「道内で夫のDV被害が増加」は、朝刊の一面にデカデカと載りました。
まるで週刊誌ネタのようだったので、ろくに読みもしませんでした。
もちろん、周りの女性たちは憤慨しています。
「国家公務員の女性管理職」については、多くの男性が飛ばしてしまうであろう生活面に掲載されていました。
北海道の女性管理職の比率は、1.1%と全国最低です。
女性の視点からすれば、恥ずべき「最下位の女性管理職率」がトップニュースで、「DV被害夫」は生活面にまわすところです。
男性のDV被害を軽視しているわけではないのですが、一面にもっていくほどの重要性があるのかどうか。面白がっているとしか思えないのだけれど。
「産む機械」発言の直後にこの記事を一面に掲載したのは、なかなか挑戦的でもあります。
大臣の言葉は直接的で明快だったために非難の的になりましが、ちょっとわかりにくいやり方で女性を差別しているケースのほうが多いのです。
そうした場合、ついだまされて、文句を言う機会を逃してしまいがちです。
仕事と妻&母を両立している友人は、「“働く女性”という見出しが消えない限り、男女格差はなくならない」と会うたびに言います。
私もつい「働く女性」を使ってしまうので反省させられるのですが、こうした言い回しひとつとっても、うまいぐあいにごまかされている気がします。
今は女性も躊躇なくリベンジする時代です。
そうであっても、男女が公平に話し合いをする場がもっとあれば、暴力(言葉も含め)の被害を受ける男性も減るのではないでしょうか。
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by k_nikoniko | 2007-03-09 02:57 | 男と女

異文化交流か合コンか

今回、イラク人の支援を通して、多くの外国人と出会うことができました。
日本では外国人の知り合いがひとりもいなかったので、かなりの進歩です。

彼らと話してよく耳にしたのが、「日本人と友達になる機会がない」という言葉。
日本に限らず、海外に暮らして現地の人と親しくなるのはなかなか難しいことです。

ロンドンでは、英国人と日本人の交流会が活発に行われていました。
とはいっても、純粋な異文化交流を目的にしているわけではありません。
参加者は「英国人の男性と日本人の女性」。つまり、出会いを求める合コンです。
特に限定しているわけではなくても、日本人と友だち(?)になりたい英国人男性(だけではなく外国人も)と、英国人と親密になりたい日本人女性が、こうした会に出席することになるようです。

こうした情報は、在英日本人向けのフリーペーパーの広告欄(classified)に載っています。
「友達作りやコミュニケーションを応援」「おしゃれなバーで日本に興味のある英国人との会話を楽しみませんか?」「JAPANESE/ENGLISH MEET UP」といった感じ。
“友だち作り”であっても、女性同士や男性同士(恋愛感情抜きの)を対象にしたものはあまりない気がします。

パリでも同じです。
在仏30年の知り合いが、某語学学校のパーティーを見て、驚いていました。
「男性はフランス人だけ、女性は日本人だけ。奇妙なパーティーだったわ」とのこと。
「40代の知人も参加していてビックリ。彼はいつも、『日本人の奥さんがいてうらやましい』とうちの夫に言っていたのよね」と笑っていました。
ちなみに、彼女がパリに住みはじめたときは、こうした合コン交流パーティーは少なかったようです。

いつから、日本人女性と知り合いになりたい外国人が増えたのか、調べてみたいものです。

ところで、こうした交流会が縁でゴールインした話は、残念ながら聞いたことがありません。
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by k_nikoniko | 2007-03-08 14:02 | 男と女