フリーライター木村嘉代子のブログです。日々感じたことを綴っています。Copyright(C)2005-2016 Kayoko Kimura
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大晦日、そして来年に向けて

今年ももうすぐ終わりです。
いいこともありましたが、それに勝るとも劣らないイヤなこともあり。
社会的にも個人的にも、です。
来年はもっと良い年にしようっと。これは私の目標。
毎日の小さなことに喜びを見つけ、楽しく過ごしたいです。
世の中も、明るいニュースが多いといいですね。
そのために、できることといったら?
ひとりひとりが笑って暮らすことができれば、もう少し住み心地がよくなりそうですが。
どうでしょう。。。
来年もよろしくお願いします。
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by k_nikoniko | 2005-12-31 23:21 | ひとりごと

フランスの暴動、その後は?

フランス移民の暴動が突発的に日本で報道され、かなり違和感を抱いてしまいました。
ボジョレー・ヌーボーの解禁直前でもあり、優雅にワインを楽しむ姿と、車に放火する騒ぎが、同じく国で起きていることとしてイメージできない人もいたのではないでしょうか。
日本で流れた情報は表面的で、これだけで判断すると、「フランス人って差別的なのね」「移民はやっぱり厄介者ね」ぐらいの感想になりがちです。
他の国のことなので、多くの人にとってはどうでもいい話しでしょうが。
バンリュー(郊外)に住む若者たちの行動は、フランス国内でもうずいぶん前から問題視されていました。
映画「憎しみ」(1995年)は、まさにバンリューの若者を描いた作品で、これまでも、放火や暴動は頻繁に起きていたのです。
その一方で、スポーツや映画、音楽界では、移民の子供たち(フランス国籍でブールと呼ばれています)の活躍はめざましく、彼らの存在がフランスの文化に彩りを添えているのも事実です。
日本ではあまり取り上げられませんでしたが、フランス人のすべてが移民を非難しているわけではなく、かなりの割合の人が支援しているはずです。日本に比べて、フランスの移民受け入れは寛容で、移民との関わりも強いともいえます。
日本の関係書籍を探してみたのですが、1984年に発行された「フランスの異邦人―移民・難民・少数者の苦悩」(林瑞枝)に、次のような記述がありました。
「『外国人とともに』の姿勢を保つ覚悟でいるのが、このフランスという国でもある。経済成長期に下部で成長を支えた移民労働者を、不況を理由に追放することは人道上許されないと真剣に考え、旧植民地に対して道義的責任があると今もって自らにくり返し言いきかせ、難民の受け入れが非常に苦しい情勢のときにも『庇護の地』であることをやめてはならないと思う」
20年前に書かれたこのフランスの意識は、現在も根底にあるような気がします。
さらに、教育面での移民受け入れ政策については、「フランスの移民と学校教育」(池田賢市)で知ることができます。ここで興味深かったのは、放課後の過ごし方について書かれた「学校時間調整政策」の章です。移民といった貧困層は学校外の活動も制限され、それが非行につながる場合があることから、スポーツや文化活動の参加を支援するシステムを社会で作り、子供たちを育成してくという政策が、フランスでは取られているそうです。
この放課後問題は、移民だけでなく、環境的に恵まれていないあらゆる子供たちに応用でき、日本でももっと議論されていいような気がします。

移民に関する問題は、今後、日本でも必ず直面することだと思います。
そとのきどうするか、ではなく、今考えるべきことでしょう。


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by k_nikoniko | 2005-12-26 19:52 | フランス

子供を守るフランスの取り組み

日本に帰国する際、「幼児性虐待」に関するフランスの雑誌の記事を持ち帰りました。
どういうわけでしょう。日本で役に立つと直感が働いたのかもしれません。
96年にベルギーで起きた幼児性虐待事件以降、フランスではこの問題がしつこいほどマスコミで取り上げられました。
私が目を通していた数種類の女性誌でも、ほぼ毎号、「子供をいかに守るか」の記事が掲載されました。学校での防止教育、小児愛者のインタビューなど、あらゆる角度から議論されていたのです。
皮肉なことに、いやな事件が続いている日本で、これらの記事がかなり参考になります。
それにしても、フランスでは10年前のことです。
悪い例を参考に、日本はこの問題について考える時間がたっぷりあったともいえます。
フランスをはじめとする海外での取り組みを研究し、対策を練っていれば、多くの子供が犠牲にならなかったかもしれません。
海外から学ぶべきことは、“きれいごと”ばかりではないと思います。
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by k_nikoniko | 2005-12-19 02:15 | 男と女

日本はテロと無縁だった?

アメリカとイギリスでは、テロ後の騒ぎ方が違いました。
イギリスは爆弾に慣れています。
この表現は不適切ですが、それほど頻繁にテロ騒動が起きていました。
私がロンドンに住んでいた頃は、IRA活動が活発な時期で、ほとんど毎日が警戒態勢。
といっても、日々の生活が緊迫していたわけではなく、文字通り「慣れ」てしまいました。
もちろん、ロンドンに住むまではテロの恐怖と全く無縁の生活でした。
平和な日本で育った人間が、どのようにテロの起こりうる生活に順応していったのか、はっきり覚えていません。
いつのまにか、「自分の身に降りかかるかもしれないこと」として受け入れていたようです。

ロンドンの刑務所を取材した際、「ここから先はテロリストといった重罪受刑者が収監されています」と二重鉄格子の前で言われたことがあります。そのきには、ゾッとしました。
日本大使館の方にもお話しをうかがったのですが、「日本のどこで、テロリストは服役しているのですか?」とマヌケな質問に対し、「日本にはテロリストはいません!」と驚いた表情で答えが返ってきました。
日本にはいないのです。
「テロリストのいない」国に暮らす人々は、その恐ろしさをどこまで想像できるでしょう?
テロのない国でテロ対策をするのは、地震のない国で地震の防災訓練をするのに似ていて、実感がわかないのではないかと思います。
「いません!」と力強く断言できる国のほうが少数派で、その意味では、日本は安全な国といえます。
日本で暮らしていると、そのありがたさも忘れてしまいますが。
でも、「いません!」と言い切るのは、国際社会の現実からかなりはずれているともいえます。
数々の国がテロの恐怖にさらされていたにもかかわらず、私自身は世界の動きに疎く、海外に住むまでテロについて深刻に考えたことなどありませんでした。
今でも、多くの日本人が、「現実問題として身近に考えることができない」というのが本音ではないかと思います。
テロは許されるものでなく、それに慣れた生活などおすすめできませんが、テロのほとんどない国でその恐ろしさを理解するには、想像力を働かせるしかありません。
世界の現状に無関心ならば想像もできず、です。
日本もまた国際社会の一員であることを自覚し、さまざまな情報に耳を傾けることが大切であると思います。
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by k_nikoniko | 2005-12-16 23:24 | 社会問題

元気のいい世代が若ければ

その国に勢いがあるかどうかは若者の元気度にある、と思います。
不況から脱したイギリスでは、若者たちの活躍がめざましく、国を引っぱっている感じがします。フランスでも、ここ最近、若者に活気が出てきたと聞きました。
日本の場合、若者より「団塊の世代」以上が元気です。
イギリスのビートルズ世代、フランスの1968年5月革命世代は、世界的に特別視されています。
ただ、「永遠に現役でいたい、道を譲りたくない、大人になりきれない世代」と女性誌で皮肉っぽく書かれることもある世代です。
イギリスやフランスの団塊の世代が日本と異なるとしたら、若者との折り合いが良いことでしょうか。
パブやカフェでは、世代の差を越えて、語り合う姿をよく目にしました。
また、“道を譲らない”とはいっても、イギリスやフランスの若者は、日本の若者より、「活躍する場」が与えられています。
テレビに出演する専門家(研究機関や文化など)は30~40代(女性の割合も高い)が多く、一目瞭然です。
若者の失業率の高さのほうが、団塊の世代の定年後より、私は心配です。
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by k_nikoniko | 2005-12-16 19:51 | ひとりごと

お疲れだから恋も子供もパスですか

少子化の理由のひとつは、働きすぎだからではないでしょうか。
男も女も忙しすぎるのです。
子育てはかなりのエネルギーを必要とするので、仕事に力を注げば、手が回らなくなるのは当然です。
日本人はがんばり屋ですが、無理なものはムリでしょう。

たとえば、フランス人の場合、自分がスーパーマン(ウーマン)ではないと割り切り、自分を犠牲にしない解決策を探っているようです。
託児所にしても、夜遅くまでの残業時間を想定していません。
時間通り(5~6時)に帰宅する生活が前提で成り立っているといえます。
託児所のスタッフだって、長時間働きたくないはずです。

共稼ぎには賛成ですが、夜中まで子供を預ける育て方は正しいとは思えません。
欧米の働く女性(もちろん、男性も)は、一般にそこまでがんばってはいないのです。
過剰な働き方は、少子化だけでなく、さまざまな社会問題の要因となっているのですが、なかなか改善されないですね。

恋愛に消費するエネルギーも相当なものです。
いいことばかりではないので、悩んだり、打撃に耐えうる力も蓄えておかねばなりません。
仕事に力を奪われていたら、恋するパワーは湧き起こらないでしょう。
よほど体力のある人は別として。
仕事で疲弊していては、人生の喜びを実感できないような気がします。
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by k_nikoniko | 2005-12-16 19:35 | 男と女

憧れをもたれない国々

フランスやイギリス、イタリアについて語るとき、「素敵」「お洒落」「優雅」といった美辞麗句が好まれます。でも、「憧れの国イラク」と表現することはめったにないですね。素晴らしい歴史と文化を持つ国なのでしょうに。
日本で流れる海外情報は偏っているところがあり、興味深い国々がまだまだ紹介されていないと思います。
特に残念なのは、イスラムへの偏見が強いことです。聞こえてくるのは、テロをはじめとする負の情報ばかり。
9.11から4年、日本はどれだけイスラムを理解しようとしたのでしょう。歴史も、思想も、文学も、美術も、音楽も、多くを知ろうとしないで過ごしているともいえます。
そして、事件が起きるたびに、彼らに怯え、嫌悪感だけが募っていくだけ。一部のテロリストのために、多くのイスラムの人々が誤解されるのは気の毒です。
西欧でもアラブでもない先進国の日本は、仲介役にふさわしい存在であるはずなのですが。
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by k_nikoniko | 2005-12-16 19:16 | ひとりごと

育児経験者に出世の道(2000年)

2000年5月15日のタイムズ紙の記事の翻訳。

イギリスの男性育児休暇はスタートしたのは、1999年12月。EUの規定で、5歳以下の子供を持つ親に13週間の育児休暇を強制的に認めざるをえなくなった。
しかし、自分のキャリアアップのマイナスになることを恐れ、仕事場で子育て問題を持ち出すイギリスの男性は、まだまだ少ないというのが現状だ。
「企業戦士たるもの、子育てや子供の教育に時間をかけている暇はない」「仕事中心の生活が家庭崩壊の原因につながる」 これらが時代錯誤だと重々承知なのだが。
育児にもたっぷり時間を費やしたいし、出世もしたい。そんなオイシイ話しが、あるわけない? 実はあるのだ。男女平等、福祉制度と、ヨーロッパでは何かと“あこがれ”の的スウェーデンの育児制度である。
スウェーデンでは、政府が父親の育児休暇を奨励しており、6ヶ月の有給休暇をとることができる。多くの大企業が、育児休暇後の復職を歓迎しているという。
父親として育児を体験した人は、立派な企業人になると考えられているからだ。育児で養われる時間の管理能力、臨機応変な人の扱い方は、仕事にも生かされるはずである。実際、育児休暇後、キャリアアップさせるシステムをとる会社も出現しているという。

男性の育児休暇が実施されたにもかかわらず、スウェーデンのような幸運な環境にはまだ恵まれていないイギリスの男性たちは、家庭と会社の板ばさみ。仕事場で「ノー」という勇気が欲しいのだが、その一言が、なかなか言えないのだ。

育児の天才は仕事もできる?


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by k_nikoniko | 2005-12-16 08:54 | 男と女

中絶よりシングルマザー

シングルマザー」に関する12年前の黄ばんだ新聞記事を捨てられないのは、ある思い出があるからです。
ロンドンの語学学校の授業で、「もし16歳の娘が妊娠したら、あなたはどうするか?」と聞かれ、「まだ若いから中絶するよう説得する」と答えたら、大ひんしゅくを買ってしまったのです。
当時、シングルマザーの状況は厳しかったにもかかわらず、多くのイギリス女性がシングルマザーに肯定的でした。私の意見はそれに反していたのです。
不況の真っ只中だったイギリスは、シングルマザーへの生活保護の負担にあえぎ、保守党のメジャー首相は、「伝統的な家族の価値を見直そう」キャンペーンを打ち出したりしました。
その後、景気の回復とともに、「伝統的な家族への回帰運動」はいつのまにか消滅し、現代の家族のあり方を受け入れざるをえなくなったようです。
現在のイギリスは、ティーンエイジャーの出産が問題になっており、10代で妊娠する女の子の数はヨーロッパで一番多いとのことです。
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by k_nikoniko | 2005-12-15 22:14 | 男と女

友だち作りブーム

ここ数年、フランスでは「友だち作り」に関心が高まっています。
70年代は性の解放、80年代は経済、90年代は自我の時代で、今後は“友情”が重要テーマだというのです。
なぜ友情か。
カップル、家族、仕事といった関係が不安定になり、友情がその代用として安定を保証するからです。
フランス人は「友だち関係」を模索しているらしく、友情に関する本がたくさん出版されています。
そもそも西欧の友情はクールで、「走れメロス」や「友情」「こころ」といったベタなイメージがないというのが私の印象です。
悩みを打ち明ける相手として、友人より、カウンセラーなどの第三者のほうが安心できると聞いたこともあります。

朝日新聞(3月19日)の河合隼雄氏のオピニオンは、「友情」がテーマでした。
記事の一部を要約すると、「日本人は昔から心のつながりがあったが、それは『しがらみ』でもあり、欧米人をまねて、『個人』を大切にし、『しがらみ』を切っているうちに、大切なつながりまで切ってしまった。『しがらみ』ではなく、新しい心の結びつきという『友情』に関心が高まってきた」との内容です。

「自立した個人同士の友情の大切さ」が、これからの日本でも求められるようです。
今の日本では、友だちに相談する人が少ないというので、この点において西欧化したということでしょうか。
そうだとしたら、少し癪に障りますが、西欧式の「友だち作り」を参考にする必要があるのかもしれません。
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by k_nikoniko | 2005-12-15 21:44 | 男と女