フリーライター木村嘉代子のブログです。日々感じたことを綴っています。Copyright(C)2005-2016 Kayoko Kimura
by k_nikoniko
お問い合わせ:
k.kayoko.7☆gmail.com
☆→@に変えてください

最新の記事
南スーダンPKO自衛隊派遣差..
at 2017-10-06 08:58
”首はとられ”ないが社会を変..
at 2017-09-07 13:23
「南スーダンPKO派遣差止訴..
at 2017-08-15 08:46
ドキュメンタリー映画『まなぶ..
at 2017-07-19 09:38
3つのがんを発症した福島原発..
at 2017-06-28 11:38
南スーダンPKO派遣差止め訴..
at 2017-06-20 11:06
札幌の自主夜間中学が公立化か
at 2017-06-16 08:36
ルモンド紙より「南スーダンの..
at 2017-06-03 14:05
『道新』セクハラ認めずも始末書
at 2017-05-05 17:38
恵庭OL殺人事件の第2次再審..
at 2017-05-01 14:35
カテゴリ
全体
掲載記事(2011~)
掲載記事(2000~2010)
掲載記事(1991~1999)
掲載記事(1990以前)
ジェンダー
男と女
ひとりごと
フランス
イギリス
国際ニュース
社会問題
原発・核
デモ日記
戦争
歴史
メディア
カルチャー


サッカー
外部リンク
ライフログ
タグ
検索


カテゴリ:社会問題( 117 )

2016北海道5区補欠選挙・東京集会の記録(7)

2016年4月19日の東京緊急集会「CHANGE 日本、北海道5区から in TOKYO ~野党共闘を全国へ」に参加できなかった呼びかけ人からのメッセージです。

小山内美江子さん(脚本家)

革新が負ける年は、社会党(当時)と共産党が互に候補者をたてている時だった。
一緒にやれば絶対に勝つと分っているのに、と、歯ぎしりする歴史が続いたが、
今度北の国で、野党共闘が実現した! 実現させたのは市民だったという。
私は「池田まき」さんと会ったこともないのに、応援団の仲間にしてもらったのは、
市民の力を信じたからである。
「池田さん、私は必ずしも豊かでなくともよい、ふつうの人がふつうに暮して行ける
そんな日本をのぞんでいます。だから、がんばって‼」

北の大地で私の永年の夢が実現した。野党共闘である。
市民の力が結集して推したのは「池田まき」さんだ。
人間としてよほど魅力のある人にちがいない。
私は市民の力を信じました。
「むかし女性は太陽であった」と年月を超えて平塚雷鳥も、
池田さん貴女を推選していますよ。

湯川れい子さん(音楽評論家・作詞家)

日本の平和と自由を!
次世代の子供たちの命を!
守るために
池田まきさんを
支援します!

正念場です!

新藤宗幸さん(千葉大学名誉教授)

「アベ政治を許さない」の声を拡げ、民主政治を発展させることが、重大な政治課題です。
憲法も人権も、さらにはこの国を破壊しようとしている安倍政権を許してはなりません。

北海道から力強く狼煙をあげようではありませんか。
池田まきさんの健闘と勝利を祈っております。

鎌田慧さん(「戦争をさせない1000人委員会」呼びかけ人)

どうして、憲法を踏みにじる国会議員たちを
これほど多くつくりだしたのでしょうか。
わたしたちは古い日本の亡霊たちの執念と活動に
あまりにも無関心、無警戒でした。
まず、北の大地、北海道から、
日本を変える風を巻き起こそう!
池田選挙に勝ち抜きましょう!

広河隆一さん(フォトジャーナリスト)

私はフォトジャーナリストで、月刊誌DAYS JAPAN編集長の広河隆一です。
パレスチナ難民キャンプの子ども、チェルノブイリや福島の子どもの救援運動をしています。
私は選挙運動が苦手です。
72歳の今までに2回しか、応援をしたことがありません。
しかし今回、そんなことを言ってられない事態が発生しています。
守るべき大切なものを、無かったかのごとくする、これが安倍政権です。
歴史をリセットしてしまい、都合の悪いことを隠す。
危険はなかったことにして、安全のように見せかける。
そのためには解釈を変えて、法律を変えて、基準値まで変える。
2016年、私たちはこの国の歴史の、とんでもない転回点にいます。
原発も憲法も沖縄の基地も、守るべきものはすべて同じです。
どこかで妥協したり、どこかで負けると、すべての命が水面下に沈みます。
絶対に敗れるわけにはいきません。
私たちが失うものの大きさと重さに気付いた時、私たちは勝利します。
まず池田さんを絶対に勝たせること、これが必要です。
頑張りましょう。

松元ヒロさん(芸人)

頑張って欲しいです。自公政権を倒すため!

雨宮処凛さん(作家・活動家)

池田さんには去年、東京で開催された反貧困ネットワークの集会に来て頂き、
シンポジウムのパネリストとしてお話して頂きました。
あの時は、まさか池田さんが選挙に出て、これほど多くの人たちを勇気づける上、
この国の命運を左右するような立場になるとは想像もしていなかったので、
人生、何が起こるかわからないものだ、
と日々メディアやTwitterのタイムラインに登場する池田さんを見ています。
最初は、そんな立場にいきなり立たされて大丈夫だろうか、
とちょっと心配してましたが、池田さんの演説の動画を見て、鳥肌が立ちました。
政治は、もっとも弱い立場の人のためにあるものだと思います。
池田さんは、常にそこに焦点をあて、ぶれることがありません。
反貧困という同じ志しを持つ一人として、池田さんを熱烈に応援します。

[PR]
by k_nikoniko | 2016-07-22 09:24 | 社会問題

2016北海道5区補欠選挙・東京集会の記録(6)

2016年4月19日に開催された東京緊急集会「CHANGE 日本、北海道5区から in TOKYO ~野党共闘を全国へ」の書き起こしです。

山口二郎さん(法政大学法学部教授)

みなさん、こんにちは。この間も日曜日に、応援に行ってきました。「市民がひとつにつながれば、政治は変えられる」という統一スローガンで、同じピンクの幟を作ってですね、いろんな人が、一生懸命動いてました。安保法制が強行採決されてから最初の国政選挙なんで、みんな待ちに待った選挙という感じで、一生懸命やってます。どうかみなさんも、東京から、思いを送ってください。

政府与党は、民共合作とかね、非常にはしたないいちゃもんをつけてますけど、これね、市民の結集なんです。野党の結集のように見えるけど、その背後にあるのは、市民の結集なんです。これで勝てば、もう、参議院選挙も市民の結集で勝てる。そして、3分の2を阻止するどころか、こっちが過半数をとって、安倍政権を打倒する第一歩なんです。

この選挙に勝つかどうか、それは日本の憲法、日本の民主主義の運命を左右する大きな選挙だといっても過言ではありません。どうかみなさんの力を結集して、私の教え子であります池田まきを勝たせてください。どうかよろしくお願いします。

高野孟さん(ジャーナリスト)

こんにちは。先週の『サンデー毎日』に、北海道5区と京都3区の分析が出てまして、そのなかで、匿名の自民党ベテラン議員がですね、「これは女性の怒りというものに結びついている。安保法制で『ママの会』ができた。これがすごい力になっている。年が明けて悪いことに、京都3区の不倫議員。そういう女性の怒りの話ばっかりが起こって、あれよあれよという間に女性の怒りに囲まれているんだ」と言ってるんですよ。それで、その延長で、「北海道5区の池田候補は、まさにこの女性の怒りの象徴だ」と言っている。自民党のその匿名ですけど、ベテラン議員なるものがですね、敗北を認めてたという感じさえしました。

この選挙、そして、これを突破口にして、参議院選挙というのは、昨年の15年安保闘争へのエネルギーを、どういうふうに政治的に表現していくのか、という大勝負になる。これで、日本が大きく変わっていくと思います。この一番のエネルギーの先端、その象徴が池田候補だと。ぜひみなさん、がんばっていきましょう。

閉会のあいさつ:松井久子さん(映画監督)

みなさん、今日はお忙しいなか、たくさんの方にお集りいただきまして、ありがとうございました。本当に、錚々たるみなさんに、お忙しいなか、駆けつけていただいて、すばらしい、元気の出るスピーチをいただいて、上田さんもさぞかし希望がわかれたことと思います。
このような会合はなかなかメディアが取材をされても、オンエアされてくださらないとか、記事にしてくださらないとかが多いです。ここにいらっしゃる方は、今このときが大事だということがわかってらっしゃいますけれども、そのことを感じてない方がたくさんいらっしゃいます。ですから、ぜひ今日おみえのメディアの方は、報道をしていただくようにお願いします。
明日から3日間ですが、池田さんを勝たせるために、池田さんにもこの東京の熱気を伝えていただきますよう、上田さんにみなさんでもう一度、激励の拍手をお願いします。それでは、この会を終わらせていただきます。みなさん、ありがとうございました。

[PR]
by k_nikoniko | 2016-07-21 09:16 | 社会問題

2016北海道5区補欠選挙・東京集会の記録(5)

2016年4月19日に開催された東京緊急集会「CHANGE 日本、北海道5区から in TOKYO ~野党共闘を全国へ」の書き起こしです。

原中勝征さん(日本医師会前会長)

世界の第二の経済国にまでなった日本の75歳の老人の1か月の医療費は6000円から7000円。「ガンになったら治療を受けない」と医者に誓約書を書けば、3000円の謝礼が医者に出る。こんな自由主義者の人たちに動かされている小泉政権はダメだと、私は政権交代をさせる力を発揮したと思います。

今回また同じで、TPPがもし施行されたら、私たちの子孫たちが、あるいは、30年後、日本の年金どうなりますか? 医療がどうなりますか? アメリカのいいなりになって、新しい保険を作らないということになったら、まさに小泉さんのときと同じように、お金のない人は価値のない人、というようなことにされてしまいます。

私は医者としての立場から、TPPの反対訴訟の原告代行になりました。今、係争中です。

それから、いまさっきから原発の話が出てますが、私の生まれは浪江町です。高等学校は双葉高校です。事故が起きると、一生懸命復興をやっていますが、浪江を見てください。疎開している人たちは、本当に捨てられているんですよ。

今生きている人たちが、年を取って、自分の家で死んでいけない。家も建てられない。どんどん値段が高くなってしまって、家も建てられない。今、そんな状態なわけです。

私自身が生まれてきたのは、幸福になるためです。戦争なんて行きません。幸福になるための正義を行ってくれる政権を必ず作っていく。それが今生きている私たちの、子孫に対する義務でもあると、そういう気持ちで動いてます。よろしくお願いします。

奥田愛基さん(SEALDs)

学校で、隣の席の学生は自民党、もうひとつの隣の席は公明党、という感じなんですけど、話しを聞いたら、公明党の人とか、本当に電話かけまくっている、と。何百人も(北海道に)入ってるし、と言ってました。首相がまた北海道に入るんじゃないかと。これだけ震災でいろんなことがあったのに、なんでまた行くんだろう、と思うんですけど。

そんな状況で、本当に大接戦です。午前中の世論調査が午後にはひっくり返っているような状況で。いろんなメディア関係者からお話を聞くんですけど。

公明党の人も、「いやぁ、これは負けられない。候補者のことでいえば、池田まきさんがいいに決まってるんだから」と話してました。

勝てない選挙じゃないです。やれば勝てるはずです。やるかどうかは、あと4日間ぐらいにかかっているということで、僕も一生懸命がんばりたいと思います。もう1日ぐらい、北海道に行けたら行きたいな、と僕も思っています。ぜひみなさんも、お声かけよろしくお願いします。

滋賀前知事の喜田さんに会ったら、「選挙は最後の3日間でひっくり返るんだよ」って、ずっと言ってました。「最後の3日間で変えるのは、組織の動員ではなくて、市民の力です」って。希望を捨てずに、選挙を最後までやりたいと思います。

[PR]
by k_nikoniko | 2016-07-20 09:03 | 社会問題

2016北海道5区補欠選挙・東京集会の記録(4)

2016年4月19日に開催された東京緊急集会「CHANGE 日本、北海道5区から in TOKYO ~野党共闘を全国へ」の書き起こしです。

古今亭菊千代さん(落語家)

みなさん、こんにちは。古今亭菊千代と申します。憲法9条が大好きで、日頃そうやって言っております。今日は、私の地元、江東区の門前仲町の交差点で、戦争法案反対の1200万人署名をして、途中で、「池田まきさんの応援に行って来ます」と言ったら、みなさんから、「ぜひぜひ私たちの分も応援してきてください」と言われました。

今日は看板がわりに、このかばんを持ってきたんですよ。そうしたら、今、ここ(議員会館)に入るところで、警備員さんですか、「これはやめてくれ」と言われました。「え、憲法9…」「その9という数字に政治性があるんです」と言われました。なので、「わかりました。裏返せばいいんですね」とこうやったんですね。そしたら、「え! あ、No」と、どちらもダメと言われて。「ふろしきかなにかに包んでください」と言われたんですけど、「折ってこうやるから」と言って入ってきました。

こんな世の中になっています。おかしいですよね。私たちが今生きているのは、何で生きているんですかね。今ある憲法で生きているわけですよね。

池田まきさんはそういうことをはっきりと言える。池田さんのメッセージを聞いたときに、とっても爽やかでわかりやすく、力強く、もう、この人だな、と思いました。申し訳ないですけど、最近、男性陣にあまりそういう人を見かけないんですが。男性陣もがんばって、池田まきさんの応援を。

まずは池田まきさんを勝たせて、この野党共闘を、勝ってもずっと野党共闘で、安倍政権を倒すまでは、裏切らずに、野党のみなさん共闘して、がんばっていただきたい。それならば、絶対応援します。みなさんがんばりましょう。

神田香織さん(講談師)

みなさん、こんにちは。落語家の後に講談師と、なんかみなさん寄席にお見えになっているようですけど。

私は、福島県いわき市の出身です。30年前から、「はだしのゲン」を語ってきました。15年前からは、「チェルノブイリの祈り」という、去年、ノーベル文学賞をおとりになった、スベトラーナ・アレクシエービッチさんの講談を語ってまいりました。変な講談師、変わった人、テレビの人から声がかからないよ、さんざん言われながら、今日にきました。

そして、故郷は5年前に原発にやられちゃったんです。みなさん、踏んだり蹴ったりですよ。悔しくてしょうがないですよ。

そしてですよ、今度の九州大地震。熊本地震なんて名前をつけている場合じゃないですからね。大分だってすごい。大勢の方が今、避難していらっしゃるでしょ。そして、水をもらうのに並んでいるわけですよね。ここでもし、川内原発が爆発して、放射能の雨が降り注いだならば、福島の二の舞じゃないですか。福島の人たちの苦しみ、訴え、それが全然届いてないということなんですよね。

私は今まで安倍をひどいと思ってましたが、最近、恐怖を感じてるんです。四谷怪談、お岩さんより怖い、という恐怖です。私たちの命を弄んでいる。原発が爆発してもまだ同じような目にあわせるわけにいきませんから、やっぱり政権を変えるしかないですよね。
今、九州の反対の北海道で、声を上げている池田まきさん。この人を応援することでもって、政権を変えていくきっかけをつかむ。そして全国で、安倍政権に向けて、野党が統一していく。そうすればきっと、流れは変わっていくと思うんです。

地震がもうそこらじゅうで起こっている。これからどうなるかわからない。私は週末、伊方原発再稼働反対に行って、雄たけびを上げて帰りますけれども、福島の人の祈り、そして、チェルノブイリの人たちの祈り、これを私は、講談という語りでもって、訴えていきたいと思います。

池田まきさんの演説、聞いてください。すごい心にしみる。私は涙が出てきました。彼女の言葉には魂があるんですね。ぜひぜひ応援してまいりましょう。

[PR]
by k_nikoniko | 2016-07-19 09:48 | 社会問題

2016北海道5区補欠選挙・東京集会の記録(3)

2016年4月19日に開催された東京緊急集会「CHANGE 日本、北海道5区から in TOKYO ~野党共闘を全国へ」の書き起こしです。

河合弘之さん(弁護士・映画監督)

脱原発弁護団全国連絡会の代表の河合でございます。日本国中の原発の差し止めに今、飛び回っており、京都で福井で、大飯で勝って、川内で負けて、肉弾戦みたいなのをやってます。

北海道には、みなさんご存知のように泊原発があります。また、幌延では、最終処分場の企みがあります。北海道も決して原発と無縁ではないというか。そして、一番有名な話は、大間原発の対岸の函館市の市民と市長が、差し止めの裁判を起こしている。北海道にとって原発の問題は非常に重要な問題であります。

池田さんははっきりと、原発は反対、やめてくれ、と言っていて、対立候補は当然、自公の再稼働の戦略を推進している。原発については極めてはっきりしています。

これで負けると、道民の意向は再稼働賛成なんだ、ということになってしまうので、原発の闘いの観点からも、絶対に池田さんには勝ってもらわなければいけないと思います。

今、九州のほうで大変大きな地震が発生していて、南西の方向に伸ばせば川内、北東の方向に伸ばせば伊方原発、地層構造線が走っているど真ん中で大きな地震が起きているのに、まだまだ大丈夫、といって、川内原発を止めようとしない。

原子力ムラは一日でも長く延ばしたい。本当に貪欲な、お金だけみたいな、そういう政策をやめない。そういうのをやめさせるにはやはり、選挙で僕たちの勢力が勝ってみせるしかない、と思います。

これは脱原発の闘いであり、憲法を守る闘いでもあり、民主主義を守る闘いでもあり、そして、来るべき7月の参議院選挙、もしくは衆参同時選挙の大きな前哨戦です。私たちは総力を挙げて、東京から熱い声援を送ってですね、僅差でもなんでもいいから、1票差でもいいから、勝つ。勝つための闘いを、東京の人たちもしなければいけないと思います。

鈴木邦男さん(「一水会」最高顧問)

ひとりだけ異質ですが、全野党共闘というのですから、まぁいいでしょう。私はずっと40年以上、右翼の運動をやっていましたから、現憲法改正の運動をやってました。今の憲法は、諸悪の根源だと言っていました。今の殺人も、強盗も、いろんな社会不安も、今の憲法があるからだ、というふうに言ってました。右も左もそうでしょうけど、スローガンを作るときは、こういうふうに何かいい加減なものを作りますよね。

でも、だんだん言っているうちに、本当にそう思ってきて。ただ、それが20年、30年経つうちに、「じゃあ、憲法変えたら世の中良くなるのか」「憲法を変えたら泥棒もいなくなるし、殺人もなくなるし、変な人たちもいなくなるのか」と思ったら、「そんなことねぇだろうなぁ」とだんだん我に返ってきたわけです。

それと、左翼のいろいろないい人たちと知り合って。右も左も、自分たちこそが正義だと信じている人というのは危ないですね。「こいつは嫌いだ」というのだったら、離れていればまだいいけど、「好きだ」とか「愛してる」とか、「俺たちは正義だ」というのが一番怖いですね。

「自分が正義だ。愛しているからこそ、世の中の人を救わなければいけない。みんなわからないんだったら、少しぐらいショックを与えても救わなければいけない」などと思っちゃうんですよ。僕もずっとそう思ってました。愚かでした。

僕の後輩たちも今、憲法改正を掲げる人がいっぱいいます。46年前に三島由紀夫が自決したときに、憲法改正の三島由紀夫の声が届かなかった。でも、今やっと、国に届いている。首相自らが、憲法改正をしようとしている。

「この機会にやるしかないだろう。それなのに、鈴木は裏切っている」と言われるんです。でも、「違うだろうな」と思っている。もし今、三島由紀夫が生きていたら、今の憲法改正に反対ですよ。アメリカを手伝って出すなんて、反対します。

もう少し冷静に考えればいいんですけど、冷静なことができなくて、とにかく、外国を徴発して、外国を敵にして、つねに日本を強くしなければならない。そうやって日本が強くなれるかって。そう錯覚する国民も愚かだと思いますけど、そういう状況に対して、なんかこう、冷静に話し合うことがなかなかできない。

今回のことでも、世論調査をすると、今の安倍政権のやり方では非常に不安だという人が多いんですけど、選挙になると、自民党は強いですよね。だから、今回の野党共闘は、とてもできないようなことができた、と感じております。
新しい歴史を作るためにがんばりましょう。


[PR]
by k_nikoniko | 2016-07-18 09:47 | 社会問題

2016北海道5区補欠選挙・東京集会の記録(2)

2016年4月19日に開催された東京緊急集会「CHANGE 日本、北海道5区から in TOKYO ~野党共闘を全国へ」の書き起こしです。

澤地久枝さん(作家)

こんにちは、澤地久枝です。
私は10年あまり前に発足した9条の会の生き残りの3人のひとりです。9人の発起人のうち、6人の方が亡くなられて、今は、梅原さんと大江さんと私の3人しか残っていません。9条も白アリが喰ったほど、ひどいことになっていますけれども、私は最後まで、9条の会の呼びかけ人であることから逃れようとは思っておりません。

今度の選挙は、ただ衆議院でひとりを選ぶということではないんですね。もうみなさんに申し上げるまでもなく、今の安倍内閣は、とにかく集団自衛権を認める。何をやりたかったかといえば、特定されていない地球のあらゆるところで、はっきり言ってしまえば、アメリカが戦争行為に出たときに、アメリカ軍に代わって応援をする。

70年間ひとりの戦死者も出さなかった日本の歴史のなかで、戦後初めて戦死者が出るという事態を自ら招こうとしていている。私たちは、そういう法律の下に今いるんですよね。
ですから、この次の選挙では、安倍さんたちがやっていることに対して、私たちが絶対に承服できない、反対であるということを、目にものを見せてやらなければならないと、私は思っております。

先週の日曜日の地方自治選をみていましたら、投票率が30パーセント割っているんですね。恐ろしい事態になっているんですね。その29.何パーセントのなかで、自民党、それから公明党が勝ちをとれば、あの人たちは、自分たちが全面的に信任をされているという。

いままで私たちは一度もあの人たちに向かってものを言っていない。国会の周辺でいろいろな形で反対であると訴えてきて、今度は、「お前たちは何も言うな」「少数者である」と押し切られている。その分け目に私たちはいるんですね。
私たちが戦争に行くことはない。だけど、みなさんの子や孫が、そのさらにひ孫を含めて、将来にわたって、日本人が戦争をするということは絶対にないということを守っていかなければならない。

さしあたってのこの選挙では、池田さんを勝たせなければならない、と思います。

佐高信さん(評論家)

今週の金曜日、北星学園の植村さんの件で札幌に行って、「櫻井よしことは何者か」ということをしゃべる。その前後、できれば選挙の応援をしたい。

今日はですね、町村信孝の親父の町村金吾は、どういうことをやっていたのか、ということですね。元刑事官の鈴木達也という人が、北海道警函館方面本部捜査課長をしていたときのことを、『山口組壊滅せず』という本のなかに書いているんです。

知事選のときに、知能犯担当警部が、「事前運動と買収の有力の証拠を入手した」と鈴木さんに言ってきた。翌年の北海道知事選挙を控え、飛び回っていた候補者、町村金吾の夫人の名刺、それと高級な品物が入った黒カバンが、函館駅に忘れられ、届けられた。なかには、届け先の住所氏名、配られた品物が書き込まれたリストも入っていた。忘れた人の手がかりを見つけるため、なかを調べているところに、たまたま警察官が通りかかり、これは、知事選の事前運動と買収になると、函館方面本部捜査官に報告してきた。そのリストのコピーをとって、持ち主に返したら、コピーをとったのを知らない持ち主は、何度も礼を言って帰って行った。そのコピーを手掛かりにして捜査をすれば、大掛かりな違反が検挙できる。選挙違反の捜査は、投票から1か月以内に終わらなければならない。その間に集中して一斉に捜査するので、各方面うんぬん……。

担当警部はもちろん、報告を受けた鈴木も色めき立った。しかし、町村は、1924年に内務省に入り、警視総監もやった大先輩である。これは本部長にも話しておこうと思い、鈴木はコピーを持って本部長のところに行った。黙って聞いていた本部長は、鈴木の話が終わると、「コピーはこれひとつだね」と言い、「これは俺が預かる」と言って取り上げてしまった。こうして、明白な選挙違反が不問に付された。

ここまで書いてあるものを、町村側が抗議したという話しは1回もないんですね。この話を札幌でしてきます。



[PR]
by k_nikoniko | 2016-07-17 09:46 | 社会問題

2016北海道5区補欠選挙・東京集会の記録(1)

昨年4月の北海道5区補欠選挙は、史上初の野党統一候補・池田まきさんと、自民党公認で公明党推薦の和田義明氏との一騎打ちとなりました。参院選の前哨戦ともいわれ、日本の未来を占う重要な選挙として、全国的にも注目されました。

4月19日には、東京の衆議院第一議員会館で、池田まきさんを応援する緊急集会「CHANGE 日本、北海道5区から in TOKYO ~野党共闘を全国へ」が開かれ、札幌の上田氏が現地報告し、集会の呼びかけ人は26人、2団体にのぼり、10人もの著名人が登壇してアピールしました。
登壇者(順不同):上田文雄(札幌前市長)、澤地久枝(作家)、佐高信(評論家)、河合弘之(弁護士・映画監督)、鈴木邦男(「一水会」最高顧問)、古今亭菊千代(落語家)、神田香織(講談師)、原中勝征(日本医師会前会長)、下山保(パルシステム生活協同組合連合会・初代理事長)、松井久子(映画監督)、奥田愛基(SEALDs)

集会呼びかけ人・団体(順不同):澤地久枝(作家)、鳥越俊太郎(ジャーナリスト)、鎌田慧(「戦争をさせない1000人委員会」呼びかけ人)、河合弘之(弁護士・映画監督)、佐高信(評論家)、鈴木邦男(「一水会」最高顧問)、古今亭菊千代(落語家)、北村肇(ジャーナリスト・元新聞労連委員長)、山口二郎(法政大学教授)、松元ヒロ(芸人)、湯川れい子(音楽評論家・作詞家)、下山保(パルシステム生活協同組合連合会・初代理事長)、原中勝征(日本医師会前会長)、神田香織(講談師)、広河隆一(フォトジャーナリスト)、海渡雄一(弁護士)、松井久子(映画監督)、内海愛子(市民文化フォーラム共同代表)、豊田直巳(フォトジャーナリスト)、新藤宗幸(千葉大学名誉教授)、太田啓子(弁護士・怒れる女子会呼びかけ人)、井筒高雄(元陸上自衛隊レンジャー部隊)、雨宮処凛(作家・活動家)、SEALDs、JG83キャンペーン

この東京集会の書き起こしを、数回にわたり投稿します。

開会のあいさつ:下山保さん(パルシステム生活協同組合連合会初代理事長)

今日は大変あわただしく呼びかけて、あわただしくお集まりいただき、終わりましたら、あと残った4日間でしょうか、あわただしくみなさま方に選挙運動をやっていただきたい。そういう会でございます。

17日付の読売新聞の世論調査によりますと、京都は優位に立っている、北海道5区は横一線。劣勢だったのが、優位になったり、横一線になっているのですから、追い上げているわけです。これからこの勢いを保てば、勝てます。

おそらく、1000票とか2000票の差になる可能性があります。これからの運動が非常に大事だと思っております。

今回は、本当に歴史的な全野党共闘が成り立っているわけです。民進党と共産党が連携するという、その歴史に我々は立ち合っています。みんなでがんばっていきましょう。

上田文雄さん(「戦争させない北海道をつくる市民の会」代表、札幌前市長)

昨年9月19日、集会やデモが国会を取り巻くという、60年闘争以来ではないかといわれるほど、日本の安全保障、9条を守れと、人々が大きな声を上げたにもかかわらず、強行可決をされました。私たちはそれに対してどうしたらいいのか。もう選挙しかない、と考えました。補欠選挙で私たちにチャンスが与えられた、これで結束をしなければならない、そして7月には参院選です。

この選挙、295議席のなかのたった1議席です。しかし、たった1議席、負けていられない。与党が圧倒的多数の国会情勢のなかで、295分の1をどう闘うかについては、関心度というのは、それほど大きくありません。そういうなかで、この選挙がいかに大きな意味を持つかを多くの方に知っていただきたい。

まず、9月19日に成立しました安全保障関連法に対し、国民的な非難、国政レベルでの国民の判断が示される、最初の大きなチャンスなのだ、と私たちは位置づけ、選挙をみんなで力を合わせて闘っていこう、ということです。

そしてまた、多くの方がおっしゃっておりましたように、7月の参議院選挙の前哨戦でございまして、ここの戦い方が、まさに全国に影響するのではないか。うまく戦えば勝てる、ということをお示しできる。そういうチャンスにしていく、という決意をもったところです。

共産党からすでに橋本美香さんという方が公認で立候補の表明をされ、活動をすでに展開をされていまして、この方と、私ども「戦争させない北海道をつくる市民の会」が一緒にやれるかどうか、いろいろな判断をさせていただきまして、やはり共産党出身者ではなかなか厳しいのではないか、ということで、市民活動をやっている者の感覚で、橋本さんとは違う方を候補にできないだろうか、ということで選定をしました。

池田まきさんについては、ネットでご覧いただいて、素晴らしい笑顔と、声もお聞きいただいていると思います。また、彼女がどういう生活をされてきたのかということも。


More
[PR]
by k_nikoniko | 2016-07-16 09:05 | 社会問題

フランス自殺防止対策(1997年)

健康雑誌サンテの1997年9月号の記事。

フランスでは、毎年約15万人以上が自殺を図り、約12000人が死亡している。ここ20年で、自殺者数は毎年増加の傾向にある。
自殺を図る女性の数は、男性の2倍だが、自殺による死亡者数は、男性のほうが倍多い。
年齢別では、55才以上が46%で、25~34才、15~24才と続いている。
都市部に比べ、地方での自殺が多く、すべての社会階級に及んでいる。
自殺は、フランス人の心の嘆きである。
特に、失業、暴力、迫害などの不安に満ちた社会で生きる若者や、孤独に苦しむ年配者の悲嘆を象徴している。

<なぜ自殺をするのか?>
家族の断絶、不和、引きこもり、自分の殻に閉じこもるなどが主な原因。また、過酷な人権侵害(近親相姦、近親相姦の脅威、暴力)や孤独、さらに、深刻な病い、失業、離婚や別居、親や友人の死、依存症(ドラッグ、お酒)、過度の仕事のストレス(政治家に多く見られる)。
若者に関しては、成績の悪さを苦にしたり、失恋、仲間外れなどが原因になっている。思春期に陥りやすいナルシスト的妄想(屈辱的な)が自殺の引き金となる。
自殺には前触れがある。自殺を図った人および自殺者の80%が、実行する前に、医者か近親者の誰かにほのめかしている。

<相談された場合、心理学の知識がないのに、どう答えたらいいか?>
このような人の行動や自殺について理解する必要がある。フランスでは、自殺に偏見があり、敏感に反応する点で遅れている。他の国は、自殺に関して、よりオープンで、大胆な防止対策がとられている。ケベックでは、一般市民向けのインフォメーション・キャンペーンが常に行われている。
まず、自殺願望者の話を聞くよう心がけること。非難するのはもってのほか。抱えている問題を理解しようとすることで、解決の糸口を発見し、解決策を見出すことができるかもしれない。
ただし、長期間、強制的に話を聞こうとしてはいけない。
話したがらないようなら、心理カウンセラーに相談するのがいいだろう。
専門家でもないのに、いきすぎた行動をし、相手を追い詰めてはいけない。

自殺未遂者の半分は、1年以内に再び自殺を図り、その方法は次第にエスカレートする。
自殺未遂により、家族はショックで言葉を失いがちで、その結果、再び対話が途絶えてしまう危険性がある。こうなると、自殺未遂者は、「自分はあまり注目されていない」「何かできたはずなのに」「私が悪い」などの罪責感を抱くことになる。
本人と家族が、同時に方向性を修正しなければならない。

自殺未遂者は、救急病院で温かい看護を受けるが、病院の93%はその専門ではない。患者は肉体的な看護を受けても、4人に3人は、24~48時間以内に病院を退院する。
心理的なケアを頼む時間も手段もない。
カウンセリングを受けるべきだと言われたり(このアドバイスは、9割の人に無視されている)、精神分析の診療所へ移送されたりすると、精神的ショックは大きい。
不当な入院は、最悪の体験となる。なぜなら、自殺者の70%は精神障害ではなく、自殺は発狂者のする行為ではないからだ。
最近、少しずつ、立ち直りを目的としたサービスが行われるようになってきた。
自殺願望者は、精神分析医や心理カウンセラーと面接し、適切な治療や知識などを教えてもらえるようになってきた。
自殺未遂を繰り返す割合が高い若者のために、専門の病院も存在している。
フランスでは、1997年2月、「自殺防止全国集会」が開催されて以来、本格的に自殺の問題と取り組んでいる。


[PR]
by k_nikoniko | 2015-07-04 17:45 | 社会問題

フランス自殺の原因 (1998年)

1998年4月25日のフィガロ紙に掲載された記事の翻訳。

1996年の調査によると、フランスの自殺の原因は、「失業」「不安定な生活」「家庭の崩壊」。
10万人に19人が自ら命を絶ち、自殺はフランスの死亡原因の2%を占める。
若者の自殺が深刻で、25~29歳の若者の死因の20%以上が自殺であり、15~49歳においては死因の13%に上る。
1996年の自殺による死者は11300人で、交通事故死7800人、エイズによる死亡3500人より多い。
失業と自殺の関連は、15~24歳に多くみられる。
1993年3月、1994年3月の失業増加にともない、自殺も増加している。1993年が最悪だった。
年齢別では、25~49歳では、失業と自殺は同じ曲線を描いている。
50~64歳では、1977~1986年の失業率の増加にともない、自殺も増加。1987~1991年に失業率が頂点となり、その後、失業が減少したことで、自殺も急速に減った。
75歳以上の高齢者の自殺率がここ10年で減少したのは、高齢化社会に対する環境が整ったからといえる。
また、独身者、離婚者の増加が、全人口の自殺数を上げている。
以前は結婚が自殺防止の役目を果たしていたが、現在はそれが機能しなくなっている。
結婚する人の数や結婚期間の減少が、自殺の増加に関係している。
25~44歳の女性の自殺者は、1973/75年と1985/87年の12年間に59%増加した。
この数は、結婚の崩壊に関係していると思われる。事実婚は、正式な結婚より自殺防止機能が低い。
結婚は社会的安定であったが、現在は、家族のメンバーが防止の役目を果たすとはいえない。
失業、雇用の不安定、欠如、弱さ、収入の減少は、家庭の崩壊、精神的および肉体的な孤独を導くといえる。


[PR]
by k_nikoniko | 2015-07-03 09:24 | 社会問題

経済は苦手ですがピケティ氏の講演を聴いた

昨日30日に日仏会館で開催されたトマ・ピケティ氏の講演に行ってきました。
予約したにもかかわらず、超満員のため、ロビーのモニターで聴くことに。
そのおかげで、会場入りするピケティ氏が間近を通りました。
f0016260_00501918.jpg
経済オンチ、しかも『21世紀の資本論』を読んでいないのですが、ピケティ氏のお話から学んだこと、考えたことをつらねます。

*************************
現在、富裕層は10%、中流層は40%、貧困層は50%の割合。
中流層が減少している。

日本も、一億総中流といわれていた時代はとっくに終わっている。
なのに、日本人の多くが、自分は中流層だと思い(込み)、貧困など他人事かのように無関心。
日本は50%の層が可視化されていないですね。

50年代~60年代にグズネッツの波が受け入れられた背景には、ハッピーエンドでいたい、忍耐強く待てば景気はよくなる、といった楽観的な考え方があった。
共産化しないためにそうすべきだと。


悪いほうに考えたくない、がまんすればよくなる、というのは日本にもある。
でも、ちっとも景気は良くならない。耐えてる人はもう限界にきている。
笑ってる人はさらに腹を抱えて笑う。それが今の経済システム。

教育制度、労働制度、税制度、コーポレイトガバナンスなどが組み合わされ、格差を生み出す。
アメリカでは教育のアクセスに大きな格差がみられる。
富裕層がいい教育を受けて、いい大学へ進学する。大学は富裕層からお金を得ている。
逆に、底辺の人々は教育へのアクセスが悪い。

日本も同様になっている…。
それにしても、日本の経済ニュースを読んでも聞いても、身近に感じられないし、よくわからないのですが、ピケティ氏の話す経済は生活に密着していて、興味をかきたてられる。

教育だけでなく、トップマネージャーが自分の収入を高く設置できるようなコーポレイトガバナンスにも問題がある。

日本で経済をわかりにくいのは、経済の仕組みを庶民に知らせたくないから?
経済を難しい学問にしておけば、高給取りにとって都合がいい。
難しい学問にしておけば、女・子どもは口出しできない、と思っているのかも。
今の日本で家計を切り盛りしてるのは女性で、教育を受けるのは子どもたち。
こういう女・子どもにこそ、経済のしくみをわかりやすく説明すべきでしょう!

戦争は、資産の破壊や賃金の圧縮といったイレギュラーな条件を生み出す。

経済システムを混乱させないためにも、戦争はすべきではないですね。

税制は社会を表している。所得税は歴史を物語る。
世代間の相続権は近代的な制度で、統計がとられるようになったのはフランス革命後である。
所得税は19世紀のフランスにはなく、1914年に導入された。
日本の所得税の統計は1896年からとられており、フランスより早い。
北欧は1880~1890年に所得税が導入され、1922年にインドは1920年代、アルゼンチンは1930年代で、この年代までに多くの国で所得税が導入された。

日本の所得税の歴史は、国税庁のサイトにありました。
所得税導入の検討は明治時代の初期にはじまり、1884(明治17)年には、イギリスの税制をもとに草案が作成された(所得税は1798年にイギリスで創設)。その後、すでに所得税を施行している各国のを参考にし、1887年(明治20)に所得税を導入した。プロシヤの影響が強い税法であったと言われている。


現在の富裕層10%が占める富のシェアは、1920年代より大きい。
1980年代から格差は大きく変化した。
富裕層10%の所得独占率はこれまでの30~35%から50%以上に増えた。
経済成長の2/3を富裕層10%が吸収している状況。
中流層の所得が停滞し、経済システムが脆弱している証拠である。

ヨーロッパの富裕層10%の所得独占率は、アメリカほど大きくはない。
日本は、ヨーロッパとアメリカの中間に位置しており、富裕層10%の所得独占率は35%~45%。

90%の人たちは、どんなに働いても、報われない…
これは、日々の生活で実感する。
どの業界も、契約や非正規社員、下請けが増加。安い賃金で、仕事量だけは多い。

富の独占の状況は、それぞれの国によって特徴がある。
アメリカの格差は、グローバル化によって生み出された。競争の激化、新興国の拡大が要因になっている。
グローバル化はヨーロッパや日本も同様だが、政策や制度が異なり、同じような状況に陥ってはいない。

資産においては、富の集中度高く、資産の格差のほうが所得の格差より大きい。
富裕層10%が資産の50~100%を独占している。
ここ数十年で割合が高くなりはじめた。
全体の40%にあたる中間層の資産のシェアは20~35%。
そして、50%にあたる貧困層のシェアは5%ほどで、ほとんど何も所有していない。

世襲社会が復活している。
アメリカより、ヨーロッパや日本のほうがその傾向が顕著である。
人口の伸びが遅く、生産性が低いため、過去に蓄積した資産が重要になるからだ。

民間資産が多くなると、公的資産が少なくなる。
ヨーロッパも日本も共産国でないので、民間資産のほうが公的資産より多い。
しかし、混合経済においても、現在は、公的資産(病院や学校など)が国民総生産の1/4、1/3、もしくはゼロになっている。
公的資産がゼロやマイナスというのは、政府の力が弱いことを示している。

富の再分配の方法はいろいろあるが、文明的なやり方としては、累進課税があげられる。
税制によって、どのように格差が生まれるかもわかる。
トップ10%の富が6~7%で成長するのであれば、どのような税率が必要か考えなければならない。
逆に、1%~2%の伸びであれば、それほどの累進課税でなくてもいい。
課税率は情報に基づくべきであり、それゆえに透明性が求められる。
情報がないままの議論は難しい。

透明性と情報。日本が最も隠したがるもの。
ピケティ氏は、自分たちが動くことで、格差社会を変えられる、とおっしゃっていたが…。



[PR]
by k_nikoniko | 2015-02-01 00:50 | 社会問題