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カテゴリ:戦争( 47 )

ルモンド紙より「南スーダンの窮地で隣り合わせの日本と中国」

フランスのルモンド紙、2016年11月29日の記事です。

日本兵士は、”兄弟敵”である中国兵士とともに、南スーダンでのPKO平和維持活動に配備される。

2つの国からはまず、現ナマでの投資が約束されている。中国は、2015年にヨハネスブルグで開催された「中国・アフリカ協力フォーラムサミット全体会議」で600億ドル、日本は2016年8月にナイロビで開催された第6回アフリカ開発会議(TICAD)で270億ドルの投資を約束した。続いて、中国政府は2016年1月、ジブチの日本の自衛隊基地のすぐ隣りに、初となる軍事基地建設を決定し、日本政府は同年10月にジブチの自衛隊基地を拡大することを発表した。今日、南スーダンでは、不倶戴天の敵同士であるアジアの2大権力が、国連の旗印のもと、協力して活動している。

70年来初

ひとつは日本軍(訳注:自衛隊)。第二次世界大戦以来初めて、350人の兵士が12月中旬から海外に配備される。南スーダンに派遣される自衛隊の隊員は、”駆けつけ警護”と言われる、”保護救援のために離れた場所まで駆けつける”活動を行うことができる。つまり、武力行使ができるとわけである。

海外での武力行使を拡張した集団的自衛権に関しては大論争となり、70年来初めて、2015年9月に法案が採択された。

日本の派遣隊のすぐ近くで、中国兵士が活動している。2015年1月から南スーダンに700人の歩兵部隊が配備され、すでにジュバに配備されている中国人民解放軍の工兵、医療、兵站の300人の兵士に加わった。

この2国の配備には多くの疑問点がある。まず、効力についてだ。日本軍は海外での紛争地域での経験がまったくない。日本政府は自衛隊を強化する意向を明らかにしている一方、中国はすでに世界第2の軍事力を有し、東シナ海で日本の領域を少しずつかすめ取り、新しいトランプ政権が日本列島を防衛しなければならない日米同盟を放棄する可能性がある。第二次世界大戦後に施行された日本の平和憲法を問題視する支持者は、あらゆる手段を試みながら、日本軍に過去の武力を復活させようとしている。

大きく分かれる世論

日本および中国軍は、アジアで危険な対立関係にある。しかしアフリカではどうか? 「日本兵士は、スーダンで攻撃された中国人兵士を助けにくるだろうか?」と、香港の日刊英字新聞サウスチャイナ・モーニング・ポストは問いかける。こうした疑問が出てくるのが当然なのは、日本と中国の歴史的対立の理由だけでなく、こうした活動の合法性に関してアジアでの世論が非常に割れているからでもある。

日本では、平和主義者と軍事化支持者との対立がある。一方、中国は、スーダンの境地で何をすべきかわかっていない。この7月、ジュバの暴動での突発的な爆撃により、国連平和維持軍の2人の中国人が殺害され、5人が負傷した。中国は命を犠牲にしたことで、アフリカでの中国兵の存在に対すル批判が広まった。中国の兵士に死者が出たのは、1979年のベトナム戦争以来、初めてのことだった。

共産主義体制下の軍隊の優秀性を自慢するプロパガンダをつねに展開していた中国にとって、この衝撃は大きかった。ソーシャルネットワークの投稿は同じ意識を持つ人々が連帯し、「あそこで何をしているのか?」と中国のインターネット上で疑問が飛び交った。

紛争地域での未経験

中国は国際問題へのかかわりに犠牲を払う準備ができているのだろうか? 中国は、国連の旗印のもとですでに2639人の兵士を配備しており、特にアフリカでの平和維持活動に大きく貢献する国のひとつである。習近平主席は2015年に、国連に向けて8000人の兵士の補充を約束している。

習近平主席と安倍晋三首相はそれぞれの国で、海外で戦う兵士の配備を初めて行ったという共通点がある。しかし、二人は世論とも立ち向かわなければならない。

中国と日本のもうひとつの問題、それは戦地での経験がないことだ。2015年11月のマリ共和国の首都バマコのラディソン・ブルが攻撃された数日後、前中国軍大佐で反テロリスト問題の専門家であるYue Gang氏は、マリに配備されている中国人兵士の対応の悪さを公然と批判した。「マリおよびフランスの特別攻撃部隊、アメリカ部隊は有効に活動したが、我々の兵士は、そこから100キロ以上離れたところにおり、何もしなかった。彼らはよく訓練された兵士たちだったにもかかわらず」と彼は自分のブログに書いている。

南スーダンで民間人および国連職員が攻撃された際、中国人兵士は対応に欠けていた。こういう国連報告書が今回発表され、批判の新たな高まりがおきた。中国人兵士は、駐屯地から逃れ、任務を怠ったと非難されている。深刻な批判は、アフリカでの中国の役割の拡大にとって、少なからず問題となるであろう。。


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by k_nikoniko | 2017-06-03 14:05 | 戦争

北海道から韓国へ遺骨返還の旅

昨年9月に行われた、 北海道から韓国へ遺骨返還の旅の記事です。

Retracing forced laborers’ journey, Koreans finally bring theirloved ones home from Hokkaido
The Japan Times(2015年11月18日)
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9月18日、1930~40年代に北海道で強制労働させられた朝鮮人115体の遺骨が、世界第二次大戦後70年を経て、ついに韓国に返還された。日本国内のメディアはこの出来事をほとんど報道しなかった。ちょうどそのころ日本では、戦後日本が堅持してきた武力行使の制限を緩和する新安保法案の行方に関心が集まっていた。この新安保法は皮肉なことに、遺骨を乗せた船が釜山に到着した朝の数時間前に成立した。

以下、こちら。↓

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by k_nikoniko | 2016-08-16 14:24 | 戦争

紛争時の性暴力の問題と「慰安婦」

今日8月14日は、韓国の金学順さんが旧日本軍の「慰安婦」被害者として、はじめて名乗り出た日です。
1991年、あれから25年も経ちました。

日本での「慰安婦」問題の取り上げ方について、政府に対してもマスコミに対しても、ものすごく嫌悪感を抱きます。
「女性の人権」という視点が欠けているからです。

以下、昨年2015年3月5日に『The Japan Times』に寄稿した記事です。
Stance on “comfort women” undermines fight to end wartime sexual
violence

紛争時の性暴力撲滅の闘いを弱体化させる「慰安婦」への姿勢

 それにしても、なぜ日本では、紛争時の性暴力の問題と「慰安婦」を結びつけて考える人が少ないのだろうか?
 その理由のひとつは、「慰安婦」問題が単に韓国と日本の外交問題として扱われる傾向にあるからだ。実際には、「慰安婦」はアジア全域で募られたのであり、アジア大陸だけでなく、世界各地で、女性の人権や正義にかかわる多くの人々を苦境に追い詰めている問題だ。しかし、いまだに男社会の日本では、国家主義者の言い分をフィルターにかけたり、基本的人権や女性の権利の問題に目を向けたりするのが難しいようだ。



全文はこちら。



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by k_nikoniko | 2016-08-14 11:46 | 戦争

ガザから来日した女性の記事掲載

9月4日発売の『週刊金曜日』「金曜日であいましょう」で、パレスチナ・ガザから来日したマジダ・エルサッカさんについて書きました。
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このブログでも何回かご紹介しています。

戦争で傷ついた子どもたちの”居場所”となる児童館などを運営し、心のケアに取り組んでいる団体CFTAのメンバーです。

9年ぶりに会った日、彼女はこう尋ねました。
「どうして日本は海外に自衛隊(軍隊)を派遣しようとしているのか」
安保法制が審議されているまっさなかの6月のことです。
「日本は、アメリカでも、ヨーロッパでも、アラブでもない、独自のアイデンティティーを持つ国。自律した立場で、国際社会に『ノー』と言えないのはなぜですか?」と。

マジダさんは、ガザ自治区で唯一、ヒジャブ(スカーフ)をしない女性として知られているそうです。
「子どものときの親の助言は、『何をしてもいい。ただし、後で泣かないこと』でした。そう生きてきたから、私はタフなのです」
ロンドン大学でメディア人類学を専攻し、インドに一年滞在した経験も。
ヨーロッパのNGOなどから仕事のオファーもありますが、「ガザで生まれ、ガザで育ち、ガザを愛している。ガザで暮らしつづけたい」ときっぱり。

マジダさんが日本を離れる前日、キャーキャー話したのが、アラブ諸国の人気オーデション番組で優勝したムハンマド・アッサーフのこと。
彼は、マジダさんらの教え子のひとり。「彼はハンユニス出身なの!」とうれしそう。
このスター誕生はパレスチナ国中が歓喜に沸いた出来事だったそうです。

番組のビデオはこちら

  

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by k_nikoniko | 2015-09-08 08:35 | 戦争

「芸人9条の会」旗揚げ公演に行ってきました

9月5日(土)は、「芸人9条の会」の旗揚げ公演でした。
古今亭菊千代さんらが中心になって声をかけ、この会を立ち上げ、現在は60人ほどの芸人さんたちが賛同しているそうです。

プログラムは、古今亭菊千代さんの落語でスタート。
貧しかった男が死神から呪文を教えてもらい、病人を治して金持ちになる、という古典落語「死神」ですが、呪文を「安保、安保、安保は戦争法。原発大好き……」と変え、会場大笑い。

趙博さんの「世新説阿呆陀羅経」、松本ヒロさんのひとり芝居「憲法くん」、良かった。

なにより、オオタスセリさんの「お局OLラジオ体操」と「ストーカーと呼ばないで」がツボにはまってしまいました。

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by k_nikoniko | 2015-09-07 00:11 | 戦争

戦争反対!国会包囲に行ってきました

「国会10万人・全国100万人大行動」に参加。
国会前ではなく、日比谷公園の霞門のステージ近くにいました。
雨の中、すごい熱気。
主催者発表で12万人集まったそうです。
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戦争は絶対イヤです!
こんなにみんなが反対しているのに~。


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by k_nikoniko | 2015-08-30 19:25 | 戦争

「戦争はイヤ」なので集会に参加

昨夜、安保関連法案に反対する集会に参加しました。
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さすがに今回はマスコミ各社がこの集会&デモを報道しています。

日比谷で安保法案反対集会 2万人参加と主催者(NHK)
安保関連法案 15日の採決が委員長の職権で決まる(フジテレビ)
日比谷で安保法案の反対集会、採決強行の動きを批判(TBS)
安保法案の強行採決反対で集会 東京・日比谷 (日本経済新聞)
「強行採決、絶対反対」 安保法案巡り、東京などで集会(朝日新聞)
安保法案:「戦争させない」2万人超が反対集会(毎日新聞)
安保法制、2万人が反対デモ 「私たちの独裁を打倒する記念日に」(ハフィントンポスト)



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by k_nikoniko | 2015-07-15 08:33 | 戦争

「戦争はイヤだ」と女たちで国会包囲

昨日は「女の平和6.20国会ヒューマンチェーン」に参加してきました。
赤い洋服を着て。
お天気も味方して、梅雨晴れの一日。
1万5000人が集まったそうです(主催者発表)。
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戦争は本当にイヤです。

今、衆議院で審議されている「安全保障関連法案」の「11法案って何?」については、内閣官房の『「平和安全法制」の概要』をご参考に。

集団的自衛権が命を守れない理由(『週刊女性』2014年9月4日号)


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by k_nikoniko | 2015-06-21 14:39 | 戦争

パレスチナの現状

聞いた話しによると、ヨルダン国民の60%ほどがのパレスチナ難民だそうです。
ヨルダンの難民は比較的恵まれているほうで、最悪の状況で暮らしているのはガザのパレスチナ人だろうとのことでした。

昨年末(2006年)にお会いしたパレスチナ人のマジダさんは、次のようなことを言っていました。


中東は大変美しい地域です。
私はときどき、さまざまな宗教の人が同じ権利を持つ国境のない世界を夢想します。
パレスチナやイスラエルといった名前にとらわれず、どのような人でも人間としての尊厳と自由を持っている社会が誕生してほしいと心から願っています。
日本人は北海道でも東京でも似たような生活ができますが、私たちパレスチナ人は違います。
私の夢はいつも破られてしまいます。
現実に目を向けると、イラクで戦争がはじまり、レバノンが侵攻されています。
なぜ世界の人々は黙って傍観しているのか、私はその理由を知りたい。
パレスチナ問題はアラブの問題でも、イスラムの問題でもなく、国際的な人権問題だと考えています。そして、パレスチナ問題を別の目的に利用されたくはありません。
ガザをはじめ、パレスチナの3領域は封鎖されていて、刑務所や強制収容所と同じです。
こうした状況に置かれていては、パレスチナ人の力だけではどうすることもできません。
世界の人々の手を借りなければ、平和を実現できないのです。
パレスチナで起きていることを人権問題として考え、私たちに力を貸して欲しい。


以下、彼女の話をまとめました。



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by k_nikoniko | 2015-06-20 08:54 | 戦争

子どもたちに笑顔を パレスチナでの取り組み3

マジダさんのセンターについて、今回が最終回です。
彼女は100円ショップで、子どもたちのために、イラスト入りのメモ帳や面白い形の消しゴムなどを選んでいました。文房具だけでなく、知恵の輪といったゲーム類もいくつか購入していたのが印象的です。

子どもたちをいかに楽しませるか。
そのためには、大人が大人としての役目を果たさなくてはなりません。
マジダさんのセンターでは、指導員やボランティア、母親の育成、そして地域の人々の意識改革にも力を注いでいるそうです。

以下、彼女の話を紹介します。

指導員やボランティアを育成するにあたり、2つの大きな障害が存在します。
ひとつは、大人も精神的な問題を抱えていることです。
スタッフのトラウマについて、ガザにある唯一の精神ケア専門施設に相談したところ、「うちのスタッフも同じ問題を抱えているので、そちらのケアはできない」と言われました。
もうひとつは、外部との接触が難しいことです。
外国のボランティアや専門家を呼びたいのですが、イスラエルの許可がおりません。
迷路の中のウサギのように、ただ走り回っているように感じることもありますが、できる範囲で、指導員やボランティアの能力開発のための特別プログラムも実施しています。
年度初めに、指導員とボランティアは2ヶ月の研修を受けます。テーマは、人権、子どもの権利、教育方法、芸術などです。教育に関しては、学校教育とは異なる“学び”の考え方、従来とは違う教育について学習します。
週の最終日にフリーディスカッションと評価を行い、指導員やボランティアが意見を述べます。その結果により、さらに別の研修を行います。
また、3ヶ月に3日ほどリフレッシュデーを設け、外部から講師を呼んで、指導員たちに新しい教育法やワークショップの方法を学びます。子どもたちの成長は非常に早いため、指導員はそれに対応できなければなりません。
母親たちへの教育も大切です。
月に2回ほど母親たちを集め、センターでどのようなことをしているか説明します。
それと同時に、子どもたちが家でどのように過ごしているか教えてもらいます。
こうした取り組みは、パレスチナでは斬新です。
センターの活動を継続させるには、親や地域社会の理解が不可欠なのです。

センターの建築には、フランス政府が補助金を出したのですが、建設に関わるのは地元の人に限定することを条件にしました。備品なども地元のものを優先しています。
ガザで購入できる物品は少ないのですが、地元経済に貢献したいと考えています。
ハマスが政権を獲得した2006年は、非常に厳しい年でした。
国際社会の批判を受け、その結果、子どもの教育に打撃を受けました。
無償で配布されていた教科書さえ不足し、私たちの活動予算の大部分が、義務教育の学費、靴や通学服といった緊急支援に向けられました。
食糧が不足しているときに、私たちの活動だけにエネルギーを注ぐことはできないので、社会状況を考慮してはいます。
とはいえ、私たちの活動は、緊急支援を主旨としているわけではなく、コミュニティー開発というか、子どもたちを通じて地域社会に力をつけ、地域を底上げし、建設していくことにあります。

2007年4月26日15時20分投稿


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by k_nikoniko | 2015-06-17 08:57 | 戦争