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ひと針に心を込めてアイヌ刺繍を

試験の前になると掃除をはじめたくなったり、原稿の締切日が近いのに凝った料理を作りたくなったり、という癖が昔からあって困る。
最近は、アイヌ刺繍。やるべきことは山ほどあるのに、こういうときに限って、刺繍をしたくなってしまう。しかも、ヘタをすると夜なべまでしそうなぐらい。
作品展が近いので、それまでに仕上げるつもりだったのだが、さっきそれをあきらめた。
アイヌ刺繍は焦ってやるものではない、と、つくづく思う。
感情が正直に出てしまうのだ。
気がそぞろだと、目がバラバラになり、とても人に見せられる代物ではなくなってしまう。
自然とともに暮らしてきたアイヌ民族が継承してきたのだから、ゆったりとおおらかに、時計を気にすることなく、ひと針ひと針丁寧に刺すべきなのです。
私にとってアイヌ刺繍をするひとときは、慌しい生活を遮断して無心になると同時に、いろいろ空想にもふける時間でもある。
アイヌの女性たちは、どんな思いで刺繍をしていたのだろう。
男性のなかにも、刺繍をしたい人はいたかもしれないなぁ、とか。
愛する人のために心を込めて針を刺す、と想像しながら、ほのぼのした気持ちになったり。
私はそれほどロマンティストではないので、目がそろって文様が美しく仕上がれば満足なのだが、それがまた難しい。テクニックが求められるのである。
アイヌ文様は実に多彩で、デザイン性も高い。
私が今挑戦しているのは、ドイツのベルリン国立民族博物館に収蔵されている着物を復元した文様で、バウハウスのデザインに通じるものがある(と私は思っている)。
目を引く文様の多くが、外国に渡ってしまっているのは、西欧人がその芸術性を高く評価したからである。日本人はその価値に気づかなかったのだから、愚かだ。
博物館や美術館で鑑賞するのもいいけれど、日常のなかでアイヌ刺繍に触れること、まさに現代も生きている手仕事として身近に感じることのほうが、重要だと思う。
というわけで、札幌近郊の方は、ぜひ作品展に立ち寄ってください。

ヤイユーカラの森 刺繍教室作品展
2008年10月23日(木)~28日(火)
10:00~18:00(最終日~17:00)
場所:マリヤ クラフト・ギャラリー(札幌市中央区北1西3 時計台前仲通り)
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by k_nikoniko | 2008-10-16 00:00 | ひとりごと
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