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整然とした街の陰と陽

パリ近郊に住む友人は、以前、サルコジが大統領になったら「セネガルに移民する」と言っていた。
選挙後のメールでは、「セネガルじゃなくてウルグアイのほうがいい。でも、今重要なのは、この反乱をなんとかすることだと思う」と書いてあった。
フランスはかなり混乱しているらしい。
しかし、このところ暴動など直接目にしていないので、それがどんなものかを忘れつつある。
昨年、ワールドカップの準決勝をパリのスタジアムで観戦したが、試合後は“暴動”に近い騒ぎだった。
ガラス瓶が飛び、道路で火が燃え、憲兵隊のバリケードに押しつぶされそうになり、地下鉄では若者が走り回って喧嘩していた。
ちょっと怖かったが、旅行者の私にとっては数時間の出来事で、今ではそれが現実ではなかったようにさえ思える。
札幌は整然とした街で、ワサワサした乱雑さがあまりない。
ここに滞在していたイラク人は、帰国時に名古屋に立ち寄ったとき、「札幌のほうが秩序正しい」と耳打ちした。
外国人がたった1日で見抜けるぐらい、両都市は“ワサワサ感”が違う。
それはそれで大変すばらしいことだけど、無菌室のようでもあり、スッキリしすぎていて、そうではない部分が見えづらい。
“人々の多様な暮らし”に触れるチャンスは少ないともいえる。
先日、南アフリカのスラム街を描いた映画「ツォツィ」を観た後、若者たちと「“スラム街”をイメージするのは難しい」という話になった。
美しい街・札幌には、スラム街と呼ばれるようなエリアはないし、地下鉄の危ない路線もないし、湿気が少ないので汗のすえた臭いもあまりない。
飢えた目をした少年たちが道端でケンカしているシーンにも出くわすことはめったいにない。
うつろな目の少年少女はうろうろしているけれど。
何度も書くが、キレイな街であることは大変良いことだ。
でも、世界中の大多数の国にはスラム化した地域があり、満たされない感情を暴力で発散する若者たちがたくさんいる。
そこから見えてくるのは、社会の歪みや心の痛み。
平穏な街で生活しているからこそ、そうした暮らしができることを感謝するとともに、社会の暗部にも目を向ける(見るだけでは十分ではないかな)姿勢が求められると思う。
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by k_nikoniko | 2007-05-13 13:29 | ひとりごと
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