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おしゃべりな毎日

フリーライター木村嘉代子のブログです。日々感じたことを綴っています。Copyright(C)2005-2023 Kayoko Kimura   

2016北海道5区補欠選挙・東京集会の記録(4)

2016年4月19日に開催された東京緊急集会「CHANGE 日本、北海道5区から in TOKYO ~野党共闘を全国へ」の書き起こしです。

古今亭菊千代さん(落語家)

みなさん、こんにちは。古今亭菊千代と申します。憲法9条が大好きで、日頃そうやって言っております。今日は、私の地元、江東区の門前仲町の交差点で、戦争法案反対の1200万人署名をして、途中で、「池田まきさんの応援に行って来ます」と言ったら、みなさんから、「ぜひぜひ私たちの分も応援してきてください」と言われました。

今日は看板がわりに、このかばんを持ってきたんですよ。そうしたら、今、ここ(議員会館)に入るところで、警備員さんですか、「これはやめてくれ」と言われました。「え、憲法9…」「その9という数字に政治性があるんです」と言われました。なので、「わかりました。裏返せばいいんですね」とこうやったんですね。そしたら、「え! あ、No」と、どちらもダメと言われて。「ふろしきかなにかに包んでください」と言われたんですけど、「折ってこうやるから」と言って入ってきました。

こんな世の中になっています。おかしいですよね。私たちが今生きているのは、何で生きているんですかね。今ある憲法で生きているわけですよね。

池田まきさんはそういうことをはっきりと言える。池田さんのメッセージを聞いたときに、とっても爽やかでわかりやすく、力強く、もう、この人だな、と思いました。申し訳ないですけど、最近、男性陣にあまりそういう人を見かけないんですが。男性陣もがんばって、池田まきさんの応援を。

まずは池田まきさんを勝たせて、この野党共闘を、勝ってもずっと野党共闘で、安倍政権を倒すまでは、裏切らずに、野党のみなさん共闘して、がんばっていただきたい。それならば、絶対応援します。みなさんがんばりましょう。

神田香織さん(講談師)

みなさん、こんにちは。落語家の後に講談師と、なんかみなさん寄席にお見えになっているようですけど。

私は、福島県いわき市の出身です。30年前から、「はだしのゲン」を語ってきました。15年前からは、「チェルノブイリの祈り」という、去年、ノーベル文学賞をおとりになった、スベトラーナ・アレクシエービッチさんの講談を語ってまいりました。変な講談師、変わった人、テレビの人から声がかからないよ、さんざん言われながら、今日にきました。

そして、故郷は5年前に原発にやられちゃったんです。みなさん、踏んだり蹴ったりですよ。悔しくてしょうがないですよ。

そしてですよ、今度の九州大地震。熊本地震なんて名前をつけている場合じゃないですからね。大分だってすごい。大勢の方が今、避難していらっしゃるでしょ。そして、水をもらうのに並んでいるわけですよね。ここでもし、川内原発が爆発して、放射能の雨が降り注いだならば、福島の二の舞じゃないですか。福島の人たちの苦しみ、訴え、それが全然届いてないということなんですよね。

私は今まで安倍をひどいと思ってましたが、最近、恐怖を感じてるんです。四谷怪談、お岩さんより怖い、という恐怖です。私たちの命を弄んでいる。原発が爆発してもまだ同じような目にあわせるわけにいきませんから、やっぱり政権を変えるしかないですよね。
今、九州の反対の北海道で、声を上げている池田まきさん。この人を応援することでもって、政権を変えていくきっかけをつかむ。そして全国で、安倍政権に向けて、野党が統一していく。そうすればきっと、流れは変わっていくと思うんです。

地震がもうそこらじゅうで起こっている。これからどうなるかわからない。私は週末、伊方原発再稼働反対に行って、雄たけびを上げて帰りますけれども、福島の人の祈り、そして、チェルノブイリの人たちの祈り、これを私は、講談という語りでもって、訴えていきたいと思います。

池田まきさんの演説、聞いてください。すごい心にしみる。私は涙が出てきました。彼女の言葉には魂があるんですね。ぜひぜひ応援してまいりましょう。


北海道5区補選、市民の力で野党共闘、国政で初対決」『週刊金曜日』(2016年3月11日)


by k_nikoniko | 2016-07-19 09:48 | ー選挙