フリーライター木村嘉代子のブログです。日々感じたことを綴っています。Copyright(C)2005-2016 Kayoko Kimura
by k_nikoniko
お問い合わせ:
k.kayoko.7☆gmail.com
☆→@に変えてください

最新の記事
福島県大熊町の復興についての..
at 2017-10-24 20:00
南スーダンPKO自衛隊派遣差..
at 2017-10-06 08:58
”首はとられ”ないが社会を変..
at 2017-09-07 13:23
「南スーダンPKO派遣差止訴..
at 2017-08-15 08:46
ドキュメンタリー映画『まなぶ..
at 2017-07-19 09:38
3つのがんを発症した福島原発..
at 2017-06-28 11:38
南スーダンPKO派遣差止め訴..
at 2017-06-20 11:06
札幌の自主夜間中学が公立化か
at 2017-06-16 08:36
ルモンド紙より「南スーダンの..
at 2017-06-03 14:05
『道新』セクハラ認めずも始末書
at 2017-05-05 17:38
カテゴリ
全体
掲載記事(2011~)
掲載記事(2000~2010)
掲載記事(1991~1999)
掲載記事(1990以前)
ジェンダー
男と女
ひとりごと
フランス
イギリス
国際ニュース
社会問題
原発・核
デモ日記
戦争
歴史
メディア
カルチャー


サッカー
外部リンク
ライフログ
タグ
検索


スウィンギングロンドン(VoCE 1998)

ロンドンがバブルで活気づきはじめたころの書いたものです。
1ページ目を紛失してしまったので、2ページ目から。

②FoodとFashionのレベルは比例する!?
”ロンドン=不味い”の定式が崩れた。'90年代初めのロンドンのレストランは、雰囲気、質、サービスと三拍子そろって最悪だった。しかし、ここ数年の景気のよさを反映し、続々と新しいレストランが誕生している。フランスほど料理にプライドがないため、味にも冒険的な新感覚のレストランは、20~30代のロンドン・ヤッピーたちでにぎわっている。それにともなってモード度も上昇。モデルのトリシア曰く、「外食の日はワンピース。着飾って行くレストランが増えてうれしいわ」
f0016260_11011178.jpg
③アフタヌーンティーの習慣、すでにない!?
お茶をする喫茶店らしきものがなかったロンドンに、大陸からカフェが上陸。パリ風カフェのチェーン店をはじめ、ものすごい勢いで増加している。「土曜日はカフェでランチするのが最近の日課」とデザイナーのイヤ・イヤラさんも語るように、カフェのテラスで過ごす楽しみが、やっと定着したようだ。かなり前から、本格的なアフタヌーンティーは一部の階級だけの習慣となっていたが、”紅茶好きのイギリス人”はもやは過去のものになりつつある。コーヒーの味も向上、エスプレッソやカフェオレの人気は伝統的ミルクティより優勢。




④クラブファッション、もうコワくない!?
ロンドン文化を語るのに、忘れてはならないのがクラブ。テクノ、ハウス、インディなど、好きな音楽にマッチする、奇抜なファッションできめた若者が集まるのが主流だったが、最近では、飲みながらおしゃべりを楽しみ、ついでに踊りも、というバー&クラブが増加。会員制バーK Barsもそのひとつ。落ち着いたムードで、装いもシック。

⑤カムデンマーケットからパンクが消えた!?
古着ファッションはあいかわらずロンドンっ子たちのトレードマークだが、その着こなしはずっとソフィスティケイトされたようだ。土日に開かれる古着マーケットで有名なカムデンマーケットには、その昔、黒い革ジャンに鼻ピアスなど、過激なストリートファッション娘たちが多かった。今では、拡大されたオープンスペースに、カフェやパブ、ニューショップが並び、とてもクリーンで陽気な雰囲気。マーケットに並ぶ洋服も、カラフルな下着ワンピースや元気なスポーツアイテムなどが多くなり、これまでの暗いパンクな印象とかなり違う。景気のよさは、マーケット社会にも大きく影響している。
f0016260_11012288.jpg
⑥パーティでは「食べない・すわらない」!?
「パーティは1か月に1回ぐらい」と言うショーン。来た人からビールを開けて、飲みながらおしゃべりというパターンが多く、パブ同様、食べずにひたすら飲んで話すのが、イギリス人のパーティだ。食べ物は、一口パイやスティックサラダ、スナック菓子といった、ビールのつまみになるものだけ、というお気軽さ。近頃は若者にも経済的ゆとりが出てきてパーティの回数も増えたよう。スーパーのパーティ・レトルト食品が、料理嫌いの彼らの強い味方となっている。

⑦「公園デート」がカップルのトレンド!?
日曜日は公園で過ごすのが、一般的なイギリス人。その伝統は今でも変わらないが、ピクニックランチのメニューはぐっとリッチになった。食文化の向上で、お惣菜屋も充実。さらに、サンドイッチなどテイクアウトものもバラエティ豊かに。カップルでおいしいランチを食べるのに最も注目されている公園が、プリムローズヒル。ロンドンが一望できる丘、公園近くの洒落た通り……。都会の雑踏を忘れ、ロマンチックなムードを満喫できる。


おいしいレストランが増えたので、外食がとても楽しみに。
飲んで騒いでストレスも解消。

吉田都さん(バレリーナ)

ロイヤルバレエ学校留学のため、17歳でロンドンへ来たのは14年前。言葉や習慣のギャップを肌で感じ、とても心細かったですね。”活気がない”というのが、当時のロンドンの印象です。天気の悪さにもうんざりしましたが、そればかりではなかったんです。あの頃のロンドンの食事は、ホントに口に合うものがなく、慣れるまで体調を維持するのが大変でしたね。
バーミンガムのバレエ団で過ごし、3年ほど前にロンドンへ戻ってきたのですが、ここ数年のロンドンの食生活の変化は、目覚ましいものがありますね。とにかくおいしいレストランが増えたおかげで、外食するのがとても楽しみになりました。モダンブリティッシュとかも、食べるようになりましたし……。食事は、住んでいる界隈か、オペラハウスのあるコベントガーデンですることが多いですね。
自宅のあるイスリントンは、数年前からアーティストたちに人気のエリアとして注目されているところ。トレンディなレストランやカフェが点在し、食べ歩きが楽しいところなんです。休日は、少し足をのばしてハムステッドの街や公演を散歩します。この辺りも、素敵な店が多いんですよ。日曜日は休みなので、ゆっくりローストビーフのブランチ、サンデーローストを楽しむんです。
毎日のレッスンは、10時半から12時半が基礎レッスン、ステージがない時は、18時半頃まで作品のリハーサル。夜に舞台がある時は、13時半に終わり、後はお昼寝タイム。舞台はとても疲れるので、その前にハードな練習はしません。
オペラハウスで踊っている時がいちばん幸せだから、辛いと思ったことはないですね。ただ、がむしゃらにやってきた20代前半に比べて、30代となった今はロイヤルバレエのプリマ、主役でいることのプレッシャーを強く感じています。体調を整えるのも仕事の一部で自己管理が重要なんです。筋力トレーニングだけでなく、頭のトレーニング、メンタルな部分も鍛えています。ロイヤルバレエは、競争も激しいですからね。10年前には東洋人は一人もいませんでしたが、現在は日本人ダンサーは6人。私を見にきてくださる日本人のお客さんをがっかりさせてはいけない、と思いながらいつもお度っています。
プレッシャーに打ち勝つストレス解消ですか? お風呂に入ることですね。マッサージをしてもらったり、エステに行くこともあります。そして、友だちと騒いで飲む! パブより、スペイン風タパスバーなどへよく飲みに行きますね。やはり、コベントガーデン近辺が多いかな。
自宅でパーティをするのも好きですよ。お料理を作り、友人を招いて、食べて飲んでというディナーパーティ。イギリス人がただパーティという時は、食事は出ないのが普通で、ビールを片手に話をするだけ。でも、ディナーパーティというのは、食べることが主体なんです。私の自慢料理は、日本食とパスタ。4~5人で集まることが多いですね。

『VoCE』1998年9月号



[PR]
by k_nikoniko | 2015-06-24 08:29 | 掲載記事(1991~1999)
<< 原発震災離婚(週刊金曜日) イタリア国民投票後の脱原発の課... >>