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フランスの脱原発派の声:アビニョンで活動する女性

アリス (「アビニョン・モナムール」のメンバー)
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「アビニョン・モナムール」で活動しているひとりです。「アビニョン・モナムール」という名称は、映画「ヒロシマ・モナムール」から決めました。
アビニョンでは、3日間のイベントを開催することからはじめました。たくさんの集会や勉強会を企画しました。原発についての理解を深めるのが基本です。
参加者と3日間過ごし、一緒に活動するネットワークを少しずつ築いていきました。
集会からスタートしましたが、最終的に、一緒に行動を起こす、一緒に何かやるという形になりました。
この週末、日本との関係を深め、日本の状況を知る、「フクシマデー」を企画・開催しました。福島原発事故について学ぶとともに、自分たちのネットワークや団体の活動について考えを確かにする機会でもあります。
この1月、私たちはアビニョンの大きな広場(ピー広場)で、原発事故が起きた際の除染作業員(リクビダートル)の募集したことがあります。その広場を通る一般の人に、私たちが除染作業員募集する仕事をしているスタッフだと思わせ、募集を呼びかけました。人々は私たちが本当にそういう仕事をしていると思ったようです。
私たちがこれを実施したのは、原発に対する意見を聞き、彼らの矛盾を知りたかったからです。ですから、「原発事故が起きたら、この地域の人々を助けるために、除染作業員になりませんか?」と、歩いている人に声をかけました。人々は、「事故が起きたら明らかに除染作業員が必要なので、作業員を募集するのはいい考えだ」と答えました。なのに、全員が申し出を断りました。「それは危険すぎるので、自分は除染作業員にはならない」と拒否したのです。
これがまさに、フランス人の原発に対する考え方です。原発事故について話しても誰もショックではないし、誰もが事故が起きることへの備えはできているということです。
ピー広場でこれをやったとき、人々と議論が生まれるだろうと思っていました。人々が事故の危険性について質問してくるだろう、と。
でも、まったくそれはありませんでした。「危険な場所に作業員を送る考えには賛成だけど、自分自身はそんな危険すぎる場所にはいきたくない」と人々は言ったのです。フランス人は原子炉が爆発したらどれだけ危険かを知っているからこそ、そこへ行くことを拒否したのですが、原発の利用は否定しませんでした。そこが興味深い点です。私たちが質問した人は、他の人をそこへ送ることを認めながら、自分自身は行くことを拒否するという状況に驚いてはいないのです。
私たちは、質問した人たちの反応にとてもショックだったし、失望しました。

2012年3月10日、アビニョン、「フクシマデー」にて

ビデオ「フランスの原子力から考える<脱原発デモ>
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by k_nikoniko | 2013-12-12 08:45 | 原発・核
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