フリーライター木村嘉代子のブログです。日々感じたことを綴っています。Copyright(C)2005-2016 Kayoko Kimura
by k_nikoniko
お問い合わせ:
k.kayoko.7☆gmail.com
☆→@に変えてください

最新の記事
南スーダンPKO派遣差止め訴..
at 2017-06-20 11:06
札幌の自主夜間中学が公立化か
at 2017-06-16 08:36
ルモンド紙より「南スーダンの..
at 2017-06-03 14:05
『道新』セクハラ認めずも始末書
at 2017-05-05 17:38
恵庭OL殺人事件の第2次再審..
at 2017-05-01 14:35
通信制中学の記録映画『まなぶ..
at 2017-03-24 11:54
元原発作業員が労災認定を求め..
at 2017-03-10 11:47
南スーダンPKO派遣差し止め..
at 2017-03-03 11:39
札幌の自主夜間中学が公立化か
at 2017-02-24 11:36
約126万人が義務教育未終了
at 2017-02-16 13:11
カテゴリ
全体
掲載記事(2011~)
掲載記事(2000~2010)
掲載記事(1991~1999)
掲載記事(1990以前)
ジェンダー
男と女
ひとりごと
フランス
イギリス
国際ニュース
社会問題
原発・核
デモ日記
戦争
歴史
メディア
カルチャー


サッカー
外部リンク
ライフログ
タグ
検索


木嶋佳苗を考える(3)

木嶋佳苗の出身地は北海道。
私も北海道で生まれたし、ここ10年ほど住んでいたので、北海道にあれこれ脚色つけられると、ふぇ~と思う。
北海道って、「北の大地」「カニがうまい」というポジティブな面と、「左遷」「淋しい北国」というネガティブな面のダブルスタンダードで描写され、とても不思議なところ。
気分で使い分けてるだけなんだろうけど、都合よく利用されてるようにも思う。

マスコミでは、都会の視点で田舎を語られがち。
田舎育ちの私としては、「ちょっと~」と口出ししたくなる。
田舎にだって文化的な暮らしはある。
クラシックも聴くし、映画も観るし、文学だって読むし。ピアノだって弾くよ。
自然に囲まれているので、感性も豊かになる。繊細な心がはぐくまれる。
と思う。人にもよるかもしれないけど。

最近は原発関係のことをしているので、ふと思う。
こういう田舎に原発って建てられてるんだよ!と。
「原発反対」と叫びながら、「田舎だから」と嘲笑するのは、矛盾してないだろうか?
話はそれるけど、7月16日の代々木公園の集会の日、原宿駅で、60~70代の女性3人組の会話が耳に入った。
「どこか田舎からでてきたみたいで、道がわからないらしくて、ウロウロしてるのよ~」「ギャハハ」
前後の文脈はわからないが、明らかに、「田舎者」を笑っていた。
この女性たちも集会に参加する脱原発派。

都会の人には、そうした意識が染みついているのかもね。
馬鹿にしているつもりはないのだろうけど、地方出身者は自信をそがれつづける。
田舎を蔑んだ意識を持った人がいて、本当にこの国から原発はなくなるんだろうか。
というより、地方でも都会でもどこでも、誰もが幸せに暮らせる国になるのだろうか。

かなり話はズレたけど、とにかく、「田舎から出てきた人は、センスが悪くてダサい」というのが、ステレオタイプのイメージなんだと思う。
そして、そういう人は、都会生活にはなじめず、落ちていく…。
そうした結末は物語になりやすい。
しかし、東京ってそんなに素敵な都市だろうか。

この事件の裁判は、3.11後にはじまった。
地方から逃れ、都会で派手に暮らし、自分をウソで固める。
愛のない関係とお金への執着。そして、命を粗末に扱う。
周りの人たちは、犯人と被害者を野次馬的に、あるいは虐めのようにあれこれ言う。
でも、喉もと過ぎれば、で、あっという間に風化していく。
この事件はなんだか、3.11とまったくかけ離れた出来事ではないように思てしまうのだ。
[PR]
by k_nikoniko | 2012-08-31 11:05 | 男と女
<< “原子力”がとりもちフランスと... 木嶋佳苗を考える(2) >>