「おいしい結婚」の思い出
2011年 12月 24日
今日は、森田芳光監督の葬儀だったそうだ。
ちょうど20年前、駆け出しのフリーライターだったとき、森田監督を取材させていただいたことがある。
公開されたばかりの映画「おいしい結婚」がテーマだった。
記事を探したけど、見つからなかったので、データマン的に取材のみ担当したのかもしれない。
それでも、取材したときのことは覚えている。
「結婚なんて、早くすることないですよ。自分の好きなことをしてからで」
とおっしゃった。そして、
「北海道は離婚率が高く、女性は独立精神旺盛。ああいうのがいいと思う」
と、北海道の女性をえらくほめていらした。
それを聞いて思わず、「私、北海道生まれです」と言ってしまった。
実際、生まれただけのようなものなのだけど、つい調子に乗って。
「結婚などに縛られないで、女性も自由に好きなことをしたほうがいい」という言葉に、まだ若くてモヤモヤしていた私は、背中を押される思いがした。
帰り際、「がんばってくださいね」と言っていただいた。
それがものすごくうれしかったことを、今でもよく覚えている。
考えてみれば、つたない取材だったからかもしれない…。
あれから私は、がんばったのだろうか。
森田監督の訃報で、初心を忘れてしまったことを思い出した。
享年61歳。まだお若いのに。ご冥福をお祈りします。
ちょうど20年前、駆け出しのフリーライターだったとき、森田監督を取材させていただいたことがある。
公開されたばかりの映画「おいしい結婚」がテーマだった。
記事を探したけど、見つからなかったので、データマン的に取材のみ担当したのかもしれない。
それでも、取材したときのことは覚えている。
「結婚なんて、早くすることないですよ。自分の好きなことをしてからで」
とおっしゃった。そして、
「北海道は離婚率が高く、女性は独立精神旺盛。ああいうのがいいと思う」
と、北海道の女性をえらくほめていらした。
それを聞いて思わず、「私、北海道生まれです」と言ってしまった。
実際、生まれただけのようなものなのだけど、つい調子に乗って。
「結婚などに縛られないで、女性も自由に好きなことをしたほうがいい」という言葉に、まだ若くてモヤモヤしていた私は、背中を押される思いがした。
帰り際、「がんばってくださいね」と言っていただいた。
それがものすごくうれしかったことを、今でもよく覚えている。
考えてみれば、つたない取材だったからかもしれない…。
あれから私は、がんばったのだろうか。
森田監督の訃報で、初心を忘れてしまったことを思い出した。
享年61歳。まだお若いのに。ご冥福をお祈りします。
by k_nikoniko
| 2011-12-24 17:06
| ひとりごと