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「環境意識の高い北海道」とおっしゃる北海道知事

来年2月、札幌ドームで道内初モーターショーが開催されることが決定した。
集客目標10万人。北海道の経済の活性化を期待しているそうだ。
この記者会見で高橋はるみ北海道知事は、次のようにおっしゃったという。
「環境意識の高い北海道ならではのモーターショーにしたい」

北海道(民)が“環境意識が高い”のはご存知なのだ。
その道民の意見を無視して、先週、知事は「泊原発3号機の営業運転移行」を許可した。
原発の安全性は100%ではなく、たった一度の原発事故で、北海道の広い範囲の環境を破壊するのは間違いない。
環境保護との矛盾をどう説明するのだろう?

昨夜、浜岡原発に勤務していた息子を白血病で亡くした嶋崎美智子さんのお話を聞いた。
下請け会社の正社員だった息子さんは、定期検査作業中の被ばくのため発病。
その闘病の様子はすさまじく、29歳で逝ったご本人もご家族も、どれほど無念だったことか。

嶋崎さんはボランティアで、北海道に夏休み期間中滞在する福島の家族と過ごしたそうだ。
福島の子どもたちの将来を案じていらした。そして、こうおっしゃった。
「北海道はたくさんの福島の家族を受け入れる一方で、女性の知事が泊原発の再稼動を受け入れた。電気のほうが大切なのか? 福島の戻る母親は非常に複雑な気持ちで帰っていく。電気のために子どもたちを犠牲になるかと思うと、とても心が痛い」

北海道にはかなりの福島の家族が避難してきている。札幌だけでも1000人はくだらないと思う。
夏休み期間中には、北海道が数千人の福島の家族を招待した。
そのさなかに、泊原発3号機の営業運転移行が決り、2号機も定期点検に入った。

高橋知事はこれまで、女性であること、母親であることを売りにして、知事選の女性票を集めてきた。
選挙中は、赤ちゃんを抱く姿が何度かテレビに映った。
しかし、同じ母親の視点で、福島の母親たちへの温かい言葉をあまり聞いたことがない気がする。
福島から避難してきた、もしくは、夏休み滞在したお母さんたちと面と向って話したのだろうか?
福島から北海道に避難してきた家族のなかには、短期避難ではなく、ここで生活を再建しようと覚悟を決めている人もいる。
夫を説得できず、とりあえず子どもだけ連れてきた母親も多い。
このところの知事の言動は、そうした母親たちの気持ちを逆撫でするようなものでしかない。
結局、やさしい母親像は、選挙のためのパフォーマンスでしかなかったのだろう。

北海道経済のために、子どもたちを、そして豊かな自然を犠牲にしたいなどとは絶対に思わない。
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by k_nikoniko | 2011-08-27 11:49 | 原発・核
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