フリーライター木村嘉代子のブログです。日々感じたことを綴っています。Copyright(C)2005-2016 Kayoko Kimura
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フランスの原発労働者2,606人が過剰被ばく

フランスの脱原発市民団体から届いたニュースです。

2016年9月6日にIRSN(フランス放射線防護原子力安全研究所)が原子力産業で働く労働者の被ばくに関する報告書を発表した。

それによると、2015年に放射線量測定を受けた365,830人の労働者のうち、核物質を使用する労働者(ウラン濃縮工場、核燃料製造、原子力発電所、燃料取り出し、解体作業、核廃棄物)の2,606人が年5m㏜以上の被ばく線量で、14,138人が1m㏜以上が被ばく線量だったという。

過剰被ばく労働者が多い上位企業は、アレバとフランス電力公社である。

被ばく線量は20m㏜以上だった労働者は2人おり、アレバの労働者が20m㏜を1.1m㏜上回り、フランス電力公社の労働者が3m㏜上回っていた。
別の1人は500m㏜以上の被ばく線量だった。
原子力産業で働く人の年間の被ばく線量は1m㏜に制限されている。

原子力産業で直接もしくは間接的に働く人の30%が、平均の1.17m㏜~1.38m㏜以上の被ばく線量だった。

集団積算線量は、2014年の56.3人シーベルトに対し、2015年は61.9人シーベルトと増加している。

IRSNの報告書PDFはこちら(フランス語で、130ページのボリュームです)


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# by k_nikoniko | 2016-09-29 23:06 | 原発・核

「歌声にのった少年」を観ました

歌声にのった少年」(原題「The Idol」)は、パレスチナのガザで暮らす少年が、オーディション番組「アラブ・アイドル」に出場し、スーパースターとなったサクセスストーリー。
2013年に優勝者となったムハンマド・アッサーフの実話をもとに作られた作品です。

ムハンマド・アッサーフは、ガザのハンユニス出身。
昨年、やはりハンユニス出身のマジダさんが来日したときに、彼の話を聞き、ネットにアップされているビデオを一緒に観ました。
マジダさんは、戦争で傷ついた子どもたちの居場所となる児童館などを運営しているスタッフ。
ムハンマド・アッサーフは教え子のひとりだったそうで、「同じ街の出身なの!」と大興奮でした(それについては、こちらにアップしてます)。

この映画には、紛争も爆弾も出てきません。
ガザで暮らす人々、特に子どもたちが生き生きと描かれ、暗くはなく、全体的に深刻すぎもしません。

それでも、爆弾で崩壊した建物、危険な仕事に巻き込まれる子ども、ガザから外に出る難しさ、などについて、映画を通して知ることができます。

印象的だったのは、少年の「スター歌手になって世界を変える」夢が破れ、大人になってタクシー運転手で学費を稼ぐムハンマドの眼つき。
若くエネルギーはありあまっているのに、それをぶつける場がなく、怒りと焦りが混じった彼の目は、危険な匂いが漂っていました。

ガザに限らず、シリアやイラクやその他多くの国に、こうした若者がたくさんいるのだと思います。
スターになるなど、ごくごく稀。国外に出て、仕事を得ることさえ難しい。
フラストレーションをためた若者が、過激な行動に走ることもありうるという現実が、この映画から伝わってきます。

ひとりの若者が国民の、さらには中東の期待を一身に背負うのではなく、それぞれの若者が自分の夢に向かって進めるように、パレスチナや中東に平和が訪れることを願わずにいられません。

ところで、パレスチナの映画はこれが2本目です。
最初に観たのは、「ガザを飛ぶ豚」(原題「Le Cochon de Gaza」)。
ガザに住む漁師が豚(イスラム教では不浄のもの)を釣り上げてしまう、というお話。
笑えます、が、悲しくも…。おすすめです。


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# by k_nikoniko | 2016-09-28 23:10 | カルチャー

「3.11甲状腺がん子ども基金」が設立

9月26日から福島市で、子どもの甲状腺がんをテーマにした国際会議が開かれているそうです。
福島県が福島第一原発事故時に18歳以下だった約38万人に実施している「県民健康調査」では、6月末現在で135人が甲状腺がんだと診断されました。

福島では、子どもが甲状腺がんと告知されても、当事者の子どもも家族も世間の目を恐れて孤立し、患者の家族同士がつながることさえ難しい状況だといいます。
先行検査(2011~2013年)で小児甲状腺がんが確定した福島の子どもは85人、そのうち手術待ちは23人でした。
こうした子どもや家族を支援しようと、「3.11甲状腺がん家族の会」が発足したのは今年3月12日です。

個人的な話ですが、私の身内は3人、がんを告知されています。
当事者でないにしても、生存率が高くても、がんの告知を聞くのは落ち込みます。
何回聞いても慣れるような話ではありません。
誰にも相談できない状況を想像すると、とても胸が痛みます。

小児甲状腺がんと診断された本人や家族は、治療などの経済的負担も大きく、困窮しがちだそうです。
まずは経済的に支援を、と「3.11甲状腺がん子ども基金」が設立され、9月17日に設立記念シンポジウムが開催されました。
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シンポジウムでは、代表理事の崎山比早子さんが、日本甲状腺学会雑誌で放射線被ばくが「甲状腺がんのリスクファクター」の最も高いグレードAであると紹介。

この日本甲状腺学会雑誌(2010年10月)の「甲状腺がんリスクファクター」の部分(特集「甲状腺腫瘍の診療ガイドライン」)は、PDFでネットにアップされています(雑誌の99ページ、PDFの4ページ目)。
Q&A方式で、「甲状腺癌のリスクファクターにはどのようなものが存在するか?」との質問の回答は次の通り。

推奨グレードA:放射線被曝(被爆時年齢19歳以下、大量)は明らかなリスクファクターである。
推奨グレードA:一部の甲状腺癌には遺伝が関係する。
推奨グレードB:体重の増加はリスクファクターである。
これ以外に科学的に立証されたリスクファクターは今のところ存在しない。

このガイドラインによると、科学的に立証されたリスクファクターは、放射線被曝、遺伝、体重増加だけで、これを福島の子どもに適用すると、「放射線被ばく」は最も重要なファクターとしてはずせないということになります。

にもかかわらず、県民健康調査を担当する福島県立医大は「放射線の影響は考えにくい」と主張しています。
しかも、福島県では、甲状腺検査が「過剰診断」との意見も出ており、検査縮小に向けた見直しの動きがでているそうです。


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# by k_nikoniko | 2016-09-27 23:51 | 原発・核

「シン・ゴジラ」を観ました

東京に突如出現したゴジラの対応に右往左往する政府。
東日本大震災や福島第一原発事故などでの政府の対応が少しずつ明らかになっている今、その描き方がかなりリアルでした。

”ゴジラ”は実際に現れないだろうけど、災害や有事の際に、この国はこんな対応をするんだろうなぁ、と、フィクションでありながら、現実を突きつけられます。

不測の事態でも、組織のルールにしばられて身動きできない政治家や官僚。
災害にはまったく脆弱な東京という街。
自衛隊の存在のあり方、米軍とのからみ。
アメリカの関与、そして、国際社会における日本の立場。

シン・ゴジラ」では、日本を守ろうと必死に動く優秀な人たちが登場しますが、ノンフィクションでもそういう人たちが活躍するのだろうか…。

この作品、ジェンダーの視点からも興味深いです。

まず、政府など会義のシーンは男性ばかり。政治家も閣僚も男性ばかり。
会議や対策本部の準備でホワイトボードなどを運んでいるのは女性。
そして、お茶を出すのもおばさん(片桐はいり)。

1954年の「ゴジラ」の予告編でも、政府の会議シーンは男性ばかり。
東京の街並みは完全に変わっていますが、60年以上たっても、日本の政治の世界はほとんど変化なしです。

日本側で光っていた女性は2人だけ。

ひとりは防衛大臣。
余貴美子が演じ、自衛隊に出動命令出すときの迫力、やや薄ら笑いするところが怖い。
というか、現防衛大臣と重なります(この作品の製作時には、彼女ではなかったので、もしかしたら、現東京都知事をイメージしていたのかも)。

もうひとりは、環境省の課長補佐(市川実日子)。頭は切れるが、この肩書。

それとは対照的に、アメリカ大統領特使は、石原さとみ演じる女性。
日本人の祖母を持ち、将来の大統領候補という役どころ。

ちらりとしか出てこないけれど、ドイツ人の科学者も女性でした。

意図的なのかはわかりませんが、女性のエンパワーメントがこう描かれています。

最後に、ゴジラは放射能廃棄物を食べて進化し、上陸して放射能をまき散らし、東京を汚染する、という設定です。
脱原発作品、といえなくもありません。
官邸前デモ(「ゴジラをとめろ」とか叫んでました)も一瞬映ります。

これだけのスポンサーで(「協力:電通」ともあった)、こうした作品を上映できるということに、少なからず感動を覚えました。
日本にもまだ、表現の自由があるのだと、安心もしました。


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# by k_nikoniko | 2016-09-14 23:05 | カルチャー

降矢ななさんの個展に行ってきました

絵本作家・降矢ななさんの個展「キツネ&オオカミづくし」展に行ってきました。
昨日で終わっちゃいましたが…。

小さな木板に描かれたキツネとオオカミ。
いまにも動きだしそうで、楽しい気分になりました。

作成中の様子と作品の一部は、ブログ「きつね女房日記・降矢ななのスロバキアだより」で少し紹介されています。

最新刊『いつだって ともだち』(内田林太郎作、偕成社)の原画も展示されていました。
キツネやオオカミ、他の動物たちの表情が豊かで、色のタッチがとても好きです。
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このところ人間関係ギスギスしていたので、心にしみいりました。

そうそう、「いつだって ともだち」といえる友だちが少しでもいれば、元気になるよね。


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# by k_nikoniko | 2016-09-11 16:29 | ひとりごと

松元ヒロさんのソロライブに行ってきました

松元ヒロさんのソロライブ「ひとり立ち」に行ってきました。

約2時間ぶっとうしのコント。どっぷり楽しみました!

時事ネタに大笑い。
沖縄のストーリーにしんみり。
永六輔さんのエピソードも(世代的に懐かしい~)。

松元ヒロさんが笑いで訴えた、政治と社会の不条理。
劇場ではいっぱい笑ったけど、実社会では笑い飛ばしちゃだめだよね。

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# by k_nikoniko | 2016-09-10 20:18 | ひとりごと

フランスDV夫殺害の女性の減刑が大々的な支援で不利に

フランスで、DV夫を殺害した女性の仮出所をめぐり、大きな話題になっている。

ジャクリーヌ・ソヴァージュさん(68歳)は、47年の結婚生活で暴力をふるいつづけた夫を殺害し、2015年に禁固10年の刑が確定した。
彼女の境遇に同情を寄せ、情状酌量を訴える支援運動が広がり、仮出所を求める署名は43万筆集まった。
2016年1月にはフランソワ・オランド大統領が「恩赦」を発表し、すでに3年以上を服役しているソヴァージュさんは、4月中旬に釈放される見込みだった。
しかし、8月12日、刑罰適用裁判所は、ソヴァージュさんの仮出所請求を却下。

その理由は、「メディアでの大々的な支援キャンペーンでソヴァージュさんの被害者意識が高まり、加害者としての反省に欠ける」といったものだった。
「ソヴァージュ事件のメディアでの報道」は弁護士や支援者たちが画策でもあり、それによって大統領の恩赦を引きだしたが、皮肉にも受刑者の出所に不利に働いたというのだ。

”人権”、そして”愛”の国といわれているフランスだが、この国でもDVは深刻な問題だ。
それ自体への関心もさることながら、今回の事件で私が最も驚いたのは、メディアを使った支援運動が、女性の減刑の妨げになったという点。

日本でもDV夫が原因の殺害事件は日々起こっているが、暴力に耐えつづけた末に夫を殺害した女性を支援する動きが、大きくメディアで報じられることはほとんどない。
ましてや、そうした支援運動に心を動かされ、首相が恩赦を与えるなど、たぶんありえない。

ソヴァージュさんは、15歳で結婚して以来、夫から殴られつづけ、娘たちも強姦され、息子も虐待されていた。
2012年9月、息子が自殺した翌日に、彼女は夫の背中をライフル銃で3発撃ちこんで殺害した。

2014年10月に禁固10年の刑を言い渡され、2015年12月の 控訴院でも「正当防衛」の主張が棄却された。
この12月の判決の後、ジャクリーヌさんの娘は、フランソワ・オランド大統領に母親の恩赦を陳情。
「10年の禁固刑は不当」と訴え、著名人らが支援会を立ち上げ、約150人の賛同人を集めた。政治家も右派左派にかかわらず、ソヴァージュさんを支援。
仮出所を求めて、43万筆の署名が集まった。

オランド大統領は、1月29日にジャクリーヌさんの娘と会談し、1月31日に恩赦を発表。
大統領の恩赦は、釈放後の「危険性」について心理学の専門家などからの審査を経て、条件付き(たぶんGPS監視のもと)仮出所を即時請求できるというもの。

ソヴァージュさんは2月初旬に、「危険性」の審査を受けるために、別の刑務所に移動させられていた。
この審査で、彼女に”不利な意見”が出たといわれ、「彼女にはいまだ精神的なサポートが必要」と判断された。

そして、「この事件がメディア化され支援さたことで、ソヴァージュさんは犯罪者という状況から一気に被害者として有利な立場になり、罪の意識を忘れてしまっている」との理由で、仮出所が却下された。

この決定に、弁護士や専門家、そして多くの支援者たちは騒然となった。
ソヴァージュさんの弁護士や刑務所管理者、多くの専門家は、「彼女は何の危険性もなく、常習犯の恐れもない」と主張している。

この決定を受け、ソヴァージュさんは、「自分への司法の嫌がらせに疲れ果てた」と弁護士に述べ、再請求をあきらめる意向を示した。
しかし、8月21日(日)に仮出所の再要請を行ったという。8月22日が要求手続きの期限だった。

「メディアの過剰報道が不利に働いた」との指摘から、ソヴァージュさんの支援会は、公開活動を縮小することを決めたという。

ソヴァージュさん自身はこれまでメディアで何の発言もしておらず、支援者たちはインタビューやテレビ出演を自粛することを発表した。
9月10日にパリで予定されていた集会も中止する。

ただ、仮出所却下が決まった翌日の8月13日にはじまった署名だけは継続するという。
署名は、8月22日19時現在で242000筆以上集まっている。

今回の事件がきっかけで、正当防衛の適用範囲を見直す議論も巻き起こった。
ソバージュさんのように、長年繰り返された暴力に対して相手を殺害した場合は、フランスの法律上の正当防衛に適合しないため、家庭内暴力の被害者へも拡大するよう、女性の人権団体などが訴えている。

ジャクリーヌ・ソバージュ事件について、日本語の記事はこちら。
暴力夫を殺害した女性受刑者に恩赦、仏大統領(AFP)
47年間の忍耐の末に…。(オヴニー・パリの新聞)


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# by k_nikoniko | 2016-09-01 23:06 | ジェンダー

むのたけじさんの2014年都知事選の思い

むのたけじさんのお話を、1度だけ、間近でお聞きしたことがあります。
2014年2月3日、「原発都知事一候補に統一を呼びかける会」の記者会見。

99歳でいらしたけれど、ときどき手を振り上げ、力強い声で語られました。
そのお姿に圧倒され、強烈な印象となっていまでも残っています。
あのとき、直接お目にかかれてお話が聞けたこと、とても幸運でした。

あの日、「ジャーナリズムの道を歩んで78年目」とおっしゃい、「会場においでになっておりますマスコミ関係の方々にお願いいたします。ぜひ、こういう動きがあるということを、日本人に広めてください」と訴えられました。

が、あの席にいた記者たちの多くは、パソコンの打ち込みに一生懸命で、むのたけじさんの表情や手振りを見ていなかったのではないかと思います。
翌日の新聞やテレビではほとんど報道されませんでした。
このときの憤りは、こちらに書いてます。

あらためて、あの日のむのたけじさんのお話を書き起こしました。

動画でも観ることができます。
「原発都知事一候補に統一を呼びかける会」記者会見
むのたけじさんの登場は、25分25秒~35分45秒です。

むのたけじさんのお話
 ↓


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# by k_nikoniko | 2016-08-31 17:49 | ひとりごと

「道新のセクハラ対応を民事提訴」記事掲載のお知らせ

先週26日発売の『週刊金曜日』アンテナに、「社内のセクハラ被害で自殺 『道新』の対応を民事提訴」を書きました。

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先週8月22日の民事提訴には、北海道のテレビ局5社、新聞社(『北海道新聞』以外)、通信社が取材にきていましたが、テレビの報道はなし、共同通信が配信した記事を産経新聞が掲載、朝日新聞が独自記事を掲載しました。

いつもはセクハラ事件を大きく取り上げるマスコミも、同じ業界内のセクハラ問題になると、自己規制がかかるのか、口をつぐむ傾向にあります。

ネットで読める記事としては、こちらがよく書けています。
道新「セクハラ自殺」問題が法廷の場へ 問われる人権への姿勢


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# by k_nikoniko | 2016-08-30 08:55 | ジェンダー

北海道新聞社のセクハラ事件

北海道新聞函館支社で起きたセクハラ事件に関して、2015年12月9日に『The Japan Times』に掲載された記事です。

Sexual harassment at bōnenkai, inept handling, a suicide
忘年会でのセクハラ、不適切な対応、自殺
職場での女性の権利が守られていないという日本の現実を示す事件

忘年会シーズンがやってきた。多くの労働者にとって、年末の飲み会シーズンは、羽を伸ばし、過ぎ去った12か月のあれこれを喜んだり憐れんだりする歓迎すべき時期である。しかし、一部の女性たちにとっては、酒の勢いで羽目を外し、酔っぱらった男性たちに囲まれ、セクハラが増える恐れがあり、悩ましい時期でもある。

昨年(訳注:2014年)12月8日の『北海道新聞』(以下、『道新』)函館支社の総務グループの忘年会で、40歳の同社嘱託看護師の女性が、営業部総務担当次長と同部員からセクハラを受けたという。2か月後の2月21日未明、その女性は自宅の火災による一酸化炭素中毒で亡くなった。彼女は亡くなる前日、『道新』の無神経で冷淡な対応を批判する告発資料を、北海道内の新聞およびテレビ局8社を含む13の機関に郵送していた。

焼け残った彼女の自宅の物置からは、「葬式はやらないで下さい」とだけ記した手書きのメモが見つかった。女性の遺族は、セクハラと会社の不適切な対応が原因で娘が自殺したと信じて疑わない。

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# by k_nikoniko | 2016-08-27 07:55 | 掲載記事(2011~)